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カテゴリ:その他
以前、何度か取り上げたアフガニスタン難民アリジャンさんの高等裁判所裁判が4月12日10:30~東京高裁で行われます。結審となるかもしれないとのことです。(アリジャンHP参照)
今一度、関心を向けて頂きたくお願い致します。 ■この国が「普通の国」になるように 民主主義国において一番危険なのは、自分に関係の無いと思えるところで行われている不正義への不作為だと私は考えています。 もちろん、自分に関係のあることだからタンパク質を消費するんだ、という考えはとても正しいし、私はそれを全面的に肯定します。 しかし、不正義が行われているときに、それを見過ごしたら、それがいつか自分にかえってくる可能性を温存したのと等しいはずです。 日本という国は、難民条約を批准しているのです。 その約束を果たさない国であるとすれば、我々の信託もいつ反故にされるかわからないと言えるのではないでしょうか。 この国の難民支援への取り組みは先進国としてお粗末なものです(参照)。 そして、この国の入国管理局における人権無視は、規約人権委員会の最終見解をはじめ、多くの報告・研究があります(参照)。 条約は国会で批准を決めます。国民の代表の決議です。 しかし、その条約という国際「法」を、法務省という民主的代表でない機関が無視すると決めているとしたら、大した「エリート支配」の国だと言えるでしょう。 藤原正彦氏が心配するまでもなく、日本は十分にエリート支配の国なわけです。素敵なことです。 とにかく高裁の判決に注目したいと思います。この国が「普通の国」になるように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.08 02:15:02
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