ココノコボ

2021/11/21(日)22:23

燕雲台-The Legend of Empress-#48 ゆっくり最終話( ˙꒳​˙ )

燕雲台-The Legend of Empress-全48話(48)

燕云台 The Legend of Xiao Chuo 最終話「国土と結ばれた運命」 聖宗(セイソウ)・耶律隆緒(ヤリツリュウショ)が祝勝の席で皇太妃・蕭胡輦(ショウコレン)から兵権を奪おうとした。 散会後、皇太后・蕭燕燕(ショウエンエン)は大姐の面目を潰した息子に腹を立てたが、韓徳譲(カントクジョウ)は聖宗の立場に理解を示す。 すでに各部族の兵権は集約され軍が再編されたが、国阿輦(コクアレン)斡魯朶(オルド)だけが返上されず、批判の的になっていた。 しかしこうなってしまった以上は仕方がない。 燕燕はこの件を自分に任せて欲しいと言った。 (  ̄꒳ ̄)いや~朕に任せたからこのザマなんですけど~ 翌朝、胡輦が荷物をまとめていると燕燕がやって来た。 「ちょうど良かったわ、別れの挨拶に行こうと思っていたの」 胡輦は姉妹の情で上京に戻ったが、妹は権謀術数に長けた皇太后になっていたと嫌味を言う。 「罨撒葛(エンサーグァ)も烏骨里(ウグリ)もあなたを警戒しろと言っていた  それでも妹を信じようとした私にこんな仕打ちを?  …罨撒葛は国阿輦を最後の切り札だと言い残したわ、決して渡してはならぬとね…」 胡輦は国阿輦を連れて北方へ戻ると言った。 しかしそこへ血相を変えた高六(コウリク)が駆けつける。 実は燕燕に反発した撻覧阿鉢(タツランアハツ)が数人の兵と一緒に聖宗を襲い、投獄されていた。 (  ̄꒳ ̄)え___「俺たちが君主になろう」って本気だったのね___ 聖宗は負傷したが命に別状はなかった。 しかし侍医の話では聖宗がかわしていなければ命も危うかったという。 胡輦はひざまついて撻覧阿鉢をかばい、命だけは助けて欲しいと嘆願した。 「国阿輦を返上し、私が罰を受けます」 これには燕燕も聖宗も開いた口が塞がらない。 「大姐、命乞いをするなんてどうかしている!陛下の命も蕭家も顧みないというの?」 「…全てを差し出しても救いたいのです」 「何を申すか!」 聖宗は憤慨し、皇太妃を追い返した。 (  ̄꒳ ̄)だーじぇぇぇぇマジかぁぁぁ___ 撻覧阿鉢は激しい拷問の末、聖宗を襲った罪で斬首を言い渡された。 すると胡輦が配下たちと天牢を襲撃、楚補(ソホ)を殺害して撻覧阿鉢の救出に成功する。 その頃、韓徳譲も知らせを聞いて聖宗を見舞った。 聖宗は軽症なので心配ないと母を安心させたが、韓徳譲は母にとって息子の怪我は重大事だと笑う。 しかし思わぬ急報が舞い込んだ。 皇太妃が牢を破り、撻覧阿鉢を連れ去って上京を脱出したという。 「…大姐を失ってしまう」 燕燕はこのままでは姉を守れなくなると胸が痛んだ。 胡輦たちは一路、可敦(カトン)城へ戻った。 「帰って来たわ、もう大丈夫よ」 深手を負った撻覧阿鉢を自分の寝宮へ運び入れ軍医を呼んだ胡輦、すると高六が駆けつける。 「蕭継先(ショウケイセン)が城に迫り、勅命を伝えました、″降伏すれば殺さぬ″と」 「そう言って皆殺しにするのよ…国阿輦を招集し、応戦せよ!」 (  ̄꒳ ̄)大姐暴走~ 胡輦は城楼から朝廷の大軍を見下ろした。 そこには幼い頃から手塩にかけて後継者に育てた蕭継先の姿が見える。 すると継先は手を振り下ろし、ついに兵を動かした。 大軍は容赦なく攻め込み、高六は皇太妃を逃がして城楼で絶命してしまう。 (  ̄꒳ ̄)まさか___ラスボスが大姐___南朝とは何だったのか? 胡輦は福慧(フクケイ)と南宮へ戻った。 そこで撻覧阿鉢を連れて避難することにしたが、朝廷軍に包囲されてしまう。 「太后の命により皇太妃を連れ戻す!」 「…俺が全て悪いんだ、俺だけ行く」 「ダメよ!決して離れないわ」 すると撻覧阿鉢は胡輦を守るため反撃に出た。 しかし多勢に無勢、結局、その場で刺し殺されてしまう。 (  ̄꒳ ̄)ぁぁぁ____若い燕ががががが___ 胡輦は上京に連れ戻された。 するとその夜、燕燕がやって来る。 「大姐…」 「…私は臣下です、姐だとは思わないでください」 燕燕は昔に戻ろうと言ったが、胡輦は戻りたくても燕燕はもはや昔の妹ではないという。 「私にはもう妹妹などいない、あなたを愛し、何事も譲った…これがその報いなの?  罨撒葛も烏骨里もあなたのせいで死んだ…そして撻覧阿鉢まで奪うなんて…」 「謀反を起こしたのよ?私の咎だと?」 「己の過ちにまだ気づかない?」 (  ̄꒳ ̄)気づかないわ___ 「家族の情を捨て、天下のことしか頭にない、それで心が休まる?」 (  ̄꒳ ̄)ってか姉さんたちが男のことしか頭にないからじゃ___ 胡輦に責められた燕燕は困惑した。 皇太妃を断罪する奏状が山積みになる中、何とか大姐を救おうと必死で闘っている。 すると胡輦は燕燕に国阿輦の兵符を突き返した。 「奪えばいい!これが欲しかったのでしょう?!」 「まさか…私にとってこの兵符が大姐より大切だと思っているの?」 「私に会いに来たのは兵符のため、自分でも分かっているはずよ  今のあなたはすでに私の妹ではない…私のために悩まなくて結構!」コケコッコ〜🐔 「私にはもう大姐しかいない…何があっても三姉妹は一心同体だと言ったでしょう?  私がいる限り誰にも大姐を傷つけさせない」 「私を傷つけているのはあなたよ、いっそ殺してちょうだい!これ以上、顔も見たくない」 (O_O)え___だぁぁじぇぇぇぇ___どうしちゃったの___ 韓徳譲は政務から戻らない燕燕を心配して様子を見に来た。 すると燕燕が疲れ切って居眠りしている。 机にはたくさんの奏状があった。 徳譲は燕燕に自分の上着を掛けて奏状を確認していると、ふと燕燕が目を覚ます。 「皆が大姐を殺せと言うの…」 「天下の声に応え、我々は何らかの決断を下さねばならぬ」 「…命を下す、皇太妃・蕭胡輦は独立を企て、謀反の大罪を犯した  しかし過去の功績を鑑みて死罪は免じ、身柄を懐(カイ)州に留めて幽閉、永久に解放せぬこと」 統和27年、皇太后・蕭燕燕は聖宗に政の実権を渡し、摂政の座を退いた。 そんなある日、病にむしばまれていた燕燕がついに倒れてしまう。 「大姐…大姐……」 「燕燕?」 韓徳譲がうなされる燕燕に声をかけると、ようやく燕燕が目を覚ました。 寝所には知らせを聞いた聖宗と皇后・蕭菩薩哥(ショウボサツカ)、耶律観音女(ヤリツカンノンジョ)、耶律隆祐(ヤリツリュウユウ)が揃っている。 「私は大丈夫、誰もがいつかこの日を迎える、恐れはしない…ただ…」 燕燕は徳譲にひとつだけ気がかりがあると訴えた。 (  ̄꒳ ̄)そう言えば別腹の皇子がもう1人…ってまさかぁぁぁ___あ、只没と出家?違うか その頃、幽閉された胡輦は雪の舞う中、剣の稽古に没頭していた。 すると懐かしい旧友が現れる。 「何年ぶりかしら?…韓大人が急に来るなんて、太后に何かあったのね?  ふっ、己の死期を悟り、隆緒では私を抑えきれぬからあなたを寄越したの?そうでしょう?」 「燕燕は遼を揺るがすことを望まぬ、私も同じだ」 「ふふふ、まさかそこまで私を脅威に感じているなんてね」 胡輦と韓徳譲は幼なじみだった。 ふと思い出す徳譲への淡い初恋、あれからずい分と遠くに来てしまったようだ。 「燕燕が羨ましくなる、愛した人に誠実に尽くされて、老いるまで共に歩んだ  そんな幸せは滅多にない…特に私には…」 徳譲はそんな胡輦の無念の思いを全て自分が受け止めると言った。 すると胡輦は初めて自分の本心を赤裸々に告白する。 「燕燕が後宮に入る前、父に訴えたの、燕燕のため私が代わりに嫁ぐと…  妹の幸せを願ったからよ、でも思い返してみるとそんな理由じゃなかった」 胡輦は自分にも燕燕に負けないくらい野心があったと言った。 人前ではおくびにも出さず品行方正に振る舞いながら、自分自身でさえその存在を認めていなかったという。 しかし長公主を母に持ち、后族の宰相の娘、皇子に嫁ぐと定められ、国母としての振る舞いを自分に強いて来た。 「ふっ、この変化と結末を誰が予想したかしら?」 権力とは恐ろしい。 まるで全ての者をのみ込み、逃れられない渦のようだ。 ↓ちょっと何言ってるか分からないですぅ___ 胡輦はもし罨撒葛が先に黒山に到着して自分が権力を握っていたら、烏骨里は死ななかったと言った。 しかし徳譲は罨撒葛が皇帝になったら漢制改革が進まず、遼の民政と軍政は全く違うものになり、″澶淵(センエン)の盟″もなし得なかったと断言する。 「遼の行く末は分からないわ、この世は変幻無常だから…私たちのようにね  燕燕より先に出会い、年齢も近い私ではなく、あなたは燕燕を愛した」 「…我々は共に考えを隠し、人に動かされ、大局を前に用心し過ぎるきらいがある  しかし燕燕は己が求めるものも、最も大事なことも一貫して明確だ」 胡輦は父から感情で動くなと言われて納得できなかったことを思い出した。 心任せに動く燕燕とは違い自分は大局を見てきたつもりだったが、なぜ父の評価は正反対なのかと。 「やはり見抜いていたのね…  生涯、慎重に過ごした私はたった一度、己の心に従い、引き返せなくなった  でも生涯、我を通した燕燕は自由に生きる権力を得たわ  …気心の知れたあなたが私を見届けてくれるなら、円満な解決ね?」 すると徳譲は大きなため息をついた。 「胡輦、考えすぎだ…  燕燕は君に伝えたかっただけだ、今生、君と姉妹でいられてとても幸せだったと…」 (  ̄꒳ ̄)ここってもしやポンポンの家?アーボーつながり?考えすぎ? 燕燕と韓徳譲は幽州に立ち寄り、燕雲台に立った。 ( ๑≧ꇴ≦)<って燕燕、生きてたんかーい! 「18歳のあの年、大姐は私を燕雲台から連れ戻した  あの時から私の運命はこの国土と固く結ばれている  帝王とは孤独なもの、愛する人たちは次々と離れていったわ  今そばにいるのは徳譲、あなただけ」 「君と南へ向かったあの年、目にしたのは貧困にあえぐ民の姿だった  しかし今は平和な光景が広がっている…私たちは生涯、遼のために生きたのだ」 すると徳譲は燕燕の手を取った。 「君と共に末永い功績を残せた…この人生に悔いはない」 ↓(  ̄꒳ ̄)まあ2人にはないよね___ …統和27年12月、蕭綽(ショウシャク)は捺鉢(ナバ)への道中、病により逝去した 息子・隆緒が贈った尊号は″睿徳神略応運啓化承天(エイトクシンリャクオウウンケイカショウテン)皇太后″である そして蕭綽の逝去の15ヶ月後、韓徳譲も病で世を去り、蕭綽が眠る乾陵の隣に埋葬された… 完 …そして今も燕雲台の板石の下には二人の髪の毛が挟まっている…ヒイィィィ!!(゚ロ゚ノ)ノ って オカルトかっw そんなわけで(ってどんなわけ?)だーじぇの恨み節で終わりました 何だか思ってたんと違うw

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