訪問着 京友禅茶地宝尽くし お仕立て上がり価格
手描き京友禅「安田工房」謹製による総手描きの職人技訪問着です。
結婚式やパーティーなどフォーマルの装いにお使い下さい。
商品番号 1034-787
価格 13,000,000円 (税込13,650,000円) 送料別
この作品は、京友禅制作にかけては日本一の実力を持つ「安田工房」で作られた総手描きの訪問着です。
京友禅は主に12名からなる職人の手を経て一枚の作品が完成させられます。
緻密に描きあげられた下絵職人の苦労を水の泡にしない為にも、次の工程の職人は精一杯その下絵に命を吹き込んでいきます。そうして、糊伏せ・刺繍・金箔・・・あらゆる分野の職人達が、他の職人の苦労を踏みにじらない為にその叡智を集結し、今回ご紹介するような一枚の大作が出来上がります。おそらく、「歴史に残る大作を創ろう」との号令の元で創られたのではないかと思われるほど、緻密に緻密に描きあげられた宝尽くしの模様が、着物一杯に広がり、今後これ以上の作品が作られることは考えられない、まさに職人冥利に尽きる作品です。
全体の宝尽くしの密集度を微妙に変化させる事で、遠近感をつけ、ただ細かいだけでなく、着姿にも充分に配慮されて創られた見事な出来栄えの訪問着です。
森口華弘作 訪問着 (お仕立て上がり価格)
撒糊(まきのり)を駆使した訪問着。
結婚式やパーティーなどフォーマルの装いに。
美術品としても価値の高い着物です。
商品番号 DSCF5266
上代価格 9,800,000円
販売価格 4,800,000円 (税込5,040,000円) 送料別
森口華弘先生(1909~)は10代半ばで友禅の世界に入り、伝統を踏まえながら「昭和のデザインで昭和の着物を作る」ことを目指して研究を重ねてこられました。蒔糊(まきのり)に代表される友禅技法の新たな開発により、昭和42年、57歳で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。その作品は、おおらかな構図、品の良い艶やかさを持つ色彩によって、生き生きと描かれた文様が見事に調和し、洗練された輝きで見る人の心を惹きつけます。江戸時代に花開いた友禅染、その最高の作品が蒔糊ではないでしょうか。森口先生は、これまで友禅染の一技法として脇役的役割でしかなかった撒糊(まきのり)を、作品の重要な構成要素に位置付け、独自の技法を用いて蒔糊と名付けられました。森口先生の作品は、気が遠くなるような複雑な技術を駆使したものであっても、自己顕示やてらいが見られない、淡々としたまさしく名匠の作品であり、友禅染の昇華し尽くした姿と言えるでしょう。
この作品は、ワイン色と白の蒔糊を巧みに使い分け、その密集度を利用して右肩から左裾へバランスよく、斬新な斜めの染め分けを演出しています。上前部分には六角形の柄が金彩の松葉で縁取られアクセントを利かせています。白黒の大胆な構図と繊細な上前の模様とが極めて巧みに調和され作者の意匠力の高さがうかがえる作品です。
山鹿清華監修 丸帯 世界双六 お仕立て上がり価格
染織工芸界の巨匠山鹿清華監修本綴織丸帯。
芸術品・美術品として大きなフロアの装いにもお使い頂けます。
商品番号 DSCF5581
上代価格 18,500,000円
販売価格 4,500,000円 (税込4,725,000円) 送料別
日本芸術院会員・文化功労者を始め、数え切れないほどの数々の経歴と肩書きを持つ、まさに染織工芸界の巨匠山鹿清華先生の監修により創られた丸帯です。この作品には世界中の名所が、山鹿先生特有の斬新な配色と図案によって織り上げられております。すべて手織の綴織りで創られてあり、その迫力に圧倒されるばかりか、こんな作品がよく創られたものとあっけに取られてしまいます。この作品は完全に帯という領域を越えて芸術品・美術品としてその価値を認識して頂きたい作品です。
おそらく制作には最低でも5年以上の歳月が費やされ、想像を絶する労力と集中力が必要とされた作品だと思われます。業界の衰退から考えても、今後これほどの大作が創られる事は残念ながら期待できず、まさに20世紀が残した遺産であるといっても過言ではない作品です。
重要無形文化財
喜如嘉の芭蕉布 着尺
平良敏子作
商品番号 02912200003000502
小売店価格 5,800,000円
ほしかった価格 3,300,000円
重要無形文化財 伝統工芸品
喜如嘉の芭蕉布 上布着尺
【喜如嘉 芭蕉布の歴史】
芭蕉布は、数多い沖縄の織物の中でも最も古い織物で
13世紀頃には、すでに織られていたと考えられています。
人々の生活の中で、欠かせない衣服として糸芭蕉を植え
糸を績み、沖縄各地で芭蕉布を織っていました。
現在は、衣生活様式の変化による需要の減退と、技術
伝承者の減少により、大宜味の喜如嘉が主な産地に
なっています。この伝統を受けついでいる喜如嘉の芭蕉布
は、昭和49年に国指定の重要無形文化財の総合指定を
受けております。
【喜如嘉 芭蕉布の特徴】
芭蕉の種類には、糸芭蕉、実芭蕉、花芭蕉の3種類が
ありますが、芭蕉布の原料となるのは糸芭蕉だけです。
芭蕉布は2~3年で成長した糸芭蕉の葉梢を剥がして
精錬し、さらに繊維を細かく裂いて、撚りを掛けて織り
糸にします。一反の反物を織るには40本以上の糸芭蕉
が必要です。染料は主に琉球藍と車輪梅の植物染料が
用いられ、芭蕉糸は糸切れ防止のため、特に湿り気に
注意しながら織っていきます。織り上がった布を木灰汁
で精錬処理し、ユジナ液で中和し、布を柔らかくします。
最後に引き伸ばし、整理して仕上げます。
島の自然と文化が育んだ手仕事による希少価値ある
逸品は、本格派の粋な装いを存分に満足して頂けます。
手績みされた糸で織られた芭蕉布は沖縄固有で世界
でも希少な織物です。透明感があり、清楚かつ涼しげ
で肌にべとつかず、軽くてさらりとした風合いは、夏着
尺として珍重されています。
南国情緒を感じさせる喜如嘉 芭蕉布の味わいのある
美しさを、ご堪能下さいませ。
経糸 手績み芭蕉糸100%
緯糸 手績み芭蕉糸100%
長さ 12m以上
幅 38.5cm
地色 淡いグレー
産地 沖縄県 喜如嘉
人間国宝 平良敏子