日本では、卵子凍結を行っている医療機関が少なくとも23施設あり40代女性の3人が冷凍卵子を使って出産していたことが分かった。
できるだけ若い時に卵子を保存しておけば出産できる可能性は高まるが、母子への健康リスクが高い高齢出産を助長するという懸念もある。
健康な女性が卵子凍結を考える背景には晩婚化がある。
30代前半の女性の3人に1人は未婚。
卵子を凍結した多くの女性が35歳以上で、約4割が40代以上だった。
妊娠や出産の確立がかなり低くなってから卵子凍結に望みを託す女性が多いことが伺える。
お金の余裕が出来た頃と切羽詰った年齢が40代なのだろう。
誰も教えてくれなかった卵子の話 [ 杉本公平 ]
卵子凍結の出産例
医師 38歳で卵子凍結 40歳で出産
会社員 39歳で卵子凍結 41歳で出産
看護士 41歳で卵子凍結 44歳で出産
だが、卵子凍結は将来の出産を保証するものではない。
日本産婦人科学会は、安全性や有用性が不明などとして推奨しないとしている。
ただ、気になるのは、卵子凍結により、ダウン症などのリスクが減るのかが気になる。
もし遺伝疾患が減るのであれば有用なのか?とも思う。
産みたいのに産めない 卵子老化の衝撃