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日記はこれから書かれるところです。

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2006.12.04
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カテゴリ:回り道雑談
だいぶ以前に為された「回り道雑談」なのだが、ずっと倉庫入りになっていた。最近、発見したので、ここに載せる。題は、そうだなぁ、「集団的理性と個人の幸福」くらいかな(笑)長いので2回に分ける。


■運ってのはgoalへの運びだ

A (1:51:46): 前に、inside actor's studioにトムクルーズが出たときの話したけど
A (1:52:03): 彼が運が良かったって言ったら
A (1:52:24): ホストのジェームズリプトンが、幸運は意図を持つものに与えられるってね答えた
A (1:52:27): そしたら、
A (1:52:28): トムは
A (1:52:42): You're a wise man.ってね
A (1:53:42): 運ってのはgoalへの運びだね

B (1:53:51): なるほど

A (2:00:11): なんというか、無駄なことって無いんだよね

B (2:00:22): うん

A (2:00:22): 人は何かしら成長してしまう
A (2:00:38): 唯一成長を阻むものがあるとすれば、
A (2:01:02): それは誰かが敷いたレールなのかもしれん、と思ってる

B (2:02:37): でも 自分が選んでいると思っても本当は選ばされている、って
B (2:03:05): いうのとどこで線を引くの?

A (2:03:15): 選んでるなんて言ったことないぞ

B (2:03:44): 選んでるじゃなくて自己決定、ってことばだったか


■自己決定と思考停止

A (2:03:49): ふふ
A (2:04:03): 自己決定って、難しい概念で
A (2:04:13): 突き詰めると、あり得ない概念なんだよね
A (2:04:26): 単純に、他者との関係性に行き着いてしまう
A (2:04:34): つまり、コミュニケーションね
A (2:05:03): コミュニケーションって、思考することと等しいと思わない?

B (2:05:31): かもしれない よくわかんない

A (2:05:32): アーレントにとって、「他者の現れ」は「思考」であり「自由」なんだよ
A (2:06:04): そうした自由概念の反対物って何かって考えれば
A (2:06:06): レールじゃないかね

B (2:06:37): もうちょっと具体的に言うと?

A (2:06:46): 思考停止

B (2:06:57): あ、そういうことか わかってきた
B (2:08:57): ちょっとレールでイメージするものが違ってた

A (2:09:31): レールで何イメージしたの

B (2:09:41): 医者の子供は医者になる、みたいな
B (2:09:44): 笑

A (2:10:20): それもレールと言えるね
A (2:10:49): 子供の方は、自分で選んでると思ってるんだ
A (2:10:56): つまり、思考枠ができちゃってる
A (2:11:09): そして、多くの人間は思考枠ができちゃってる

B (2:11:13): 思考停止しているとはいえないのではともおもうけど
B (2:11:22): 枠から出られない状態なのかな

A (2:11:26): そうだよ
A (2:11:32): 思考停止してるでしょ、そこで
A (2:11:42): 許された範囲内で思考する
A (2:11:47): かごの中で自由
A (2:12:28): 外に対して思考は働かない
A (2:12:32): 停止
A (2:12:35): 単純に見えない

B (2:12:53): まあ、人によるし、外に出た後で帰ってくる人もいるとも思う
B (2:12:59): 少ないだろうけど

A (2:13:14): それは思考と行動を混同してる
A (2:13:38): 外に出るにしたって、思考枠の範囲
A (2:14:09): 医者の子が思考できる範囲なんて、それなりのステータスがかったものになっちゃう

B (2:15:01): 医者の子に生まれた時点で思考枠の中でしか考えられない子である、って決まっちゃうのかな

A (2:16:22): 誰でも、思考枠持ってるの
A (2:16:32): 医者かどうかは関係ない
A (2:16:51): 大切なのは、その枠組みが最も自分を不自由にしてるってことなんだ

B (2:20:11): その思考枠って打ち破れるものなのかな

A (2:20:40): その問題設定が、ちょっと全体を誤解してるように聞こえる

B (2:20:44): ふむ

A (2:20:54): 医者の子に限らず、サラリーマンの子でもね
A (2:20:56): 例えば、
A (2:21:02): いい学校に行けってなるわけで

B (2:21:09): そうだよ

A (2:21:11): レールだね

B (2:21:14): そうだよ

A (2:21:27): 外部があることには普通気付かないわけだ
A (2:21:33): そりゃそうだ

B (2:21:36): うん

A (2:21:50): 生まれたときに、全体を知ってるってことはない

B (2:21:54): うん

A (2:22:03): 自分の身体を離れた認識はできないからね

B (2:22:12): うん

A (2:22:19): じゃ、どうやったら、人は変われるのか
A (2:22:31): それは、自分が変わったときをちょっと想起してみればいいんじゃない

B (2:22:44): 他者とであったとき


■自分を揺るがすような他者

A (2:22:49): ご名答
A (2:22:56): それしかないんだ
A (2:23:26): だから、アーレントは、自由の条件に他者を据える

B (2:23:32): うん

A (2:23:52): 正確には、他者と出会うだけじゃなくて、
A (2:24:01): コミュニケーションをとる必要があると思うけどね

B (2:24:06): そう思う

A (2:24:59): だから、ちょっと疑問を勝手に予測して書けば
A (2:25:17): 医者に生まれたから思考枠が決まるということではなくて
A (2:25:35): 思考枠って、関係性であって
A (2:25:49): そこに、<他者>が入ってくるから、その関係性が変わるわけね
A (2:25:58): 変な例なんだけど
A (2:26:17): 江戸時代のある村を想像してみる
A (2:26:33): そこにおいては共同体的均質性と同質性が宿ってる
A (2:26:53): 「常識」があり「道徳」があるわけ
A (2:27:22): そこに、「南蛮人」が現れて、住むとしましょうか
A (2:27:59): そうすると、関係性が変わると同時に、当たり前の「枠」も変わりませんかね

B (2:28:42): 変わるでしょうね

A (2:29:11): それは、なんでか
A (2:29:24): その<他者>を受け入れようとするからなんだよね

B (2:30:41): 枠を広げるの

A (2:30:53): うーん
A (2:31:11): 枠というメタファが適切でないのかもな
A (2:31:40): まあ、自分が変わるよね

B (2:31:46): うん
B (2:32:29): そういうのもありかもね、とすこし「自由」になる

A (2:32:42): うーん、
A (2:32:51): ちょっと違う気がする

B (2:32:55): そか

A (2:33:12): 前提としてるものがBと俺で違うようで、
A (2:33:19): どの部分が違うのか、考えてるところ

B (2:34:09): 私が自分の経験とか
B (2:34:25): に引きずられているようです

A (2:34:51): わからんけど、多少の抽象化が必要かもしれない
A (2:35:06): あるいは、そうした具体例に合わせてもいいかもしれない

B (2:35:06): うん

A (2:36:02): 思考ってのは平板ではないので、簡単には言えないけれど
A (2:36:38): どのような経験が自分を医者にしたいと思わせているのか
A (2:36:48): 当人が解ってればいいんじゃないかね

B (2:38:07): わかっていれば思考停止ではない?

A (2:38:26): そこが簡単に言えないところね

B (2:38:30): そうだね

A (2:38:39): 思考が平板でないってのは
A (2:38:40): そこで
A (2:38:47): 重層性をもってるでしょ
A (2:38:50): 例えば、
A (2:39:05): 医者に関しては、選びなおしていたとしても、
A (2:39:32): そもそもその選択肢が、ステータスがかったものしかないとすれば、
A (2:39:46): 俺から見ればより重大な思考停止とも言える

B (2:40:08): うん

A (2:40:16): 言ってることわかるかな

B (2:40:26): たぶん

A (2:40:44): 例えば、そのオルタナティブが弁護士とか国連職員とかだとしたら
A (2:40:55): それは、単純に彼/彼女にあっては
A (2:41:00): 等価交換できるものなんだ
A (2:41:09): 医者=弁護士=国連職員
A (2:41:23): それは形は違えど、心理学的には、同一物じゃないかね
A (2:41:38): それはレールではないかね

B (2:41:38): うん

A (2:41:51): 医者の息子ってところが引っ掛かっちゃう
A (2:42:12): 父親/母親に対するコンプレックスが選択肢を限定してるとすれば
A (2:42:18): 一番の思考停止じゃないかね
A (2:42:25): レールじゃないかね

B (2:42:35): うん

A (2:43:22): 「他者」は現れてるけど、自分の前提を揺るがすような<他者>が現れてないんだよ

B (2:44:12): そうだね

A (2:44:16): その情報からは判断できないけど、本当の意味で不自由な状態だとも言えるねぇ

B (2:45:06): 私も周辺情報しか知らないからね。ゴシップ的に言えば、高級イタリア車に乗ってて
B (2:45:18): 超美人の奥さんもらってて、
B (2:45:38): 顔がそんなにかっこよいわけでは実はないんだけど、もてる。みたいな人ですね
B (2:45:46): あはは

A (2:45:56): うん


つづく





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Last updated  2006.12.04 18:52:20
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