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「発達障害者の僕がホームレスになった理由」という本を読みました。
著者は、大阪府の豊中市在住の方で私と同じ年の方です。発達障害の特性から就職に失敗して、20代でホームレスになり生死を彷徨った経過をリアルに描いています。
著者は障害のために文章が稚拙だと語っていますが、ありのままの心境を描き、周囲からはわからないような小さなドラマや、興味分野への美学を素直に書かれていて、とても読みやすかったです。
著者の発達障害者特有の視点・世界観に対して、特性が似ている部分では深く共感が出来て、違う所では発達障害の「症状の個別性」を感じました。
訓練が終了すると、1日の振り返りをノートにまとめる様に指導をされるとのことですが、このノートが自己理解を深める上で大変役に立ったそうです。
著者の振り返りの内容としては
・物をだまってとっていく ・自分で必要ないと思った事を自己判断する ・作業について長い説明を聞く時に要点を整理して覚える ・ミスから自分の苦手分野を見極めて対処法を整理する
訓練以外にも、宿泊して4~5名で集団生活を行う為、生活を自立して行う練習も出来て、社会性と自分の障害特性を知る機会となっているそうです。
その為に、この訓練が短期間で発達障害者の特性をよく理解された環境で、非常に効果的にアプローチがされた内容だと思いました。
「障害者職業センター」は「独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構」として、各都道府県にあります。
「大阪障害者職業センター」 TEL06-6261-7005
関連記事5月16日投稿http://plaza.rakuten.co.jp/socialinclusion/diary/201505160000/「大阪障害職業センターにいってきました」
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Last updated
2016.09.20 22:19:50
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