とりどりみどり

日曜日に母と祖父の家に行き
あれこれ片付けをしていたら
不思議な皮の財布が出てきました。


それは和風細工の財布で

11月22日蓑虫細工１ posted by (C)snowrun29
小さい菱形にカットされた小布を
パッチワークよろしく繋いだもの。


使い込んでるので縁の糸がほつれてますが

11月22日蓑虫細工の２ posted by (C)snowrun29
中はこんな普通の皮ので
小銭もですが、カード類なども収まるし
当時としてはなかなかの、と思われます


しかしこんなの初めて見たなぁ、と思ったら
「蓑虫の皮の細工」なのだそうです。
ええ～っ蓑虫の


って事で探すと、確かに「みのむし工芸」が。
作り方などはこちらで
アンティークのかばんの実際はこちらでどうぞ。



明治生まれの祖父は生前からお洒落で
お出かけはいつも三つ揃いのダブルのスーツ
家では渋い色合いの丹前を着ている人でしたが
その祖父の財布だったようです。


オオミノガの皮を切り開いて形を揃え
それを丹念に縫い合わせての細工物で
かつてはそこそこ見かけたようですが
いつ頃からか無くなったらしいこの蓑虫細工。


こんな小さな財布（小銭入れでしょうね）でも
何匹の蓑虫が
それがまためちゃくちゃお洒落なのですが、、


って事で不肖の孫が持ち帰って参りました
ありがとうございます
かつての文化、大事にいたします