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菅・民主党の国民的支持は地に墜ちているかもしれないが、では谷垣・自民党を支持する国民勢力はいくばくばかりではないか！！

菅総理が「総理就任に当たっての施政方針演説で、政治の目標は”不幸の最小化”にある」といったのだが、この言葉がどれだけの国民の気持ちを揺さぶったかといえば、殆どゼロに近いのだろう。また、知性みなぎる斬新なアイデアを次から次へと放つほどの才気にも乏しい、文字通り凡庸の総理とのイメージが定着してしまったようだ。野党第一党の自民党の石破・政調会長が「野党時の菅首相は迫力があったが、今は借りてきた猫みたいに」大人しくなってしまい、この困難な時代を乗り切る覇気にかけると論評されているほどだ。この臨時国会で、補正予算の国会通過が第一義の政治課題といっていたのだから、菅首相は
とりあえず事なれりというわけだ。

だが、「ネジレ国会」を楯に、野党が多数を占める参議院で「仙石官房長官＆馬渕国土交通大臣」に問責決議案を突き付けて、菅内閣の早期退陣を迫る情勢を作るのに成功した。
ほんとうに、バカだよねえ、凡庸だねえ、菅政権と云うのは？「ネジレ国会はわかっている」のだから、「みんなの党、または公明党」の取り込みをはかるべきであったのだろう。菅も、党務は岡田幹事長任せといってるようだが、岡田幹事長は真面目一筋なのだから、まさにそのような政治的取引ができるはずもなかろう。では誰が？ということになるが、民主党は残念ながら人材不足だね。まあ、来年度の通常国会は、もっと困難を極めるのだろう。まさに、国会は機能不全になること間違いなしである。

で、菅は総辞職か総選挙かの二者択一に追い込まれることになる。ことによったら、それさえできないかもしれない。つまり、民主党の衆議員一年生の新人は、選挙慣れしていないため、菅・民主党に逆旋風が吹いているためを大義名分に「解散総選挙反対」の雄たけびを上げるのだろう。つまり菅政権には「総辞職しか」選択肢はないのだ。でも、政治的不感症の菅総理は、与野党一致の菅政権打倒の声に耳を貸さず、「解散・総選挙」をちらつかせながら、来年度予算の衆議院通過を計るのであろう。問題は、予算を通しての後の「解散か」、それとも新年一・二月の早期の「総選挙なのか」、これをめぐって民主党内のゴタゴタガ続くのであろう。

さて、国会解散・総選挙があれば、はたして自民党は勝てるのだろうか？自民党を支持する国民なんて、果たしているのだろうか？谷垣総裁で選挙は戦えないだろう？では誰が自民党総裁になったら選挙で勝利できるのか？僕は誰がなっても無理だと思うよ！