ある蕎麦屋の庭物語

2020/08/30(日)00:44

あなたのそばに。

蕎麦そばソバ(18)

今日はとびきり暑かった。 後で気温を見てみたら、38℃までもう手が届く、というぐらい高かった。 間違いなく今夏一番だ。 8月ももう終わるという時にまさか最高気温を更新するとは・・。ふぅ。 しかも今度の台風は進路が日本寄りだし、うーん、恐い。 あんなのがこれからポンポン発生したら、一番近い沖縄はもとより進路上のエリアは・・。 夏こんなに暑かったのだから、冬は大雪がどかどか降るかもねと言う人がいる。 それはそれで大変だけど、何となくこのまま暑い感じが続きそうな気がしている。 暑い秋に暖かい冬。 去年は雪は降っても数センチ、積もることなくすぐ溶けた。 葉が落ちなかった低木もあったぐらいだ。 父が春から定期的に通って草刈りなど手入れをしてきた畑。 8月に入って本格的にソバを播種するための下地作りを、暑い中トラクターを駆使して準備。 無事数日前に種まきを終えたらしい。 ソバは大体お盆の時期に種まきをするのだけど、草丈高く育ったころに台風が通ったりして強い雨や強風にあたって倒伏してしまうことがよくある。 稲も同じだと思うけど、ソバの場合も水につかると発芽してしまったりして収穫量ががくっと減ってしまう。 それでなくても(機械にもよると思うが)玄ソバの脱穀率は100%ではないのでさらに少ない。 畑を何反か持っていても、自店で使うそば粉を全て自前にするのは本当に難しい。 ソバの種をいつ蒔くかというのはある種のギャンブルみたいなものかもしれない。 ソバの春蒔きにチャレンジしていた年もあったけど、梅雨の長雨で実がほとんど入らず、不作に終わってしまった。 そば殻を庭に撒くと簡単に発芽して花咲いて実をつけて、と簡単に育つように見えるのに、収穫するために畑にちゃんと蒔くと難敵の多いこと多いこと。今年はたくさん収穫できますように。 春先に撒いたそば殻の中から勝手に発芽したソバの芽。 梅雨時期だったか、曇り空の時に撮ってフラッシュになってしまった。 草丈低く花が咲いている。気温が低く日照不足のためかと思われる。

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