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ど田舎に棲む

ど田舎に棲む

被災妊婦、実家へ逃げる

さて妊娠15週でぎっくり腰になったワタシ。去年の12月の上旬だったか。
電気ない・電話ない・水道ないの三重苦も加わって、オラこんな島~嫌だ~~~~♪
大ボケブラザーズの行く小学校もたいそうな被害を受け、年が明けるまで休校となった。
ここにいてもしょうがないから、どうせなら実家に帰っちゃおうかな・・・日本でお正月なんて10何年もやってないし。
コドモ達も冬の日本を楽しめるだろう。
1週間ほどで何と珍しく電話が復旧したので実家に電話してみた。
普段からあまり仲良くないので連絡もほとんどしないのだが、事情を話して受け入れてもらうことにした。
なんと言っても親だもの、ぎっくり腰で切迫流産気味の妊婦のムスメを気にかけてくれるわよね。
それからダンナに頼んで飛行機を取ってもらったら、4日後の便が3人分マイレージでOKになった。

しかしそれまでにやることがある。
水浸しになったカーペットの掃除。
壁から壁までみっちりとしきつめてあるのでなかなか乾かず、停電でエアコンもかけられないからカビが生えだしてしまっているのだ。
水を吸い取る掃除機を借りてきた(この時点でガソリン不足は解消し、発電機が使えるようになっていた)。
この掃除機、吸い取り面をカーペットに垂直に密着させないと水が吸えない。
脂汗流しながら四つんばいになって掃除機をかけた。
ここは官舎だが、やたら広くって・・・(涙)ダンナは相変わらず忙しくて帰りも遅い。やっぱしワタシがやるしかないのね・・・
だけど不思議なことにずっと動いていた方が腰が楽なのだった。痛いのはしばらく停止していた姿勢から動き出す時。
後は前のめりになる姿勢。椅子に腰掛ける時とか、トイレでお尻を拭く時(恥)。

『あうあうあうあうあう~~~~・・・』(←悲鳴ですがな)
病院行きたくっても病院自体被害にあっちゃって、よっぽどの救急でない限り見てくれないのだった。
その週予約入れてたワタシの妊婦検診もキャンセルされちゃったよ。

そして台風直撃から11日後、早朝発の飛行機に乗るために空港へと向かったのだった。
しかし苦難は続く・・・



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