試合当日に一番ベストな体調に自分で調節することができるのが、酸化度測定。
監督やチームを補助するスタッフの手腕がかかってきます。
酸化とスポーツとの関係に着目したのがこの10年の箱根駅伝で4回の優勝を誇る東洋大の陸上部。
今年から長距離選手の酸化度測定を月1回行い、
酸化度が高い選手は練習メニューを調整、
試合当日に酸化度が最も低くなるようコントロールした。
箱根駅伝 ナイン・ストーリーズ [ 生島淳 ]
酸化度は本人が受ける酸化度ストレスとそれを抑える抗酸化力の強さと相対的な値で決まる。
研究によると、抗酸化力が強い状態で相対的な酸化度が低く抑えられているとき、
多くの選手が自己ベストの記録を出している。
抗酸化力は休養は食事で
相対酸化度が高くならないよう、
練習や食事を調整することがベストパフォーマンスに繋がる。
一方、抗酸化力が落ちて酸化度が高まっている選手は疲労感を訴えることが多かったという。
仕事の多忙などで酸化ストレスが高い状態でも抗酸化力をアップさせれば疲労は軽減できる。
慢性疲労症候群の患者は抗酸化力の異常低値の人が多い。
酸化ストレスと抗酸化力を同時に測定できる機会はイタリアで開発され、
日本ではウイスマーが輸入・販売している。
現在、国内の1000施設で導入されている。
抗酸化力をアップさせるには休養やポリフェノールの多い食品がいい
選手が練習で潰れない、才能が開花されないようにできるのが一番。
過酷な練習で逆に成績が伸びない選手もいると思うし故障する選手も多いと思う。
一生スポーツが出来なくなる場合もある。
そういう管理まで行き届いたスポーツで正々堂々戦って欲しい物だと思う。
箱根駅伝 ナイン・ストーリーズ [ 生島淳 ]