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クルマ、バイク、鉄道模型など趣味で人生を楽しむ

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2025.11.24
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カテゴリ:クルマ
お蔭さまで閲覧数が180,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も7,300名強いらっしゃいます。
ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。

散々迷いに迷ったGT3RSでしたが、この3か月くらいは全力で中古車探しに明け暮れ、結局992 GT3RSバイザッハPKGの2025年式最終生産ロットを買うことに決め、現在納車待ちの状態です。
◆GT3RSをなぜ買わないか:
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406160000/
◆絶対失敗しないGT3RS中古車選び:
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202510310000/

そのような状況の中で、ポルシェ・エキスぺリエンス・センター(PEC)東京のHPを観ていると、何と992GT3RSヴァイザッハPKGの「デモンストレーションラップ」が11/24で終了するとの案内が出ているではありませんか。
もともと、納車されれば、愛車で訪問し、1日のうちにインストラクターが愛車に同乗でマンツーマンの指導を受けられる「ドライビング・プログラム」とレーシングドライバー運転のPEC所有車に同乗する「デモンストレーションラップ」の両方を楽しもうと考えていた矢先でしたので、随分驚きました。
何はともかく、PEC東京に詳細を問い合わせ、同乗走行可能日を教えていただいて、仕事の都合を無理やり調整し、11月の期限前に関西から木更津への日帰りで訪問することにしました。


6:00始発の新幹線に乗って、品川駅で下車、8:30発の高速バスに乗り換えて木更津駅をめざしました。


木更津駅東口までの料金は片道1500円で、所要時間は約1時間。助かりました。


海ほたるを経由してアクアラインを走行。


バスの終点JR木更津駅東口からPEC東京まではタクシーで20-25分くらいです。
料金は帰路に電話で呼んでもらうので迎車料金も加算され、写真の通り、往復で7,200円も掛かりました。😢 高速バスに比べ、何と高いこと!


PEC東京の正面玄関に10時過ぎに到着。


正面受付で早速、本日の走行予定を確認し、11:45からのGT3RSヴァイザッハPKGの「デモンストレーション・ラップ」を一度に2回申し込みました。
1日では11:45からと16:00からの2クールが設定されています。

料金@18,000X2=36,000円です。
なお、天候などの走行条件が厳しいため、事前予約はできず、当日のフロントでの申し込みだけになります。また、コースが団体貸し切りやイベントで占有されている時はありませんので、事前によくご確認しましょう。




同乗ID2枚とストライプをいただき、カフェでひと休み。
パンフ記載の全長2.1kmのコースは写真右側白線の本館から出発し、右回りのワインディングコースになります。バックストレッチにシケインが設けられていて最高速度は170-180km/hに抑えられています。シケインが無ければ、岡山TIサーキットのように220-240km/hまで出るでしょう。
鈴鹿のショートコースのように、コーナーが奥になるほどきつくなり、逆バンクが加わるようなトリッキーさはありません。素直なコースです。
走った印象では「つくばサーキット」に最も似ている感じで、ラップもよく似ています。
992 GT3RSがもし「つくば」で走れば、1分を切るのは確実で、58-59秒台は行くと思います。

写真の右奥から左手前に走る右回りのテクニカル・コースですが、コーナーでの退避ゾーン(ライト・ブルー部分)をたっぷり取ってあり、スピンアウトした走行車が出ても、中断なく他車は走行できます。


手前のT字路は本館への誘導路になります。
コース走行が終わると右奥から橋を渡って左折し、本館に戻ります。

CORNESの館山にあるプライベート会員制クラブ「MAGARIGAWA」の全長3.5kmコース(下図)に比べ、高低差はありませんが、ストレートが短いのでスピードは出ません。

比較参考に、こちらはMAGARIGAWAの左回り3.5kmコースです。最高速度は280km/hの設計で、488ピスタで実際260km/h前後出ました。ストレート終端の右コーナーが緩く登っているので、恐怖感は少ないです。
PEC東京が「つくば」なら、こちらは「FISCO」です。スピードが乗っているだけに左回りで右内側の最終登坂コーナーを上ると頂上手前でコース前方が一瞬見えなくなるのが怖いです。


ひと休みしてアイス・コーヒーを飲んだ「レストラン906」です。


PECはグローバルで10拠点あり、PEC東京は9番目に開設された拠点で、アジアでは上海に次いで2番目。当日は韓国からの来訪者も居て、話したところ、992GT3RSは韓国では型式認定を受けられず、公道を走れないとのことでした。




CUPカーのGT3も展示されていました。
992GT3RSはこのGT3さえも凌駕する性能ですから、考えると恐ろしいです。
GT3に比べると、シングルスロットルからツインスロットルへの変更、カムプロファイルの変更、インテークマニフォールドの形状変更、ECUのマッピング変更により、トルクを470Nm→465Nmに落として、最高速度を318km/h→296km/hに抑えても、出力は510PSから525PSに上げて、高回転域の伸びとレスポンス、最高速度への到達速度をさらに絞り出した印象です。
トルクがないと速度は出ませんので、実際FISCOを走らせてもGT3は1,500mのホームストレッチでおそらく280km/h前後しか出ないはず(270km/h以上になると急に加速が鈍ります)なのでGT3RSを抜かせず、中間加速に勝るGT3RSのほうが速いでしょう。因みにニュルブルクリンクでは両車は同じ6分56秒台で最高速度は249-251km/hでした。

それにしても、465Nm、525PSとは700-800台を誇る他のプレミアム・スポーツカーに比べてかなり低い値です。
これ以上、トルクや出力を上げるには排気量を増やすか、ターボ化するか、軽量化するかの3択しかありませんが、重量が増えればRRの操安性の悪さを助長してしまうので、ターボSのように4WD化せざるを得ず、また重くなります。これが限界かも知れません。
トルクが細いので、0→200km/hで如実に差が出ます。488ピスタ7.6秒、296GTB7.3秒に対し、GT3 10.6秒、GT3RS 非公表です。
ベースモデルのカレラは全て円やかにツインターボ化しているのに、GT3とGT3RSだけはRRの特性に見合ったトルクのNA高回転型エンジンでレーシングカーを極めたいポルシェの意地を感じさせます。

尖らす一方で、GT3では6速MTと7速PDKが選択できますが、992GT3RSでは7速PDKだけで、しかもギア比を近づけてクロスミッションにしているので、7,000-9,000の高回転を素人でも維持しやすくなっているそうです。とは言っても、一心不乱にパドル操作を強いられるでしょうが・・。


懐かしの「Rothmans」はもはや使えないので、「Roughroads」とは泣かせます。




整備サービスコーナーも併設されています。


2階にはドライブ・シミュレーターがズラリ。横と上下の強烈なGもなく、ステアリングを自在に切れるので、実車の運転感覚とはかなり違います。
私は敬遠。別の乗りモノですね。


待っている間に正面玄関前にGT3RSヴァイザッハPKGが展示駐車され、気分が次第に高揚してきます。
PEC東京の憎い演出です。


外装が白とシルバーの2台があり、本日は白に同乗することになりました。


そのうちに同乗予定の白のGT3RSが点検を終えて登場。
「デモンストレーションラップ」を始める前にも、入念にウォーミングアップ走行を行い、タイヤを温めていました。


やはり、まじかに観るとカッコイイ。


このあと、2.1kmのワイディング・コースを3周しました。
同乗中は安全のため、静止画、動画の撮影はできないので、お見せできないのが残念。
代わりに992GT3がニュル(PEC東京のコースは元々ニュル北コースの「カルーセル・コーナー」等を真似て設計)でタイムアタックした時の動画があり、強烈な横Gtとダウンフォースを除けば全く同じ感覚なのでご覧ください。
https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?q=992+GT3+0%e2%86%92200km%2fh&mid=A74A806588CBF01EBEF2A74A806588CBF01EBEF2&FORM=VIRE


PEC東京で類似コーナーが取り入れられた、本家のニュルブルクリンク北コースの「カルーセル・コーナー」です。急な右カーブで落ちていく感じです。


今回同乗した状況を説明しますと、
シートベルトは意外にも3点式でヘルメットの着用はなし。
出発前に愛車ドライブの参考になるよう、プロドライバーと走行条件を打ち合わせました。
具体的には、ドライブモードを「トラックモード」にしていただき、TC OFFにしないであくまで「グリップ走行」に徹して最速走行をお願いしました。


出発前のブリッフィングでは、ちょっとアクセルを踏むとタコメーターはあっという間に9,000rpmに達し、あっという間に1,500rpmに落ち込みます。シンガーポルシェを思い出しました。
コックピットドリルとしては、ステアリングのリムに「ドライブ・モード」「ESC/TC」「PTV」「PASM」の4つのダイヤルボタンがあるので、取り敢えずは「トラックモード」におけるダンバー減衰率、タイヤのロードホールディング性、ダウンフォースなどの各調整項目と基準値のレクチャーをしてもらいました。




かなり複雑な調整が可能なようですが、色々な項目相互の関係もあるので、ちょっと聞いたくらいでは頭に入りませんでした。4つのダイヤルをセットしては実走行を繰り返してドライブフィールを試すという調整作業を体得するにはオーナーも大変でしょう。


写真は路面がウェットの前提で調整した状態を例示していますが、同乗当日は快晴で路面温度も上がっていたので、基本的に-3や-4でセットされました。


無料ダウンロードできるオーナーマニュアルにも調整方法が解説されていますが、あくまで簡素なのでプロやCUP参加者に教えてもらうのが一番かと思います。
file:///C:/Users/Owner/Downloads/2023%20GT3%20RS%20Owners%20Manual%20(1).pdf

いよいよ、スタート。
走り出すと注文通り、いきなり全開走行に入り、平均ラップは私の簡易測定値を基に、ドライバーに教えていただいたところ、1分1-2秒とのこと。コース長は2.1kmですから、平均124km/hで最高速度は170km/h前後とのことでした。
通常992カレラでの平均ラップは1分22-25秒前後なので、かなり速いです。


エンジンは7,000-9,000rpmを維持するため、PDKだけに頼ることはできず、パドルを1周で5-6回操作、そのほとんどがシフトダウンでした。
ショートストロークの高回転型エンジンでエンジンブレーキは効きにくいので、パドルによるキックダウンを多用するそうです。フットブレーキは1周で6-7回ですが、軽く踏むにとどめ、エンジンブレーキに主に依存していました。

私は後方を振り返れないので確認できませんでしたが、ドライバーによると急減速時にリアウィングを立てる可変調整式アッパー動作によるドラッグ・リダクション・システム(DRS)も減速に大きく寄与していたそうです。

ダウンフォースを得るためにリアウィングが立ち上がった状態です。
ここまでやるなら、左右分割して可動式にすれば、例えば左カーブでアンダーステアが強くなれば、右ウィングを上げて矯正するというトラクションコントロールにも貢献したと思うのは私だけでしょうか。


リアウィングの自動調整機能と手動による操作方法は、ポルシェの場合、オーナーズマニュアル(誰でも無料でダウンロードできる)で調べられるので大変助かります。
file:///C:/Users/Owner/Downloads/2023%20GT3%20RS%20Owners%20Manual%20(1).pdf

かつての愛車ルーフBTR3.4以上のかなり暴力的な加減速の連続で、横Gが想像以上にものすごく、嵐のよう翻弄されました。ルーフBTR3.4はまだロードカーの範疇でしたが、GT3RSは「グループ5」にそのまんま参加できそうです
以前の同乗体験として、ルーフのBTR3.4でFISCOを黒沢元治様に同乗したり、フェラーリ458、296GTBアセットフィオラノに岡山TIサーキットなどでレーシングドライバーに同乗したことがありますが、今回くらいきつい横Gとダウンフォースによる左右と上下の振り回しはありませんでした。
992GT3RSのダンバーが非常に固く、電子制御とリアの335/30ZR21タイヤで強いアンダーステアを封じこめています。しかし、ロール、ピッチの抑制までには至らず、路面からの突き上げは少なくても、上下、左右の振り回しが極端に激しい印象でした。
この辺りは左右後輪のトルク配分をデフの進化した電子制御で行い、タイヤへの負担をかなり軽減しているフェラーリ488ピスタや296GTBとはかなり異なります。この完璧なトルク配分がデュアルミッションによる円滑な変速、減速やロールなしの完璧な姿勢制御を実現しているので、パドルを使わなくてもサーキットを爆走できます。
ドライバーに技量を求める「スーパーGT」クラスのようなレーシングカーに対し、高出力、高トルクでも電子制御で安全マージンを確保し、素人でも飛ばせるプレミアム・スポーツカーの違いです。

今回のGT3RS同乗に一番近いほかの体験としては、桑名市にあるナガシマスパーランドの4大絶叫ジェットコースターのうち、左右旋回を激しく繰り返す「ダブル・ワイルド・マウス」です。
このコースターでも
脳震盪になりそうで正直なところ、かなり気分が悪くなり、30分以上、休んでいましたが、今回のGT3RS同乗も同じ症状になりました。
どちらも「アドレナリンが出る」と喜んでいられるような軟弱レベルではありません。
因みに「白鯨」や「スチールドラゴン」などの他の絶叫ジェットコースターは主に音とスピード、回転で恐怖を煽っており、左右、上下の激しい振り回しは続かないので脳震盪はほとんど起こりません。

「ダブル・ワイルド・マウス」:すばしっこい野ネズミのように入り組んだコースを走り抜ける小型ジェットコースターです。全長400mのショートコースながら、右に左に急旋回が連続するように設計されており、PEC東京のワインディングコースのコンセプトに近いです。
ぜひ、GT3RSのプロドライバードライブ同乗の疑似体験をお楽しみください。

今回の「デモンストレーションラップ」で私以外に次に同乗された中年男性も同乗後に2階で休まれていました。私の2回目同乗は3番目の走行になる予定でしたが、冷や汗が出て少し休んでも気分が回復しないので結局、2回目の同乗をキャンセルさせていただきました。(18,000円は返金いただきました。ホホ・・)


1回だけとは言え、タイヤのグリップ限界でのコーナリング速度の高さが実感できたのが、大きな収穫でした。296GTBではかなりコーナリング速度を上げているつもりですが、GT3RSで同じ速度で回ろうとしても、技量不足でポテンシャルの30%も引き出せないことを思い知りました。

992GT3RSでは私の場合、エンジン回転を3,000-4,000rpmまで落としてしまっているのが最大の課題です。フェラーリのように低回転でのトルクがないので、PDKだけに頼らずパドルでキックダウンを繰り返して高回転を維持する必要があります。明確に運転方法を変える必要があります。
また、怖がりなので振り回されてステアリングにしがみつく傾向があるため、肩に力が入り、ステアリング操作が遅れるのも課題です。
ジムカーナ練習でもっと横Gに慣れる必要を痛感しました



同乗を終えてからもドライバーとお話しすることができて、非常に参考になりました。
今回の体験は大変な手間とお金を掛けた価値あり!


帰路は高速バスの中でも気分がすぐれず、品川駅から寄り道せずに新大阪行きの新幹線に乗りました。トホホ・・

この貴重な体験を愛車納車後に活かしたいと思います。
ともかく、百聞は一見に如かず。有意義でした。

GT3RSヴァイザッハPKGが素人に媚びないストイックなマシンであることを再認識し、「大変なマシンを買ってしまった」と嬉しいやら、恐ろしいやらです。
今後も引続き、更新しますので、よろしくお願いいたします。


なお、​​このブログは閲覧数が180,000件を超えて、関連するテーマも色々投稿していますので、お手すきの時にご笑覧ください。

「ポルシェGT3、GT3RSをなぜ買わないか。」
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ほかにも色々ありますので、お気軽にどうぞ。​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​
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Last updated  2026.01.09 18:47:02
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