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ど田舎に棲む

大ボケ兄その2

ダンナとワタシ、そしてナース一人という寂しい状況の中いきみ始めた。

ワタシより4ヵ月半ほど先に一人目のコドモを産んだ妹が、
『顔でいきんだら顔中の毛細血管が切れて、顔が真っ赤になりしばらく直らなかった。』
なんて話をしてくれていたので、顔に力を入れないよういきむ。

それを何回か繰り返した頃、ワタシの主治医がやってきた。
『初めてのお産だからもう少し時間がかかるかと思ってたわ~~~。』

呑気な医者である・・・

会陰切開には何とか間に合ったようで、ワタシのオマタは裂けずに済んだ。

そして数回いきんだ後大ボケ兄が出てきたのだった。

やはりみんなが言うように、まるでスーパー大きなウ○コが出てくるような快感である。
それまでのひどい陣痛もあっという間になくなる。

毛布にグルグル巻きにされた大ボケ兄を抱いて、ダンナと二人、今起こった奇跡をまじまじと眺める。
こんなんが今までワタシのお腹の中に入っていたなんて。
なぜだか自分の感情はどこかにぶっ飛んでいて、真っ白なアタマでただただムスコを見つめていた。
テレビで見た出産シーンでは、いつも一緒に感動して涙を流していたのに、自分の番になるとそういうのが全然なくて不思議だった。

ダンナも泣くかと思ったが、二人ともなんだか落ち着いた気分でいる。
これで立派な家族だな~。
思えばそれもそれで感動的なシーンだ。
同時にオマタ大全開でアソコをちくちく縫われていることを除けばだが。

生まれたのが午後5時過ぎ。
その後の食事は確かステーキだった。
朝から具無しのスープしか食べていなかったワタシはそれをぺろりと平らげ、その夜はぐっすり寝かせてもらった。
病院で二晩過ごした後、退院。

しかしその時には恐怖の第2の出産が待っていることを誰も知らなかった・・・



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