実習後の日誌整理や、スクーリングとレポートに追われて、更新が遅れてしまいました。
かなり間延びしてしまいましたが職業適性検査の続きを紹介させて貰います。
発達障害の診断もしくは、可能性があって自分の仕事を模索されている皆様!!
自分には何が向いているのか?どんな仕事が出来るのかを探す為に、一度職業検査を受けて見る事をお勧めします。
検査は、「障害職業センター」で受ける事が出来ます。都道府県ごとに一つはセンターがありますので、全国どこでも受ける事が出来ます。
地域障害者職業センター全国版
http://www.jeed.or.jp/location/chiiki/
私の場合は予約の関係などで、「OSAKA仕事フィールド」と併用して受けましたが「障害職業センター」で受ける事が可能です。
OSAKA仕事フィールドの適性検査
朝の10時~16時までと1日がかりで検査を行いました。
最初は筆記で自分の履歴を書いていくのですが、学歴、職歴、趣味、特技などに加えて、学校や職場での過ごし方、コミュニケーションの様子なども記載することが特徴的でした。
通常の就職面接では当たり障りなく書いて、いかに「短所を長所へと言い換えるか?」というテクニックが求められますが、正確な職業評価を求める場合には逆に「正直に短所を認め伝えるか?」が求められました。
その様に自分を掘り下げる機会もあまり無かったので「印象を計算し保身に走る考え方」を抑えて書くことに時間がかかりました。
その後は、記述をもとに職業カウンセラーの方に面接をして貰いました。書いている内容をもとに否定されることなく、聞き取りがされることで、自分自身の社会生活を振り返り自分と向き合うことが出来る機会になりました。
面接後は、コンピューターを使っての職業興味検査、CAPT性格検査を行いました。これらの検査は質問が極端で実施するごとに結果が変わるなど、参考程度といった所でした。
以上で午前中が終了して、休憩をはさんで午後からみっちりと検査を行いました。
厚生労働省編「GATB一般職業適性検査」というものを実施しました。
この検査は企業の雇用管理の為に研究・開発された検査です。それぞれの能力と職業とのマッチングを測定する科学的用具として、教育訓練や能力開発などといった様々な場面で広く活用されています。
まずは筆記検査が行われました。紙筆検査では「知的 言語 数理 書記 空間 形態 共応」の7種の適性能を測定する事を目的としています。
いずれも短時間の制限時間内にどれだけの問題が解けるかという形式です。一問づつをじっくり熟考すしいていてはパフォーマンスが発揮出来ず、如何にひっかかりに捉われずに次々と問題を解き進めていくか?といった要領が必要な検査だと思いました。
筆記がおわると、「ペグ」などの検査器具を使っての手先の器用さを測定する検査が行われました。
両手の指先を短時間に駆使して手作業を行い、これもまた時間内にどれだけ出来るかが問われる検査でした。
OSAKA仕事フィールドでの検査は以上で終わりました。
障害職業センターの検査
OSAKA仕事フィールドの職業検査結果と、医療機関で行ったIQテストの結果を提示して、必要な検査を選択して貰いました。
専属の職業カウンセラーの方は、その結果を踏まえて「帳票計算検査」「ワード、エクセル入力検査」「カード分類検査」を実施しました。
電卓やパソコンなどを使い、具体的にオフィスで利用するスキルの検査が行われました。
職業カウンセラーとの面談を含めて、半日づつを2日に分けて検査が実施されました。
そして、1週間後にすべての検査結果と、面接を踏まえた「評価」が伝えられました。
つづく
発達障害の原因と発症メカニズム 脳神経科学からみた予防、治療・療育の可能性 [ 黒田洋一郎 ]
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関連記事7月14日投稿 「どんな仕事が向いている?立ち止まって考える材料 序」
http://plaza.rakuten.co.jp/socialinclusion/diary/20150714/
2016年9月以降の動きは、ワードプレスサイトに移転してお送りします。
新サイト「Professional independence with neurodiversity value」
(発達障害者である専門職のインディペンデンス)は以下のバナーからどうぞ。