日記はこれから書かれるところです。

2005/10/08(土)17:49

■STOP THE KOIZUMI■

政治あるいは自由論(187)

「改革ファシズムを止めるブロガー同盟」に参加表明する。 政治的立場は若干違うものの、俺は「世に倦む日日」さんの呼びかけに参加することを決めた。 ■これでも少しは迷ったが、ふたつの危険を念頭に置いて、参加決断した。 ・ひとつは、これから4年間の「ネオリベ改革」において、政治暴力的犠牲者が確実に生じる危険(自殺者の増加、またある種の国家的戦闘犠牲者も出るかもしれない)。 ・いまひとつは(これが最大の懸念だが)、「平凡なる政治家」小泉(あるいは次期首相)の支持率が低下し始めたとき、思わぬ反動政治が待っている危険である。 ■昭和初期の問題は、昭和恐慌と大衆の政治不信が重なったことであった。 五・一五事件に対しては、当時の一般世論は加害者に同情的だったという。 これを逆に考えれば、政治家不信の世相が事件を後押ししていたとみることもできよう。 この頃を振り返って吉田茂は「変調をきたしていった時代」と評した。 こうした大きな反動が来ないように、多くの語られるべき言説を、しっかりと公的ディスコースにのせることが必要なように思う。 多くの意見が政治に届けられる道をつくらねばなるまい。 ■今、政府は情報操作をしている。 こうした運動(ムーブメント)が実効性を有すると思えるのは、言論活動の保障(つまり意思形成過程への参加)を政府に迫れる可能性があるからである。 現状、政府は、いくらかの点で世論操作(manipulate)している。 ・議席を減らさずに増税を行うために、「大増税」をまずアピールしている(後で、「これくらいならいいか」と思わせるため)。 ・アメリカの要請に応えて軍隊を派遣できるように、「無説明」に「改憲」の風潮を作り出そうとしている。 ・アメリカ利権を引き込むために、「改革」という美名で、国民の生活基盤の掘り崩しを行っている。 ■高支持率のうちはいい 平凡なる政治家が怖いのは、支持率を失い始めるときである。間違ったことを思い切ってやってしまう可能性がある。 ヒトラーがユダヤ人虐殺を始めたのは戦況が悪化しだしてからだった。大本営が嘘の発表をしだしたのは戦況が悪化しだしてからだった。 枠に嵌って本当のことを言えなくなったときが怖い。裸の王様化が怖い。 小泉でも、それを引き継いだ奴でも同じことだ。 言えることは、今からそのことを考えておかなければならないということだ。 しっかりと国民全体から、それぞれの生活基盤に根ざした言論を、公的な場に出すこと。 そのために、いま「大同団結」が求められている。

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