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2020.03.01
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■プロはリーダーになれない

多くのプロフェッショナルを見てきた。

プロとして一流なのは、リソースを集中投下している人だと思う。

いろんなことができる人はプロではないが、だからと言って、そういう人がプロに劣っているわけでもない。

このクラスの、メガネをかけてて、八重歯のある男子の中では、一番カッコいい、のように、分野を絞れば一番になれるというただそれだけのことだ。

では、そのような分野を絞ったプロは何の役に立つのか。
当たり前だが、その分野のことのみに役立つ。
逆に言えば、広い責任を持つべきところにはそのような人間は据えられてはならない。間違いなく役に立たない。

プロであることは、リーダーであることの邪魔になる。


■COVID-19への対応について

政治が科学の邪魔をしている。

これは民主主義の初めから問題にされていたことだ。

そう、衆愚政治、ポピュリズムのことだ。

我が国の当初の対策は悪いものではなかった。

おかしくなったのは水際対策を言い出した頃からだ。

ダイヤモンド・プリンセスは、感染源を培養した。

なぜそんなことになったのか、政治家が政治の責任を放棄し、大衆の不安に付き合ったからだ。

報道が過熱した頃(なぜかアメリカのインフルエンザ猛威については報道が少なかった)、すでにウイルス媒体としてのキャリアは、正確には捕捉できないレベルで広まっていたと思う。(この根拠については後述。)

それなのに、統計数値が読めず、教科書を読めないレベルの大衆たちは、封じ込めを期待した。
(そのような人たちの中にイタリアを称賛するひとがいたことは注目に値する。イタリアは唯一WHOの推奨策を講じずに、欧州の中で逸早く中国からの航空便を止めたが、結果として欧州先進国のなかでは最もひどいことになっていることに留意しなければならない。)

各国の専門家はそれほど悪いことをしていない。
当たり前だ。
愚かな不安に駆られた大衆より、一人の専門家の意見の方がずっといい。
そして、政治家の仕事は、そのことをよく理解したうえで、大衆に真実を語りかけることだ。

大衆は存在する。
それは前提だ。
残念なのは、政治家のなかには大衆扇動のプロがいるということだ。(そして、先に語ったように、このプロは他のことはできない。)

この国はダイヤモンド・プリンセスで誤り、その失敗をまたもや繰り返した。
全国一律の休校要請だ。


■エビデンスゼロの恐怖

国会中継を見て理解できる国語力のある人なら、国会中継を見て驚いたはずだ。

この国の首相の思い切った施策がノーエビデンスだということに嫌でも気付く。

専門家たちの議論していなかった結論が、官邸の少数の話し合いで打ち出される。
そして、彼らは決して感染症対策のプロではない。
恐ろしいことだ。

では、なんのプロか。
支持率対策のプロであり、大衆扇動のプロだ。

意味のないことを「大胆に」言う。
そもそも科学的思考を持っていない大衆は、その大胆な態度に騙される。

策もイマイチだが、やり方がこれ以上無いほどに愚劣極まっている。

休校案は各自治体によって、現場の状況を見ながら決められるはずだった。
それが己の指導力を誇示したいだけの理由で、一律に行うという結果になった。

しかも、恐ろしいことに、その施策の科学的根拠は何もない。(狙いが違うところにあるから当然なのだが。)

しかし、せっかくなので、この施策の「可能性」に付き合ってみよう。


■封じ込めは可能か

そもそも、この施策の狙いや成功の定義も示さずに実施している時点で、心配になるのだが、学校の臨時休校の可能性が無いとは思わないので、どんなことができるのかを考えよう。

この施策に比較的好意的な専門家たちは、封じ込めの可能性を言っている。

そして、それができる根拠として、実は飛沫感染が多くはなさそうであり、接触感染がメインだろうという推測を挙げている。

ではなぜ、そのような推測が成り立つかと言えば、公共交通機関での感染が思ったより少ないらしいことと、わかっている感染者の多くが、どうも接触感染によると推理されるからだ。
例えばスポーツクラブで同時間にいなかった人が感染していることから、接触感染の危険性の高さを推測している。

さて、では、この推理は成功しているだろうか?

・飛沫感染があればもっと感染源の辿れない患者がいるはずだ
・感染源の辿れる患者のほとんどは接触感染らしい

どうもこの二つの事実(これさえ推測だが)から、飛沫感染は少なく、メインは接触感染だ、という結論を導いている。

そして、だから、接触感染に注意して、ふつうに生活していれば大丈夫。封じ込める。
ということになるらしい。

これはおかしな推論だ。
ふつうに考えれば、症状の出ていないキャリアが多くいる、と考える方がふつうだろう。

この施策に首を傾げる専門家たちは、この施策の意味のなさを強調する。
「一旦」子どもを感染から守ることにはほとんど意味がないと。


■真の狙い

いや、おそらく施策に好意的な専門家たちも、本当はそんなことは思っていないのだろう。
彼らは医療関係者であるから、各病院の混乱がどれだけ危険なことなのかを知っているのだろう。

だから敢えて、「飛沫感染は少ないらしい」と嘘をついているのだと思う。

飛沫感染が公共交通機関で多くありそうだ、なんて述べれば、次の日には病院は膨れ上がって機能麻痺に陥るだろうから。

だから、少しでも広がる速さを抑えて、大衆が「慣れてくる」までの時間稼ぎとして、この施策とも言えない施策を、消極的に支持しているのだろう。


■そもそもの筋

厚労省関係者の言に耳を傾ければ、この新型コロナウィルスは、インフルエンザに毛が生えたものとの認識であるように思う。

広がるのは仕方がない。経済に打撃を与えてまで防ごうとするレベルではない、という認識だったろう。
(死ぬかもしれないことを大袈裟に訴える人たちがいるが、それなら車にも乗れないし、いや車の存在だって無くせという極論と変わらないことに気づいた方がいい。)

結局、これが収まるのは、スペイン風邪の時と同じで、多くの人に免疫ができた時だ、という考えだった。
そして、もちろん、これは大勢が罹患することを前提にしている。

この筋の何がわるいのか。


■大衆の不安とポピュリスト

しかし大衆は知らないものに対しては驚くほど過敏に反応する。

船の中に閉じ込めろ。
中国からの飛行機を禁じろ。

この失敗はすでに、わが国とイタリアで結果となっている。


■少人数が社会実験をすれば、その皺寄せは弱者にいく

全国一律休校の狙いはなにか?
もし、それがはっきりとあるのなら、ポエムのような原稿を記者会見で朗読するのではなく、はっきりと明示し、その結果に責任を持つ態度を取り、さらにその皺寄せが向かう先への支援策を同時に発表するべきだったはずだ。

しかし、狙いは大胆さを誇示することだけだったからタチが悪い。

しかも、やりやすいことをやっただけだ。

なぜはじめに武漢で騒がれた時に、何の施策も打たなかったのか。
それはもちろん、各業界からロビー活動があるからに他ならない。

そして、それらのバランスを考え、先の理由で、敢えて放置していた。

しかし大衆は騒ぐ。
この時に、現実に責任を持つということを、この国の今の首相は絶対にしない。
理屈での説明は得意とするところではない。

意味のわからない未来を語ることが、大衆には効くことをよく知っている。

そこで、ロビー活動がないところ、そう学校が対象になる。
日教組は政権側の支持層ではないから、これができる。

そしてその決定の裏で、生活に困窮する人たちがいる。
しかし余裕のある大衆は、その命に関わるほど困窮する層に冷淡に振る舞う。
(ただし、今回、政府の決定に異を唱えた立派な自治体トップがいたことはよかった。)


■そもそもの筋に戻るべき

封じ込めは不可能だろう。
飛沫感染が少ないというのも嘘だ。
キャリアはもうたくさんいる。

これらの事実を認めたうえで、どうするのか考えるべきだ。

コロナウィルスは毎年結構新型だ。
生物としての人はまあまあ対応している。

封じ込めが不可能であるならば、ゆっくり免疫を広げていくのがベストだろう。

仮に封じ込めの可能性があるとしても、社会のその他の場所の打撃はもっと大きくなる。

毎年何千人と死んでいる交通事故を理由に車をなくすという選択肢を採れると訴える人だけが、政府の施策を支持したらいい。

ふつうの統計を読む力と、読解力があれば、今回の全国一律の休校要請のやり方が、相当におかしいことに気づくと思う。






Last updated  2020.03.01 00:45:54
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