テーマ:映画館で観た映画(8432)
カテゴリ:映画 #cinema
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☆☆☆インドの大都会ムンバイでは、ダッバーワーラーと呼ばれる弁当配達人たちがランチタイムに弁当をオフィスに届けて回る。ある日、主婦のイラ(ニムラト・カウル)が心を込めて作った弁当が誤ってサージャン(イルファン・カーン)のもとに届く。イラは料理を通じて夫の愛を取り戻したいと願い、妻に先立たれたサージャンは久々の手料理の味に心動かされる。 インドに特に興味のない一般の方から見れば、よくある感じのメロドラマという印象なのでしょうが、いろいろな部分でひっかかる作品でした。 ☆まず最初にマンションの上の階に住んでるおばさんが主人公に授ける謎の香辛料がなんなのかちょっと知りたいです(笑)。インドには若い主婦は知らないようなナゾの香辛料が沢山あるんでしょうね。地方にしかないものとか。 ☆主人公であるイラさんは、夫の愛情を取り戻そうとお弁当づくりをがんばったり、昔の服をきてみたりするのですが、ちょっとしんどい感じをよく表現してありました。新しい恋に生きるのもいいけど、考え方を少し変えないと、また同じことを繰り返して新しい夫にうんざりされる可能性もあると思いました。 ☆男性の方の主人公であるサージャンよりも、そこに定年間際に後任としてやってくるシャイクという若い男のほうが、ちょっと悪魔的な感じさえするトリックスターぶりで、印象に残ります。 いきなり、電車のなかで野菜切ったりしだすんですよ(笑)。 あっという間にサージャンの心をとりこにしてしまい、悪い方に導かれてしまうのではないかとヒヤヒヤしましたが、どちらかというと恋の仲立ちをしてくれるのでまあよかったです。 ☆この作品の裏の主役である「ダバーワーラ」(弁当配達システム)。そういうものがあるということはきいていましたが、この映画でその一端を観ることができたのは望外の喜びであったと言えます。 電車のなかで、配達人の皆様が歌を歌うシーンがあって、これは役者ではなく、本物の配達人さんたちを撮影しているぽかったです。どんな歌を歌っているのか知りたかったけど、流石に字幕はでませんでした。 このほかに電車のなかで子供たちが歌を歌うシーンもあって、これにも意味があったぽいです。 ほかにも、いろいろ深い意味のあるっぽい事柄がちりばめられている作品と感じました。 (絶対に顔のでることのない)マンションの上の階に住んでる叔母さんの、部屋の天井についてる扇風機の羽根の話とか。何年か後にもう一度見てみたい作品です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.11.07 09:39:18
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