カテゴリ:コーヒーブレイク
ジオパークとは、科学的に見て特別に重要で貴重な、あるいは美しい地質遺産を複数含む一種の自然の地質公園のことで、鳥取、兵庫、京都の3府県にまたがる約75キロの山陰海岸を加えようと、2009年度に申請を目指す。ジオパークはユネスコが提唱し、世界ジオパークネットワーク(本部・パリ)が、現在17か国53か所を認定しているが、日本はまだゼロだ。中国では既に巨大な奇岩が林立する石林始め18ヶ所が認定されている。山陰海岸には、鳥取砂丘や、浦富海岸、但馬御火浦、久美浜湾などの景勝地が点在する。その他、国内では洞爺湖周辺地域、島原半島、石見銀山地域などが認定を目指して活動している。
ユネスコの支援するジオパークは次のことを行います: 1. 次世代のために地質遺産を守る(保全) 2. 地質景観や環境問題について広く大衆を教育し、地質科学に研究の場を提供する(教育) 3.持続可能な開発を保証する(旅行:ジオツーリズム) (ユネスコの記事から) 面白いことに、ユネスコが1997年ごろからジオパークという言葉を使うようになったが、糸魚川市内には数多くの地質学的に大事な露頭(崖)や地形があることから、1991年にこれらの場所を総称してジオパーク(Geopark)と呼び始めていた。 これは地質学(Geology)と公園(Park)を組み合わせた造語だ。糸魚川市の先駆性には脱帽。しかし、世界遺産にしても、ジオパークにしても、ISOにしても、すべてアングルサクソン家元制となるのは気に入らない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.17 09:40:51
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