ある蕎麦屋の庭物語

2020/10/26(月)02:07

十人十色

蕎麦そばソバ(18)

朝からとてもいい天気で、それがずっと続いた珍しい日。 毎年秋に開催される大型のイベントは早々に中止が決まったが、屋外の小~中規模のイベント(手作り市、収穫祭など)は状況に応じてではあるけれど、週末に各地で開催されているようだ。 いろいろなショップが一堂に会すイベントは、行って見て歩くだけでも楽しい。 欲しい!と思えるものに出会えたときは、もっと楽しいし嬉しい。 大体夕方に終了するので、ほとんど行くことができないのが本当に残念だ。 今日も市内でファーマーズマーケットが開かれていたらしい。 絶好の行楽日和。 ドライブするにも暑くもなく寒くもなく。 最高気温は19℃だった。 店に来るお客さんに、他にどんな目的があるのかはわからないが、開店してから閉店までずっと忙しかった。 一品料理では出汁巻き玉子がよく出たが、蕎麦掻きもよく出た。 うちの蕎麦掻きはあえて粗挽きの蕎麦粉を使っている。 ねっとりやわらかい。そして滑らかでふんわりしている。 粗挽きがカプセルになって、かむごとに蕎麦の香りが放たれる。 添えているのは、胡桃味噌。 一緒に食べると粗目に砕いた胡桃が香ばしく、味噌とともに豊かな風味を醸し出す。 蕎麦の持つほんのりとした甘みと胡桃味噌がとてもよく調和している。 五平餅に塗ってある味噌をイメージして作ってみたら、あまりに美味しいので父に提言した。 即採用してくれて嬉しかった。 店によっていろいろな蕎麦掻きの形がある。 きっとどこかの店が、自分好みのものを出してくれるはず。 食べ比べてみると、おもしろいかもしれない。 そろそろ終わりかけのシュウメイギク。 綺麗な姿を今一度。 すらりとした立ち姿が美しい。 花弁が散った後の花がらも個性的。花材としても使えそう。 同じピンク花だけど、全く違うシュウメイギクとクレオメ。 どちらも凛と咲いていて、どちらが好みかと聞かれると困るかも。

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