子宮を取ったのにがん健診を受ける必要があるの?
子宮がんには子宮の入り口の部分(頸部)にできる子宮頸がんと本体部分にできる子宮体がん(子宮内膜癌)がありますが、近年のがん検診は指針に沿って、子宮頸がんのみについて行い、子宮体がん検診は行わないか、特別なときだけ行う市町村が多いです。子宮頚がん・子宮体がん・卵巣がん患者さんへのドクターズアドバイス [ 馬屋原健司 ]●子宮をとっても頸部が残ってたら健診した方がいい子宮頸がん検診では、問診や視診に加え、子宮頸部の細胞を採取して調べる細胞診検査が行われます。子宮を取った(全摘出)した場合は頸部もないので健診の必要がないと思いがちですが、子宮摘出手術では子宮頸部を残すこともあるので、その場合には子宮頸がん健診は必要です。自治体によっては子宮がんと同時に卵巣がんの検診もしているところがありますのでチェックが必要。手術方法もさまざまで、すべて取ったと言われても、頸部など一部を残している場合もあります。健診を受けたほうがいいか受けないでいいかは主治医に相談しましょう。子宮頚がん・子宮体がん・卵巣がん患者さんへのドクターズアドバイス [ 馬屋原健司 ]