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クルマ、バイク、鉄道模型など趣味で人生を楽しむ

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2025.10.31
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カテゴリ:クルマ
​​お蔭さまで閲覧数が168,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,700名強いらっしゃいます。
ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。



皆さん、別稿の「なぜポルシェGT3/GT3RSを買わないか」(https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406160000/)をご覧いただいている方も多いと思いますが、冷やかしで色々中古車を見ている訳ではなく、最近の相場軟化に伴い、買う気でこの数か月買い得の個体を探し続けてきました。
その結果、ついにGT3RSの購入を決めましたので、追って投稿させていただきますが、中古車選びのポイントを最新情報と経験に基づいてまとめてみましたので、真剣に探している方はぜひ参考にしてください。

対象とした「GT3RS」は991.1前期型、991.2後期型、992現行型です。

■991.1前期型

特に注意すべきは発売後10年近く経過しているので、コンディションの個体差が非常に大きいことです。
発売直後の初期生産700台に関して、コネクティングロッド不良によるエンジン交換リコールがありましたが、マニュアルの点検記録簿でまず確認してください。
次にサーキット走行歴、CUP2の交換状況、社外パーツ交換状況、社外デカールの貼付状況を注意深く確認しましょう。
写真の個体はサイドデカールとして991.1後期型純正品を真似た社外品を貼ってありました。
また、実車確認で判明したのですが、フロントフードにGT2RSの純正デカールを真似た社外品デカールが過去に貼ってあり、それを剥がした日焼け跡が残っており、リペイントが必要な状態でした。
以上のことはカーセンサーの商品説明には全く書かれていませんでした。
ポルシェセンターでなく、街のショップで売られていたのですが、コレクターアイテムにも関わらず、なぜ認定中古車になっていないのか、原因を考えたいものです


991.1でオプションの純正デカールを施工した数少ない個体です。
サイドデカール・オプションはナローポルシェのような横長のPORSCHE文字仕様しか、当時ありませんでした。


写真の997前期型と下写真の997後期型は「GT3RS」の派手なサイドデカールがオプション設定されていました。その後、991.1前期型だけ設定がなくなって2枚上の写真のようなデカールに変更され、不評だったため、991.2後期型で派手なデカールが復活しています。


997後期型のオプション純正サイドデカール施工例です。


■991.2後期型

991.2後期型でもコンディションの個体差が小さくないので、注意して確認しましょう。
この個体はかなり奇麗そうに見えますが、フロントウィンドウの傷の有無を問い質したところ、4か所の傷があり、画像で確認して交渉した結果、無償で交換してくれることになりました。認定中古車だからと安心できない事例です。


■992現行型(992.1)

スリット、ダクト、ハイマウントのスワンネックウィングとかなり派手な992型の外観に加え、この個体のようにガース・レッドのホイールとサイドデカールの組み合わせになると、将来売るのに苦労するかも知れません。グループ5でしか見たことがないルーフより高いアッパー可動式のリアウィングだけでも迫力に圧倒されます。
この認定中古車は2023年式ですが、すでに走行距離が7,000kmであったため、4,000万円強でも売るのに苦労されている様子でした。

10年近く経過した991.1前期型でさえ、2,400-2,600万円はする高価な買い物です。
992.1のバイザッハPKG装着車に至っては、ピークの無走行登録車6,500-6,900万円から相場がかなり落ち着いたとはいえ、依然4,800-5,300万円です。「細かいことはまあ、いいや」で済む買い物ではありません。
将来の処分のことまで考えて、売買差額を小さくする努力が欠かせません。
「安く買える個体」よりも「高く売れる個体」を探しましょう。
実車確認の訪問は一番最後です。
実際に見てしまうとほしくなり、「これしかない、今買わないと売れてしまう」などと冷静さをなくしがちです。

次の事項を訪問前にチェックしましょう。

1.新車価格+オプション価格に相当する価格帯で探す。
ポルシェのコレクターアイテムは当初のプレミアムが転売ヤーの暗躍で大変大きいですが、大体、7-8年落ちで相場として落ち着くのは新車価格とオプション価格の合計当たりの価格です。

因みに新車の発売時の車両本体価格(税別)は、
991.1前期型が2,530万円、
991.2後期型が2,692万円、
992現行型は3,134万円(途中から円安で3,378万円に値上げ)
です。

オプション項目の確認も欠かせません。
通常総額で991型なら300-400万円、
992型でヴァイザッハPKGなしなら200-300万円、
付きなら700-800万円前後です。

オプション項目別に見ます。
フロント・リフター(フロント・アクスル・リフトシステム)はほとんど必須ではないでしょうか。価格51.6万円(発売時税込み、以下同)。
ロールケージがレス・オプションで付いていない個体もたまにあり、一見使い勝手がよさそうですが、GT3RSの性格上、将来売る時には減点項目になるかも知れません。
余談ですが、米国ではロールケージ付の車両は販売が禁止されています。
マトリックスLEDヘッドライト43.4万円も必須に近いでしょう。
セラミック・カーボンブレーキ(PCCB)は151.4万円。標準の鋳造製のほうがよいというのは迷信です。

ポルシェのオプションは非常に複雑で、基本構成、無償オプション、有償オプションに分かれ、プロでさえ、判別が難しいくらいです。
本来は新車注文時のオーナー氏名宛ての「カスタマイズ」リストが交付されているのですが、中古車を買う場合にはまず付属していません。また、フェラーリのようにオプション・プレートがフロントのラゲージ・スペース壁面に付いている訳でもありません。
ポルシェ・センター以外から買われる場合はひとつずつ入念にチェックしてください。
新車保証の継承完了と装備オプション内容を確認するために、買ってすぐにポルシェセンターに持ち込まれることを推奨します。

最後に最も重要なオプション、「ヴァイザッハPKG」を深堀りします。
992型の「ヴァイザッハPKG」は何と599.5万円。単に派手な外観の違いだけでなく、レーシング・カーにさらに近づけるマニア垂涎の(将来売りやすい!)差別化仕様ですから、多少無理しても装着車を買うほうが絶対いいです。中古車相場も600万円差で推移しています。


■992現行型「ヴァイザッハPKG」装備車

フロントフードやルーフ、リアフェンダーの一部、エクステリアミラーのアッパーシェル、ロールゲージ(クラブスポーツのスチール製より6kg軽)がドライカーボン製になります。
フロントのエアインテーク、リアのディフューザー、フロント&リアのアンチロールバー、リアのカップリングロッド、リアアクスルのシアーパネル、サイドスカートがCFRP(炭素繊維強化プラスティック)製になります。
ポルシェはフェラーリやマクラーレンと違い、何でもドライカーボンにするのではなく、損傷しやすい下部の外装パーツは交換コスパを考えてCFRPやマグネシウムにしています。
ホイールがマグネシウム鍛造製(8kg軽)になるほか、細かいところではPDKのパドルシフトもマグネシウム製です。その結果、「クラブスポーツPKG」装備車よりも合計22kg軽量化されています。
GT3のPDK仕様車に比べ、元々GT3RSはエアロパーツの追加にも関わらず、15kg増の1,450kgしかありませんが、ヴァイザッハPKGで逆にGT3のPDK仕様車より軽くなる訳ですから、このオプションは見逃せません。
「クラブスポーツPKG」は無償オプションで、フルバケットシートにシュロスの6点式シートベルトとロールゲージ(スチール製)が付き、ルーフはマグネシウム製、ホイールはアルミ鍛造製になります。

たまに広告で「ヴァイザッハPKG」と「クラブスポーツPKG」の両方が装備されているような表現が見られますが、「ヴァイザッハPKG」を装備していれば、全て軽量化パーツに交換されているので、「クラブ・スポーツPKG」独自の優位装備品はありません。


オプション選択リストでは、無償オプションの「クラブスポーツPKG」も選択されたようになっています。



2.走行距離15,000km以内で探す。
  「厳しすぎる」とお感じになる方もいらっしゃるでしょう。しかし、買ってからの思わぬ修理支出をなくし、将来売却しやすくするためには重要です。もし、乗りつぶす覚悟でしたら、最低ポルシェセンターで車検を受けている個体にしましょう。
GT3RSは他のモデルのように有償で3年、5年のメンテナンス契約を付けられません。したがって、車検の時の修理代は全て実費負担になります。街のショップで車検を受けている場合は前オーナーが費用節約志向で最低限のメンテしかしていない傾向が強く、ディーラーのような専用テスターがある訳ではないので、走行距離が伸びるほど隠れた不具合箇所のリスクがあります。もし、車検の残存期間が短いようなら、最寄りのポルシェ・センターで車検を受けて納車という条件で交渉するのも得策です。
例えば25,000kmのような個体でもいいという方は、将来自分の乗る距離を加算して、同じくらいの走行距離の中古車が今いくらで売られているか、確認しましょう。991.1や991.2型になると、7-10年落ちになるので、年式よりも走行距離が中古車価格や売れ行きに大きく影響します。

希少性の高い「992型ヴァイザッハPKGクラス」になると、走行距離は5,000km以内に絞るのが賢明でしょう。4,800-5,300万円前後になるので、クルマが純粋に好きな方でも投資志向が強まります。リセールを考えると売る時点でも10,000kmを超えない余裕が欲しいところです。
また、走行距離だけでなく、年式も問題になってきます。
2022年8月からの日本での受注開始から2023年12月の受注締切に基づいて生産された992.1GT3RSは2023年11月から納車が始まり、2025年2-4月で納車が終わっています。
現在、市場で販売されているヴァイザッハPKGは主に2023年11月や2024年6-10月に納車された個体です。初年度登録が2025年の最終生産ロット車はまだほとんど販売されていません。

なお、後継の992.2型は2024年5月に発表されましたが、2025年から納車が始まったのはカレラ、カレラS、カレラGTS(ハイブリット)の3車種だけで、GT3やターボSは2026モデルでの展開が予定されています。992.2型はフルデジタル化とハイブリット化が売りですが、つい先日発表されたGT3はNAエンジンを維持しています。ただ、外観の変更はほとんどなく、パーフォーマンスの追加はありません。それとGT3でありながら、何とヴァイザッハPKGをオプションで付けることができるようになりました。ひょっとして、992.2型のGT3RSは作らない可能性もあります。
992.1以上に重くなったり、タコメーターやイグニッションスイッチまでデジタル化が進むのを嫌うパラノイアも多いので、992.1型ヴァイザッハPKGモデルの希少性や人気が衰えることは考えにくいでしょう。


アナログメーターとして唯一残るタコメーター。
なお、走行距離に関しては、業者によっては、走行距離の端数を切り捨てて(1,200km→1,000km)表示していることもあり、そのような業者は誠実性評価で減点して他の項目も丸呑みせずに注意深くチェックしましょう。

スイッチを回して始動する瞬間がたまらないパラノイアも多いはずです。
「Gentleman, engine start!」



3.整備記録に記載されている車検場所、オーナー数を必ず確認する。
 前オーナーの個人情報が入っているので、事前に整備マニュアルを直接見せてもらうことは難しいですが、整備記録の記載内容であれば、聞いたり、画像で送ってもらうことは可能です。
曖昧な対応しかしてくれないなら、スルーしましょう。


この個体は3か所のポルシェセンターで点検整備を受けており、途中で認定中古車の整備も受けているので、3オーナーですが、素性はしっかりしていることが分かります。


整備記録の他のページで写真のように検査時の登録ナンバーが記載されているので、それからもオーナー数が推察できます。


4.タイヤ4本の製造年週を確認する。
さすが、ポルシェだけあって、ホイールのガリ傷がある個体は滅多にないですが、タイヤは非常に重要な確認事項です。サーキット走行歴を推察する手立てにもなります。


「1123」ですから、2023年の第11週、つまり3月に生産されたタイヤであることが分かります。照会のうえ、必ず4本の画像を送ってもらいましょう。4本が同一でない場合はぶつけて交換した可能性があります。現にフロント2本だけ交換していた個体があり、こちらが指摘しない限り、説明はありませんでした。サーキット走行していれば、タイヤのトレッドが回転方向と反対側に傾いて偏摩耗しているので、容易に推察できます。
溝さえ残っていればよいと考える安易なマニアは少ないと思いますが、GT3RSの場合、製造年から4年経過していれば交換すべきです。業者の説明に惑わされず、無条件交換で初めから交渉しましょう。
新車から未交換のままなら、サーキット走行の可能性は低いですが、交換をけちる転売ヤーなどが所有していたのかも知れません。
カップ2  4本セット交換で工賃込み約70-80万円します。
ポルシェの場合、RRの特性でトラクションコントロールの電子制御がフェラーリほど十分ではなく、ロードホールディングをまだまだタイヤに頼っている面が大きいので、タイヤを決して甘く見てはいけません。


5.フロントウィンドウの傷がないか、質問の上、画像を送ってもらう。
沢山の中古車を見ましたが、911の場合、フロントガラスの傷のある個体が多いのに驚きます。
フェラーリでは滅多にないので、対象的です。
乗り方の違いかも知れませんが、業者から説明がない場合が多いです。傷があるといざ乗り出すと意外と気になりますし、次の飛び石でフロントガラスが粉々になってしまうリスクもあります。
質問の結果、「傷がある」と言われた時は必ず映像を送ってもらいましょう。「この客にはいい加減な対応はできない」と思わせる売り手へのプレッシャーにもなります。


赤丸を付けた4か所の傷が確認できます。特にステアリングの上の2か所は運転していると視界に常に入ってだんだん気になってくる箇所です。交渉の結果、ガラスを無償交換してもらう条件になりました。通常ですと交換に20万円前後掛かります。


6.サーキット走行歴を現状から推察する。
サーキット走行が全くない個体も思いのほか多いので、極端に分かれるようです。
チェックポイントはフロント・スポイラー下面の擦り傷、フロント・ガラスの傷、タイヤの偏摩耗、リアフェンダーのストーン・ガード(透明樹脂製)の傷、リアのタイヤハウス後端の傷の有無です。
クルマにとって、1日のサーキット走行は公道3,000kmくらいの負担に匹敵します。オイル、ブッシュ、サスペンション、ブレーキ、タイヤなど、少なくとも消耗品類の交換が早まります。ないに越したことはありません。

フロントスポイラーの傷の有無はサーキット走行だけでなく、普段どれだけ大切に扱われてきたかの証拠になります。フェラーリのような造形が複雑なドライカーボン製(488ピスタでは120-140万円)より安価ですが、単なるチンスポイラー型のCFRP製でも交換すると20万円超の出費になります。


透明のストーンガードが貼られていますが、サーキット走行の飛び石にはほとんど無力で破れていることが多々あります。全面プロテクション・フィルムを貼っている場合も同じで、一部破れていると張り替えが高くつきます。


リアフェンダーのタイヤハウス後端部分もサーキット走行の自車飛び石で傷ついていることが多いです。


7.車高調、マフラー、フロントリフター、ホイールの社外品装備車はスルー。
オーリックスの車高調やパワークラフトのマフラー、ロベルタのフロントリフターなどの社外品が後付けされている場合には、純正部品の有無や無償で原状回復できるかを確認しましょう。
広告には「交換対応します」とだけ書いてあり、突っ込むと「交換工賃として15万円いただきます。」とさりげなく言われて呆れ果てます。
純正状態でないと、ポルシェセンターでは車検メンテを一切受けられませんので、将来処分する時に非常に不利になります。
いずれにせよ、社外品装備車はスルーするのが無難です。
GT3RSは国産旧車とはレベルが違うので、「ソレタコデュアル」付で改造費が浮くというような安易な発想は捨てましょう。そもそも「改造=自己満足=市場価値なし」なのです。
何度も言いますが、「安く買う」より「高く売れる個体を買う」ことに集中します。


パワークラフトのマフラー装着事例です。ブランドロゴが入っているので、すぐ判別できます。


オーリックスの車高調装着事例です。タイヤのフェンダー・クリアランスがほとんどないので、奥が見えにくいですが、注意して覗き込むと色違いのパーツですぐ分かります。


8.社外品デカールや剥がし痕をチェックする。
サイドデカールやウィング上面、下面のデカールはオプションなので、貼っていない個体も結構あります。嬉しいような、気恥ずかしいような。
そのため、各モデルの冒頭でも解説しましたが、中古車を見ても、何がオリジナルの状態か、判別しにくいので、事前の研究が欠かせません。
因みにサイド・デカールの純正品をポルシェ・センターで貼ってもらうと、991.1や991.2が15万円前後(うちデカール代95,000円)、992が23万円前後です。多少高くでもリセールバリューを考えると、純正品を正規ディーラーで施工してもらうのが、絶対安心です。
社外品デカールは字体が微妙に異なるのと、貼ってある位置がずれていたりすることがあり、ディーラーから指摘されて驚くのでは手遅れです。


992型の純正サイドデカールです。社外品はGT3の3の上部の影部分が細いです。
また、貼る位置のチェックは左側ドアの開口部でRの足が奇麗に余白の過不足なく貼られ、リアフェンダー側のSとスムースに接続しているかで見ると判別しやすいです。


992型のウィング下面にオプションで純正デカールが貼られている事例です。純正の位置と色を確認しておきましょう。
貼る位置はウィング後端のカーボン地の下面部分になります。

文字デカール色はマットブラックが多いですが、バイロレッドのデカールをホイール、サイドデカールに合わせて選択して貼付した写真の事例もあります。

991.2後期型のウィングに社外のカーボン柄のカッティング・シートと文字デカールを施工した事例です。
カーボン柄がドライカーボンの格子縞ではなく、ウェットカーボンの綾織縞で、CFRP(炭素繊維強化プラスティック)製の場合の無地でもないので、マニアの方は違和感を感じるでしょう。


991.1初期型のウィング上面に社外デカールが貼られている事例です。991.1にはこのようなウィングの純正デカール・オプションとして当時用意されていませんでした。

あと、デカールではありませんが、全面プロテクション・フィルムを貼ってある個体も結構あります。10年前の991.1初期型でもありますが(オーナーによると10年前で40万円)、当時はフィルムの品質や型紙の精度が低かったせいか、ドアミラーやフロントフードの角などを見ると、雑な貼り方をしている個体が多く、剥がす費用も交渉材料になります。
今、ラッピング業者に全面プロテクション・フィルムを新たに貼ってもらうと、業者やフィルムの耐候性などの品質、求める精度にもよりますが、120-160万円くらいはかかります。
因みに前面だけだと35万円ほどです。
なお、サイドデカールやリアデカールの上からプロテクション・フィルムを貼ると、経年で空気が入るリスクがあるうえ、本来のデカールのマットカラーが艶ありに変わってしまいます。
純正のデカールを剥がしたうえで、プロテクション・フィルムを貼り、その上から純正デカールを貼りなおすのが、適切な施工方法です。このようなお金のかかる細部がチェックポイントになります。

2016年式991.1初期型の事例です。プロテクションフィルムがブレーキ冷却ダクト前端の形状に合わず、一回り大きくずれて貼ってあるのが分かります。型紙の精度に問題があったのかも知れません。
ここまで来ると、日焼けなど10年の経年変化もあります。シート全面を剥がすか、さらに最新の高品質フィルムで貼り換えるかで交渉すべきでしょう。


2016年式991.1初期型の事例です。飛び石でリアフェンダー後方のフィルムが破れています。貼り換え後の納車条件で交渉すべきです。


2016年式991.1初期型の事例です。ドアの開口部シムでも隙間が空いていて、しかも均等ではなく、ラッピング施工の荒さが眼につきます。


ラッピングのチェックポイントとしては、ドアミラーやリアウィング支柱部分、フロントフードの先端角を確認します。
この写真も2016年式991.1初期型の事例ですが、ドアミラーやドアサッシと隙間が空いて、汚れが浸み込んでいます。

こちらは2025年式の992型GT3RSでの事例で完璧な仕上がりです。比べてみるとよく分かります。


2025年式の992型GT3RSの事例です。スワンネックのハイマウントウィングになり、プロテクション・フィルムを貼るのがさらに面倒になっていますので、このように隙間なく、密接されているかを確認します。



以上、急所を外さない検討が高価なGT3RSには不可欠です。
「安く買う」より「高く売れる」個体を見つけることに注力したいですね。
カーセンサーなどを見る場合も「掲載順」で表示して広告期間の長い個体には手を出さないという安全策もあります。

追加情報を得るごとに更新していきますので、引続き、ご笑覧下さい。


なお、​​このブログは閲覧数が167,000件を超えて、関連するテーマも色々投稿していますので、お手すきの時にご笑覧ください。

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Last updated  2025.12.07 09:44:03
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