カテゴリ:コーヒーブレイク
現在統合されて坂井市丸岡町にある丸岡城は、1576年、柴田勝家の甥、柴田勝豊が北之庄城の支城として築かれた平山城だ。現存する天守閣では日本最古のもので城郭建築史上の重要な遺構とされており、国の重要文化財となっている。外観は上層望楼を形成して通し柱がなく、一層は二階三階を支える支台をなし、屋根は二重で内部は三階形式だ。
丸岡町にゆかりのある徳川家康の忠臣本多作左衛門重次が陣中から妻にあてて送った手紙「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」は短いことで有名だが、「お仙」とは、後の越前丸岡藩主 本多成重(幼名仙千代)のことだ。この手紙文を刻んだ碑が丸岡城に立っている。この手紙にちなんで、丸岡町文化振興事業団と坂井市が主催する第6回新一筆啓上賞の募集がはじまる。今年のテーマは夢だそうで、1~40文字までの「夢」の片道手紙文。 前回は、新一筆啓上賞になってから最多の3万7723通の応募があり、前身の一筆啓上賞が始まった1993年からの応募総数は累計で約93万8500通に達した。また、前回の受賞作品集「日本一短い『未来』への手紙」が11日から全国の書店などで発売されるようだ。 夢を語ることが少なくなったこの頃、短い手紙に夢を乗せ、それぞれの心にほのぼのとした夢の火を点し、膨らましていきたいものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.04.11 10:41:53
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