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日記はこれから書かれるところです。

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2007.10.22
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久しぶりに書くにはいささかハード過ぎるお題なので、絶対に最後までいかないことを断っておく。いや、もしかすると、十分の一も行かずに力尽きそうな体力。いや、もっとはっきり言えば、もう眠い。寝る。

というわけで、防衛省が省になった理由はやっぱり新自由主義と関係していたんだ、みたいな事件が明らかになりつつあるときに、自衛隊について考えはじめたいわけです。とにかく、よくわからんことを並べとこうかと。


■給油か国連軍か

まずは、テロ特措法か民主小沢論文かってことですが、軍隊がおかしくなるのをなるべく統制したいと望むなら、後者の方が整合性が取れた論だと思う。

アメリカの戦争への加担が「憲法の範囲内」だと言えるのは、憲法の精神を「日本人が死なないこと」だと読み取っているからに過ぎない。「日本人が死ななきゃいいんでしょ」と言っているようで、どうも首を傾げざるを得ない。それでありながら、国会=国民への報告も無く勝手なことをやっちゃうような組織体だとすると、こりゃ、国会に対して面従腹背の感あって、逆に道を誤らんかと心配になる。

それに対して、小沢の方のは、自衛権の固有性を前提として、自衛権(および権力)をむしろ国連に徐々に委譲していくことが平和への道だと言っているようで、まあそういう憲法解釈も成り立つかもしれんと思った。
柄谷行人が『世界共和国へ』で近い発想を記していたから、それの影響もあるかもしれない。


■前提が気になる

さて、柄谷なんかが出てくるから面倒臭い。柄谷については、今回は無理。

気になるのは、(政府と小沢)どちらも自衛隊という組織が前提になっていること。自衛隊違憲論はどうしたか、ということ。

そして、この自衛隊違憲論もまた面倒くさい。これも今回は無理。

ただ、指摘しておきたいのは、何らかの制度的存在は、その時代の諸制度の織り成す重層的な<制度>において<意味>を付与されているわけで、テロ特措法以後の自衛隊(あるいは、当然のごとく語られるようになった自衛隊)はもはや、参院選以後の自民党と一緒で、かつて観念していたものとして議論を展開しちゃいかんのじゃないか、ということだ。

自衛隊違憲論には、たとえば長谷部恭男なんかが、手厳しい論難を浴びせているが、それは俺にはある種のパンドラの箱のような議論である気もするわけだ。

うっ、今度は長谷部恭男まで出てきてしまった。これももちろん、今回は無理。

とにかく、以上のことは適当に括弧に括って、述べておけば、自衛隊は違憲かどうかはっきりしない立ち位置にいるままなのに、情緒的に、議論の前提になってしまっていいのか、ということだ。それが怖い。

ちゃんと、自衛隊違憲論を徹底的に叩いて、もっと広くコンセンサスが得られなければ、道を逆に誤るんじゃないかと俺は危惧する。

ところで、しかし、自民党というか官僚が、そういうはっきりさせることを避けつつ、情緒に訴えながら(「日本人は死なない範囲での活動」みたいな)、なし崩し的に軍事「権」力増強を意図しているのを見ると、俺は逆に、官僚や自民党は、実は自衛隊を違憲だと考えてるんじゃないかと訝しく思ってしまう。

こんな及び腰な議論は、疾しいところを感じているからこそ為されるような気がしてならない。

下手なことをすると、国民の護憲派的精神が盛り上がって、政権が変わってしまい、考えていたことができなくなっていることを恐れてのことかもしれない。官僚国家万歳。

やっぱり、官僚にとって議会は国民を騙す装置なのだね。

まあ、その辺の議論はもうちょっと基礎からつめとく必要を感じるわけだな。今回は無理なんだけど(笑)。


■防衛予算

しかし、結局これだけの防衛予算を必要とするのは、国防のためなんかじゃないとそろそろ気付かないといけない気がする。

防衛予算をこれだけ掛けながら、攻め込まれない限り使わない存在。この不安定な島国の国防のことを考えたら、そもそも軍事的なことだけでは済まない話で、当然のことながら、貿易関係や外交関係等のバランスこそ最も大きく影響する。

俺には、どうしてもこの国の「軍隊」が、自衛権のために存在しているとは納得できないわけだ。

そうすると、俺なりの結論は、ひとつしかない。

自衛隊なる「軍隊」を要求するのは、国民ではなく、官僚でもなく、資本なんじゃないかと。

資本の拡大への自律的運動が軍隊を要求しているんじゃないかと。

前事務次官の問題は象徴的である気がしてならないし、さらに、この国の「軍隊」を動かしているのが、資本が最も表象された国AMERICAであることが、そのことを最も示唆している気がしてならない。


以上、つづく・・・のか? おやすみなさい。





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Last updated  2007.10.23 02:18:47
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