クビになった理由
え~、先日の日記にも書きましたが、バイトを突然クビになりました。あまりにもレベルの低い話なのでいつまでも引きずるのもバカバカしいし、マイナス運気を呼び寄せそうなので、ここはできるだけ要点をかいつまんで書いちゃって、さっさとMove onしようと思います。そのバイト先の状況は。。。1.バイト先は零細企業で経営者がとても閉鎖的な環境をつくっている。2.従業員は生活のため働いてるので服従系でイエスマン。3.構成を話すとオーナーにソシア(共同経営者)とジェレンチ(マネージャー)とOLの子一人にオフィスボーイ二人にお手伝いさん。とこんな環境なので上3人(と言っても下もたったの3人しかいないのだが)がまるで世界制服でもしたかのように自分達は上なんだという態度でいる。お昼を食べながらの話題と言えば、ゲイは気持ち悪いだのお手伝いさんはマナーがなっていないだの、周りが聞いていてものすごく気分が悪くなるようなレベルのひく~い話題。それといかに自分達が成功を収めて洗練されているかという自慢が端々にでてくる。 別に洗練されてないですよ、特にね。オーナーは還暦も越えた日本人なのだけれど、自宅の玄関が20メートルあるだとか、自宅にはカラオケルームがあるだとか、毎年ビジネスで日本に帰っているだとか聞かされた。ソシアは最近の日本人はバカだと日本人の私の前で言ったりする。その彼女、カリフォルニアが西海岸にあるか東海岸にあるか堂々と知らないと言ってのける。 ブラジルに隣接している海が太平洋か大西洋かも地理は得意じゃないからと恥じる事もなく言ってのけるような人である。そんな人に日本人はバカが増えた、、などど言われたくないのが普通の人の心境である。その他、彼女のコメントは驚愕する内容が多かった。高校生まで水は飲んだ事なかったの、とある日言われた。水にはお砂糖を混ぜてじゃなきゃ飲めなかったそうだ。彼女のおばあちゃんが教えたそうです。ちなみに彼女は日系3世。????な彼女のエピソードである。そしてジェレンチの日系ブラジル人の女、25歳。15歳からこの会社で働き、初めての職場で現在ジェレンチ。一言で言うなら、まさに井の中の蛙の彼女。完全に勘違い系です。朝来たらお手伝いさんにホットチョコを持ってこいと支持。お手伝いさんが作って持ってくると、ミルクで作ったの?などと聞き、それじゃないのよ私の欲しいのは!と怒り、つき返す。まったく周りで見ていて、気分が悪くなるような光景にたくさんこのバイト先で出くわした。ま、ね、日本にも色んな人がいるんでしょうが、こんなあからさまにちょっと何この人たち?!という人に会った事がなかったのでたとえ半日のバイトでも精神的にきついバイト先でした。ちなみにお手伝いさんに対する扱いは本当に気分の悪くなる扱いでした。彼女、ペルー人だったので、何かにつけ「ペルー人と来たら粗野で・・」みたいな発言が多く、重箱の隅をつつくようにソシアとジェレンチはネチネチ嫌味な事ばかり言っていました。別にブラジルをバカにするつもりはありませんが、なんだかものすごいペルーに対してコケ落としように同じ南米なのに何を自分達は棚に上げてって思っちゃいました。 そんな中でも下の人たちは何を言われてもハイハイという事を聞いていました。さてそんなバイト先なので私は少し遠めに引き気味にタンタンと与えられた仕事をしていたのですが、ようするにその媚びない私の態度が気に入らなかったんでしょう。私の事をソシアとジェレンチの彼女らが癪に障って気に入らないのは気づいてましたが、お店の客層が日本人と日本からの個人輸入注文だったため、日本語で接客及び、見積もりが出来る人がいないという事で、苦々しく私を雇っていたんだと思います。で、他に働ける日本人を見つけた途端、経営上、うまく行っていないので経費削減を建前にクビにしたというお粗末なお話です。だってね、来週から新しい人がくるからあなたは明日で終わりね、という一日前通告。 口では売り上げが良くないからごめんねと言っていたものの、私の給料なんて大した削減にはならないし、一日も新しい人と重ねないと言う点を見れば、前々から辞めさせたかったやつを新しい人が見つかったので辞めさせてせいせいしたわ~っていうのは予想がつきます。私の紹介で同じくバイトに2ヶ月ほど前から入った友達も今年の年内までで辞めると言っていたのですが、私と共に辞めてしまいました。その彼女が最後の日、私の最後の次の日だったんですが、ソシアが私の友達を呼んで話したそうです。「空夏ビーチをやめさせたことで気分を悪くしないでね、彼女は仕事をしたことがなくてサボってばっかりで周りの人ともうまく行ってなかったので、辞めさせたんで、あなたには残ってもらいたいのよ」と引き止められたそうです。なんてバカなんだろう。。。。私の友達にそんな事いうなんて・・・。という彼女の後日談をきいて、私の予想はめでたく当たっていたとわかったわけです。あー、書くのが恥ずかしいほどのしょぼいお話。ちなみにね、一日前通告をしたのは日本人のオーナーのおじさん。おじさん:「あのね、うちも景気悪いでしょ?だからとりあえず、空夏ビーチさんには一応明日までにしてもらって、また何かあったらお願いするから。 来週から新しく働いてくれる日本人がみつかったんだ」と言われたので、「あ、そうですか。 わかりました。 よかったですね。 働ける人みつかって」とあっさり承諾した私にホッとしたらしく、「そうなんだよね~、 いろんなところにアンテナ張ってると働きたい人たくさんいるんだよね~。 驚いたよ。 わはっはっはっは」と語ってくれました。辞めさせる人の前でそういう事いうかなぁ、普通。おじさん、ソシアやジェレンチの彼女らのようなネチネチさはないのですが、年齢に伴う重みがない、軽薄な人でした。手短にと書きましたが、この際、書いちゃうか。どれだけおじさんが軽薄かというとこのお店健康食品を売ってるんですが、自分達のカタログがあって、いろいろな健康関連のエピソードものせてるんです。 そのエピソードはどこからひっぱってきたかというと、どっかのネット検索で見たのをそのまま転用してたりします。で、今となっては何処が出どこかもわからない状況。そんなエピソードに対してがん治療しているというお客さんから問い合わせがあった事があったんですが、それを伝えると「え~、どっからとったかって雑誌名をのせてるだろ? その雑誌名を適当に教えてあげて。 日本で調べたほうがすぐわかるでしょ」と言われました。が、その雑誌名私的には非常にマユツバだったので、事前にネット検索してみると、まったくそのような雑誌は存在しませんでした。それをオーナーに言うと「そんなことないよ。 ちゃんとネットで見たんだから、そのカタログ作った時は」と言う始末。「でもお客様から問い合わせがあって、仮にもカタログにのせているのに『今となっては何処が出どこかわからないけど、嘘じゃないから』では通用しないんじゃないですか? 信用に関わりますよ」と言ったら、しぶしぶ煩そうに「わかった調べとく」と言ってきりで終りました。その他、広告を載せるのにブラジルの化粧品会社であるNATURAの商品をわが社オリジナルで出そうとしたのを「これ、なにがオリジナルんんですか?ここのオリジナルじゃありませんよね?」と指摘すると「そうじゃないんだ」と言ったりする???なおじさんです。書き出すと切がないので、この辺りで。世の中、色んな人がいますね。ある意味ブラジルではこれが普通なのかもしれません。ま、結果的にいうと来年の一月いっぱいで辞めようと思っていたので、それが早くなっただけですが、これもある意味いい人生経験になったと思っています。初めてのブラジルでの仕事体験だったので、いいもの見せてもらったと思っています。が、空夏ビーチとて人間なので軽く名指しで悪口言っちゃうとサンパウロ在住の皆さん、KARATIっていうお店には気をつけましょうね。ちょっとしか買わなかったらお客が帰ったあと「最近の駐在員はせこくなった。これっぽっちしか買わない」などお客さんの前ではニコニコ健康相談にのってる風にみせておじさん悪態ついてますから、こわいですよ~。「かならず『ご主人の会社は?』ってきいといてよ」と言われるし。ご主人の会社、御土産物屋で買い物するのになんでいるんでしょうね。それと買う人によって割引率かえたりしてまーす。空夏ビーチの地味な腹いせ(ちょっとせこい)暴露話でした。おわり。