|
カテゴリ:政治あるいは自由論
ハンナ・アーレントは近代の空気を嫌った。
彼女は、古代ギリシアにおいて、 action、work、labor の順であった価値体系が、近代においては転倒され、 labor、work、action の順になってしまったことを嘆いている。 laborは、生存と繁殖という動物的目的のための活動だ。 ギリシアでの活動的生活において最高位にあったactionは、複数の人々の交わりの中から生じる無目的な空間に根差しており、予測不可能性という自由を保持していた。 善くいきるための活動だった。 workは、目的を持った活動であり、世に作品を残そうとする活動である。 アーレントが嘆いたのは、近代人たちが、ただ生きることをひたすらに求めて、人間の人間たる所以を放棄したように見えたからだろう。 今回のコロナ狂想において、そうした考えと近いものを持った者も多いはずだ。 同じ考えの医師のノートを。 https://note.com/hiroyukimorita/n/nf86e44f3e4dc?fbclid=IwAR0dQ_752JZkzI91-RZZDQzCU8L6THkRGH8xApOz-oLhFfNWIZqR68iwk2g お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.04.18 10:03:44
コメント(0) | コメントを書く
[政治あるいは自由論] カテゴリの最新記事
|