二型糖尿病の発症に関係する遺伝子の存在する7つの領域を発見した。
これらの領域内で特定の遺伝子が変異しているとしていない人に比べて発症リスクが1割から2割上がり、
複数の領木であるとさらにリスクが高まるとされる。
7つの領域のうち、4つは各民族共通だが3つは日本人など東アジア人特有のもの。
未来には糖尿病の遺伝子標的薬ができるかも
二型糖尿病はこれまで
自分の家系に糖尿の人はいる?
食べすぎや運動不足で肥満?
といった、生活習慣で起こる病気とされた。
だが、将来は遺伝子で予想できる病気になる。
糖尿病の発症と遺伝子の因果関係について、発症を高める遺伝子を持っていたとしても体重を5%減らすだけで
持っていない人と同じ発症率に抑えることができるというアメリカの研究もある。
自分の遺伝リスクを正確に踏まえたうえで生活習慣を改善すれば遺伝的要因を最小限に抑えられる。
未来には癌の薬のように糖尿病の遺伝子標的薬ができるかもしれない。