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発達障害者である専門職のブログ

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2015.12.04
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カテゴリ:仕事の困難

更新が遅れてご心配をおかけしました雫

体調を崩し入院・手術を行ったり
、国家試験勉強に追われたりして、すっかり遅くなってしまいました。また、最近は他所からの依頼で執筆する機会が多くブログ更新が後回しになっておりますわからん


ただ、書きかけた記事の完結だけはしてしまいたいと思います。

発達障害者の職業選択のまとめ

 

少し間が空いたので、前回までのリンクを張っておきます。

どんな仕事が向いている?壱
http://plaza.rakuten.co.jp/socialinclusion/diary/201508140000/

どんな仕事が向いている?弐

http://plaza.rakuten.co.jp/socialinclusion/diary/201509020000/

 

少し長いので前回までの流れを、ちょちょいと説明すると。


わい、ほんまはどんな仕事が向いとるかな?( ;∀;)せや!障害職業センターで職業適性検査を受けよ。

なんや!?職業適性テスト結果やったら色んな職業適性あるやん。

職業カウンセラー(-"-)あんたが出来るの「倉庫作業」「後方事務」ぐらいな!

( ゚Д゚)ななななんでや!?

というお話でした。


知っておきたい気になる子どもの手先の器用さのアセスメント PWT描線テストの手引と検査用紙 (乳幼児期における発達障害の理解と支援) [ 尾崎 康子 ]


無理のないセルフプロモーションの為に


その明暗はあえて一般面接テクニックの逆を行った事によります。

一般の就職面接では、いかに短所をカモフラージュして長所に言い換えるか、不利な条件を伏せて会社の方針に沿った人間像に擦り合わせ、心象を良くするか考えてセルフプロモーションを行います。

今回はあえてその逆、職業カウンセラーに正直な自分の性格特性の短所を語っのです。

私は前の職場では、この最初についた嘘を守り続けるため、会社の求める人間像に合わせて、自分の感情を抑制し自分を偽り続けてきました。人と違った認知方法を隠し、その場で求められている常識を構造的に理解し、自分の本音を押し殺しながら、可もなく不可もないラインを保つ事に多大な労力を割いていました

 

過剰適応のひずみ、無理のない働き方を求めて 


最近になりそれらが「過剰適応」という、不自然な社会適応スタイルだった事を知りました。その結果、本来の自分の感情、生活とのバランスが崩れ、

定期的な体調不良、食生活の乱れ、多量飲酒、体重増加、頭痛、私生活での無気力感

などという形で表れ、自分の生活を圧迫していきました。

社会生活を続け仕事をしていくうえでは、そこで求められる役割を確認して適合する必要はあります。

しかし、長く働き続ける為には自分の生活とのバランス、ストレス耐性のキャパシティとの兼ね合いを調整する必要があります。


自分が何に負担に感じるのか?

 

どうすれば無理なく自分を表現できるのか?

 

自分らしく負担をかけずに働き続けるにはどうしたらいいのか?

 

という模索の中で、あえて正直に弱点を語ってみようと思いました。

正直に語った弱点


ストレスを感じていた事

仕事以外の雑談が多すぎる

休憩時間に集団コミュニケーションを強いられる

業務に明確な指示がない

指示を口伝であいまいに伝えられる


配慮して欲しい事

精神的な疲労を感じやすい為、休憩時間に休ませてほしい。

作業に集中して取り組む時間を与えて欲しい

自分のマニュアルを整備する時間が欲しい

業務の進捗状況を相談出来る上司が欲しい

飲み会は、肉体的にも精神的にも疲労が大きいので、翌日に休息が欲しい。


当然、就職面接で最初にこの様な条件を提示したら、わがままな印象を与えて採用に悪影響を与える内容でしょう。

しかし、これらがASD、ADHDの特性を持つ人が、少しでもストレスを軽減しながら長く働き続ける為に必要な条件の一部だと思います。


ただ繰り返しますが、やってやれない事はない事ですし、現に多くの発達障害者は人知れず多大なストレスを感じながら折り合いをつけています。私も今まで誰にもこれらの事が言えずに、人付き合いを適度に回避をしながらやってきました。

しかし自分を保つ為の方法が説明できずに、後ろ指を刺される事もありました。




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人に説明できない休み理由

以前の職場で、飲み会の翌日に午前半休を希望した事がありました。

 

上司に半休の理由を問われて、正直に飲み会の翌日だからと答えました。その事に対して表立っては何も言われませんでしたが、陰で他のスタッフと共に「ありえない休み方」と言われていた事を知りました。

 

私は、理解をして貰えない相手に正直に答えてしまった事を後悔しました。

気心の知れた相手と行くわけではない仕事の飲み会には、どの様なメンバーや席順に恵まれ、場に馴染めるのか、不特定の要素に対して、何週間も前から非常に不安を抱えて迎えます。場合によっては失言や後悔で、翌日に寝込むこともありました。

ただ全ての飲み会が、嫌いでうまくいかない事ばかりではありません。自分を表現出来る相手に恵まれ、自分の居場所が確保出来れば心地よく過ごす事も多くあります

ただ、その日を迎えるまで不確定要素に対して大きな不安を抱え、万一に備えて翌日に休息が欲しいという事です。


その様な、私のネガティブな経験から弱点部分を正直に話した結果、「倉庫作業」と「後方事務」という職業選択肢しか提示されませんでした。


ストレングス視点の欠如 

 

私も精神保健福祉の学習をするまでは、この選択肢は仕方がないと思ったかもしれません。しかし、今の私の視点から見ると選択肢にストレングス視点がない事に大きな問題点を感じます。

 

人付き合いに配慮が必要という制限からの選択で可能性を狭くとらえ、

私のキャリア、資格、職業適性結果の長所を考慮し、少しでも能力を発揮出来る職業選択を提示されませんでした。

しかし、残念ながらこれが現在の社会、職業選択の現実だと感じました。

発達障害者に、客観的な長所や、局所的なスキルがあっても、障害特性によっての齟齬が理解されず、能力を活かして働ける場所が少ない

 

そして本来もっている知的水準や能力に見合った仕事につけず、はるかに低い社会評価の中で生きねばならない人が多という現実。


その時は現実を噛みしめ、発達障害者の能力が発揮できる支援が必要と痛感しました。


しかし
発達障害者の未来には実は希望の光も差していたのです

 

 私はその後発達障害者の詳細な特性理解は専門家の中で進んでおり、社会に受け入れる場所が生まれてくる兆しがある事を知りました

 

​                                 つづく


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Last updated  2020.03.22 23:36:21
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