シャイン先生と４０人の生徒

　生徒が主に使用する場所，つまり教室や廊下の掃除は，生徒たちが清掃の方法や意義を学びながら，清掃活動に当たる。つまり自分たちで掃除する。

　だから職員室は子どもたちと掃除するし（生徒も出入りするし，正直言って職員だけでは手が足りないので），職員トイレは（生徒は全然関係ないので）自分たちだけで掃除する。公平である。

　今週はShineがトイレ掃除の当番であった。
　
　まったく，大人というモノは，大変よろしくない。
　どうして後一歩近づいてくれないんだろう。
「もう一歩です」ってシールが余ってるから，１つずつ貼り付けてやろうか・・・

　さて。最後に流しを洗っていて，ふと気がついた。
　石けんがカラカラにひからびて，ひび割れている・・・
　そういえば，前の当番の時に，ひからびていたから，新しい石けんに取り替えたような気がする。ついでに流しも乾ききっていて，水道をひねっても，水が出るまで１，２秒かかった。
　そういえば，生徒のトイレを巡視したときも，石けんがひからびていたぞ・・・
　なぜだ！？

　そのとき，となりの女子トイレに当番の職員がやってきた。

　Ms.Tohban: まぁ，Shines先生も当番？もう終わり？ご苦労様。私今からなの。
　Shine：ちょうど時間があったので。・・・ところで先生，トイレの石けんって，どうしてすぐ　　　　　　　　　　　　　　　　ひからびるんでしょうね。もったいないと思いませんか？
　Ms.Tohban:へぇっ！？何でひからびるの？や～だ。女職員は，みんなきれい好きだもの。そんな　　　　　　　　　　　　　　　　ことないですよ～だ。水気がないと，石けんはひからびるんじゃない，カラカラに。
　Shine：ということは・・・

　ん！？みなさん，手を洗わないのか？（ここで自分を振り返ってみたのだが，内容は非公開。）
　
　世の男性諸君。トイレで手を洗いましょう。できれば前後に。