ある蕎麦屋の庭物語

洗い物をしながら涼をとる。
少しだけ汗が引くような気がする。
食器洗い洗剤の容器の口から、小さなシャボン玉。
ふらふらとどこへ行く。
今日もアクセル全開で。
最後のお客さんを見送って一息つく。
遅い昼ごはんならぬ昼そばを食べる。
食べ終えてからは山のように積まれた器と格闘する。
その後も細々とした雑事をこなす。
少々寝不足気味。
昨晩は寝る時間になっても暑さが残っていて、なかなか寝付けなかった。
今までは二十度近くまで気温が下がってくれていたので、日中暑くてもやり過ごせていたが…。
熱帯夜が続くと体力的にかなりきつい。
部屋にはエアコンもなければ、扇風機も置いていない。
毎年、扇風機を買おうか買うまいか悩んでいるうちに、夜の気温が下がってきて寝苦しさが解消される。
なんだかんだ買わずに今まできてしまった。
暑すぎるせいなのか、水が足りないのか、まだ日が高い時間帯に見に行ってもマツバボタンがあまり咲いていない。
乾燥にはめっぽう強いらしいのにな。
夕方五時を過ぎてから水やり。
ギリギリまでホースをひっぱってきてあとはジョウロで。
夜になって急に雷が鳴り響く。
慌ててレーダーを見ると、範囲は狭いが赤や黄色表示の雨雲が。
一瞬、水やりしたのにという思いが頭を過ぎってしまったが、＋雨＝丁度と考えを切り替えた。
実際、ざっと降っただけで終わってしまった。




ダリア・セミダブルいろいろ。