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発達障害者である専門職のブログ

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2015.04.16
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カテゴリ:発達障害

ひさびさに更新ができました。今、私は専業主夫をしながら精神保健福祉の勉強をしているのですが、家事・育児をしながら1日を組み立てると、時間はあっという間に過ぎてしまい「発達障害分野」の情報収集・交流、ブログ更新に手が付けられずに過ごしていました。


朝は保育所の送り出しをしてから、図書館に行き「精神保健福祉」の勉強をしています。


昼からはセミナーなどが入る事が多いのですが、何もない時は掃除、布団ほし、皿洗い、トイレ掃除、などをして、娘が帰って来てからたのしんでもらえる様なインテリアをこしらえて、保育所のお迎えにいきます。保育懇談なども私が行っています。


最近、100均に行くと掃除道具やキッチン用具に目が行くようになりました。


娘は2歳で遊びたい盛りなのでお迎えに行った後はずっと、娘の世界観を広げる時間につかっています。2歳児の純粋な視点は微笑ましく、何も知らない状態から、人間らしい感覚の成長を見ることは、とても癒されることです。


そして、自分自身の発達過程についても考えされます。一体どのように体験が積み重ねられて、今の自分の考え方、感情の「いびつさ」があるのか?と。人格形成の基礎となるこの時期に、どう関わってこられたのか?と。


その様に自己覚知を進めながらも、私よりも「自己肯定感」が高く、他者に対する愛着意識がしっかりと育っている娘を見て安心する事が、私のリカバリーとなっています。


「精神保健福祉」の勉強については、4月から学校のテキストが届きましたが、1冊約300ページ×9冊分あります。本テキストに先駆けて全分野を網羅しているワークブックを学習して、広く浅く全体を抑えて本テキストで詳細を抑える様に計画しています。


そして今日やっと、約500ページのワークブックを読み終わりました


こういう勉強は、最初が一番時間がかかります。はじめてみる言葉の意味の理解に苦労し、説明が浅いだけに、テキストの説明だけでは理解ができない部分があります。


わからなかったワードを拾って、調べていくことがテキスト以上に時間がかかります。場合によっては、厚生労働省の通達文や、先進の欧米諸国の論文などを読みこむことになります。


しかし、そうやって調べてはじめて知識となって蓄積されていきます。


まず、浅く「精神障害分野」を取り巻く状況を学ぶなかで、ほんとうに基本的なことを知らなかったと恥ずかしく思うことばかりでした


「発達障害者」支援を本格的に考えるうえでは、まず現在の精神政策の現状を知ることは必須であると思いました。


その基本的な事柄の一つとして、「精神障害者雇用」について誤解がありました。


なんと「障害者雇用促進法」のなかで、精神障害者」自体の雇用義務ははじまってなかったのです。


同法のなかでは、従業員100名以上(今年度改正で200~100に)の事業所で2%の障害者を雇用することが義務づけられています。


雇用義務を果たさなければ、雇用義務人数×月5万円の罰則金がとられます。


逆に雇用義務人数以上の人員×月2万7000円のボーナスが支給されます。


そこで、対象となっている障害者は「身体」「知的」「精神」と同じ枠組みとなっているのです。そうなると、雇用がしやすい軽度の「身体障害者」から、雇用枠が埋められやすくなります。


しかも「精神障害者」は9年前までは、この障害者雇用枠にも入っておらず、雇っても障害者雇用率にカウントされませんでした


2005年の改正(施行は2006年4月)でやっと、雇用枠に加わり「身体」「知的」とおなじ枠組みで働けるようになりました。


現状では、他障害と同じ枠組みですが3年後の2018年には、「精神障害者」だけの雇用枠が義務づけられるそうです。


その時に、企業にとって「精神障害者雇用」「発達障害者雇用」を具体的に検討する機会が訪れます。そこが、私にとっても「発達障害者雇用」にとってもチャンスであると思いました。


社会が必然的に「発達障害者雇用」を注目せざるを得ない時期に向けて「発達障害者雇用」の具体策を練り上げて、提案することを目指していきたいと思います。

 



2016年9月以後の動きは、ワードプレスサイトに移転してお送りします。
新サイト「Professional independence with  neurodiversity value」
(発達障害者である専門職のインディペンデンス)は以下のバナーからどうぞ





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Last updated  2016.09.17 14:57:59
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