2011/11/15(火)19:49
心から感謝
先月末からなかなかここに書いてる時間がありませんでした
知り合い以外には特に誰がどう読まれてるのかわからないですが、ここまでかなりたくさんの
方々にアクセスしてもらってきてるわけですから、少なくとも多少の個人的な話もすべきなの
かもしれません
以前にも書いてたかもしれませんし、ここに書いてくださった方々にも話題にされたことも
ありましたが、ウチの父親というのは、かつて俳優業をしていました
元々は舞台から始めた人で、メディアの普及に伴い、関西系のテレビやラジオ、俳優のかたわら
声優としても朗読など多くの仕事をしてきた人です
その仕事も中盤を過ぎる頃から狂言なども始め、市内だけに限らず地方にも多く公演に出るなど
その多彩な活動ぶりは、息子である私が言うのもおかしいですが、誰にでもできることでは
なかったように思います
その表の顔とは違い、裏では何かと人の世話をするという、とても周りからは信頼の厚い人
だったことも関わりのあった方々から、ずいぶんと聞かされてきました
そのぶん母親の苦労も大きかったかもしれませんけど・・・
そんな父親もここ5年ほどは、さすがに年齢のこともあって、一部の朗読を教える仕事や
出かけられる範囲以外では目立ったことはしていませんでしたが、先月27日の朝、入院先で
とうとう85年の生涯を終え、ウチの家族という意味では9年前に兄も亡くなっているので、私と
母親だけになってしまいました
母親にすれば、今年は愛犬もいなくなり、次いで父親までいなくなったので、昼間以外の
こんな時間は本当に寂しいだろうと思います
まだ3週間も過ぎてないのですが、私自身は死亡通知を出したりして、なんだか少し前のこと
のように感じています
父親が亡くなってからというもの、やはり色々とあったりして、生活そのものもなかなか
うまく回ってなかったようでしたが、それでも日常は流れていって、すべきことはする、また
予定されてたことも普通に消化されていくわけで、人の感情というものも簡単には立ち止まれ
ないものだと今更のように思います
父親のことを思えば、自分はあれだけのことができるかどうか、またあれだけの人望があるのか
どうかなど、この先不安はありますが、やはりあの父親の存在があってこそ今の自分も「在る」
わけですしね
環境も含めてここまでの自分を形成できたのは、父親の影響が大きかったと言えます
今の自分が好きかどうかということはさておき、ひとまずそのことには心より感謝すべきだと
いうことなんでしょうね
本当に長い間 ご苦労様でした