ある蕎麦屋の庭物語

風がゴゴー・・と吹く音を聞いていたら、てっきり外は寒いのかと思っていた。
外に出てみたら、そうでもなかった。
日差しがないので暖かいということもなかったが、寒くは感じなかった。
厚くて色味が暗い雲が頭上を占拠している。
１５・７℃。こんなに上がったっけという印象。
父は朝から玄ソバの配達へ。
自分は雨が降った時間もあったので、庭仕事はせずに家でおとなしくしていた。
やっとハンコを彫り終わった。
試し押しをしてみて持った感想は、思い通りに仕上がらないなということ。
出来たものは下絵より稚拙な印象を受ける。
難しい。
題材はチューリップとちょうちょ。
もっと荒々しく角ばった線を彫れば味わい深い仕上がりになるのかもしれない。
どうせ下手なんだから開き直っていろいろやってみよう。

昨日は苗の植え込みをしていた。
西洋ダイコンソウ（ゲウム）、サポナリア・バッカリアと去年ご近所さんに頂いて養生させていたアルストロメリア。
西洋ダイコンソウを植えようと思っていた場所が、周辺の低木類の根っこが蔓延っていたので取り除くのに四苦八苦。
一ケース程を四か所に分けて植えてみた。
和の庭の二か所とモミジの下の花壇、入り口横の花壇に数株ずつ。
日照条件や土壌が違うのでどこでどう育つかが楽しみ。
サポナリアは多年草とあったが、苗の様子から一年草のバッカリアだと分かった。
脇芽が出そうになかったので摘芯しなかったから、思ったより花は貧相になるかもしれない。
店前花壇と入り口横の花壇に。
自分で買って地植えにしていたアリストロメリアは冬のダメージが大きいのか、毎年葉の展開が遅く花も咲いても一輪のみ。
ご近所さんの庭ではもりもり育っていてとてもびっくりした。
養生していた鉢は軒下に置いていたが、わさわさしてきたので定植した。
別の場所に置いていた一鉢は枯れたようだ。原因は不明。寒さなのか水やりなのか。
軒下だけど日陰だったせいか、水やりを怠ったせいか。
モミジの下の花壇と入り口横の花壇へ地植えにした。
あえて西洋ノコギリソウ（アキレア）の近くに植えた。
冬もわさわさした葉は常緑で地下茎でよく増えるので、冬の間上部を覆ってくれていいマルチになってくれるはず。
まだまだある苗も早く植えなければ。


和の庭の西洋ダイコンソウ。
周りはツゲやサツキなど。




入り口横の花壇。
十月桜の周囲にサポナリアを植えてみた。




同じく入り口横の花壇。
上の二株は虞美人草。
下株は夏、冬を越してようやく定植。
下のもさもさした葉が西洋ノコギリソウ。