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フライブルク日記

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2018/10/14
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カテゴリ:プライベート
このブログを始めて10年経ってしまった。
ブログの存在など知らなかった10年前、ぴかママさんに教えていただいて、本の宣伝もかねて始めた。
最初は結構、何もかも書いていたけれど、今は書きたい、他人に何かを知らせたい、という意欲も薄れ、ほとんど書くこともなくなった。
そう言えば、写真を撮る、という行為ももうずっとしていない。写真というのは、撮った本人や撮られた人には意味があるし、思い出の手がかりになるけれど、それ以外の人にはあまり意味がないように思う。
私が死んだ後には、ただのデータゴミでしかない。だから、もう残したくない。

死んだ後に残されるもの、つまりは遺品は、遺された者には重荷となる場合もある。
父方の祖母の死後、まだ一度も使っていない晒しの「腰巻」が見つかった。祖母は下着は最期まで和式だった。昔なら、この真っ白な晒しでオムツが作れたけれど、その必要もなくなった当時、これは無駄に捨てられた。それ以外にも、山ほどの「遺品」がむざむざと捨てられることになり、その処理だけでも大変だった。
両親の死後も、同じ作業があった。
けれども、母が遺してくれた洋服や食器で、今だに私が着ている物、使っている食器も多い。質の良い洋服は、時代や年月がたっても、魅力を失わない。それどころか、私の娘も、母が遺したセーターをいまでも着ている。ヴィレロイ&ボッホ社の皿やカップは、さらに同じ製品を買い足して使っている。

このように、遺品にも意味がある場合もあるけれど、今の住まいに溜まった物はできるだけ整理して、去りたいものだ。20年前ぐらいまでは、写真もプリントしていたから、これらだけでも大きな引き出しにいっぱいだ。これらの写真はこの20年間、見られることもなく、引き出しに眠っているだけ。無駄な存在だったわけだ。スライドもいくつものケースに収まっている。
マダガスカル、インド、アルゼンチン、ベトナム、などなど、旅行先の写真には思い出がいっぱいなはずだけれど、何年も経った今、眺めることもない。無駄だなあ。

というわけで、身辺整理を思い立ち、その手始めとして、このブログも終了いたします。
とは言え、別のところに引っ越して、ぼちぼち別のスタイルで、小さく書くことも考えています。



長いこと、拙文を読んでくださった方、深くお礼を申し上げます。
また、どこかでお会いしましょう。
お元気で






Last updated  2022/01/19 12:47:49 PM
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2018/10/02
テーマ:海外生活(7511)
あらあら、ブログを持っていることも忘れてしまうほど、ご無沙汰していた。
今はもう秋。

娘夫の両親の家は当市の端、「黒い森」の麓にあって、自然に囲まれ、庭もものすごく広い。
庭の果樹が、今年の猛暑のおかげで、たわわに実をつけた。
地面に落ちるリンゴは、毎日山ほどあって、とってもとっても翌日にはまた山のように落ちているそうだ。
拾ったリンゴを近くのジュース作りする農家に届けると、じか搾りのジュースを安く売ってもらえるのだそう。リンゴとニワトコの実を搾ったジュースはとても美味しかった。市販のジュースにはない自然な味。

「リンゴもマルメロも好きなだけ持って行って」と言われて、山ほどもらってきた。
マルメロは3キロぐらい。
前にも書いたけれど、マルメロの加工はかなり厄介。
生のマルメロは切ったり、皮をむくには力が必要で、時間もかかる。
今回はネットで見つけたレシピに従った。
まず、清潔な布巾で、皮を覆っている細かい毛のようなものを拭き取る(洗わないで拭き取る!)。
これだけでも、1時間ぐらいかかった。
マルメロは丸のまま、たっぷりの水で30分ぐらい茹でる。
こうすると、切ったり、芯をとったり、皮を剥くのが簡単になる。
芯と皮は先の茹で汁の一部でもう一度、グツグツ茹でる。
この茹で汁をザルでこして、ジェリーシュガー(ペクチン入りのジャム用砂糖)と混ぜて煮る。
これで、マルメロのジュレ(つまりはゼリー状のジャム)のできあがり。
プルプルで、マルメロ独特の香りがする、優雅なジャム。

皮と芯を除いた果肉と同量(私は3分の1)の砂糖を混ぜて、焦げ付かないようにかき混ぜながら、30分以上煮て、水分を飛ばす(この作業は小豆を煮て餡を作るのに似ている)。
ムースのようになったマルメロを天板に2センチぐらいの厚さにのばして、50〜100度のオーブンで乾かす。
好きな形に切る。
甘酸っぱいお菓子のできあがり。

前にもこれ書いた。毎回、「もうこんな作業は絶対にやらないぞ」と決心するのに、またもやってしまった。
週末、3日もかかって、できたのはジャム8瓶と天板2枚分あまりのマルメロ菓子だけ。

娘夫の両親とは気が合って、良い友人関係がもてて幸せだ。
価値観とか興味、あるいは政治意識が似ているからかもしれない。
ある友人(ドイツ人女性)が、子供のパートナーの親と意志が通じるというのはとても大切だ、と言っていた。ほんと、そう思う。
娘夫のお母さんとは、しょっちゅう本の交換をしている。
「xx読んだ?」
「読んでいない」
「じゃ、買わないで待ってて。読み終わったらすぐ送るから」
「こちらからも、xx送るわよ」
と言った具合。時には私が彼女に送った本が、その後、私の娘の手に渡る。
そういえば、村田さやかの「コンビニ人間」(もちろんドイツ語版)も娘夫のお母さんにいただいて、読むことができた。
お義母さんはこの本を読んで、日本社会においてはいまだに女性が抑圧されていると解釈したようで、『あなたが日本を出て、こちらで生き始めたわけがやっとわかった』と書いてきた。
いやー、わたし自身は別に抑圧されたという意識はないんだけど、、、。
まあ、いろいろな読み方があると思うけれど、「コンビニ人間」は面白かった。
それにしても尊敬に値するよね。コンビニで働く人の気配りって。
ドイツにはコンビニはない。まあ、できないだろうな。唯一、コンビニと似たような機能を果たしているのは、ガソリンスタンドかもしれない。






Last updated  2018/10/02 01:34:08 AM
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2018/04/25
カテゴリ:エコライフ
これまで、シャワー後のボディーローションや洗顔後に塗るデ一クリームは、自然化粧品ヴェレダの製品をつかってきた。添加物などが少ないみたいだし、パラベン(保存材)が入っていないようだから。
ボディーローションが少なくなってきたので、新しいのを買おうと思っていたのだけれど、気が変わった。

前回に書いた自家製デオドラントがとても効き目があっていい感じ。そんじゃあ、ボディーローションも自分で作ればいいのではないか。

ドイツのサイトでいろいろ調べて、最後に行き着いたのは、結局いいかげんに色々混ぜる方法。
カカオバター1、シーアバター1、ココナッツオイル2、オイル(わたしの場合はアーガンオイル)4の割合でいっしょにして、湯煎で溶かし、バラ水3から4もちょっとあたためて、オイルミックスに少しずつ入れながら、バーミックスでミキシング。エマルジョン剤を入れなくても、なんとか乳化できた。
ほかに日持ちを良くするために、メンソレータムに似た香りのtee tree oilをちょっとたらした。
大事をとって、冷蔵庫で保存。
少々指にとって、手や腕に、ほっぺたに塗ったら、肌がモチモチにやわらかくなった。しっとりして、とってもいい感じ。
バラ水のおかげで、ほんのりバラの香り。でも、ふつうの化粧品のようにどぎつくないから、料理にも移ることはなさそう。

出来上がったのは、ボディーローションとクリームの中間のようなもの。
いろいろ作り方を読むと、ローションとクリームはつまりは水分がどれだけ入っていて、どれだけ流動的かだけの違いのようなので、このままボディーローションと顔の両方に使うことにした。
オイルはアーモンドオイルにすれば、保湿効果があるそう。ホホバオイルでも良いらしい。
わたしはモロッコで現地の女性たちが実の収穫からオイルプレス、商品化まで、アーガンオイルを手作りしているのを見て、とても気に入ったので、食用のアーガンオイルを使った。これで問題ないみたい。

一度塗っただけで、肌が今もしっとり。
うれしくなった。

とここまで書いたのが一昨日。
冷蔵庫で保存したら、ココナッツオイルやシーアバターが固くなり、バラ水の水と分離してしまった。
やっぱり乳化剤が必要みたい。
それで、薬局でラノリンをちょっぴり買ってきて、すべてをふたたび湯煎で温め、溶かしてからミキサーにかけた。今回は一日たっても分離しなかった。やっぱりエマルジョンは必要なんだ。
ほかの乳化剤も探してみなくては。






Last updated  2018/04/27 06:05:19 PM
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2018/04/07
テーマ:海外生活(7511)
カテゴリ:エコライフ
イースター休暇で来た娘が教えてくれた。
ココナッツオイルとシアバターと重曹を成分にしたデオドラントを買った人がいて、ちょっぴりだけ(高いからちょっぴりだけ)試させてもらったら、とても効くのだとか。
「材料があれば、作れるよね」とつぶやいた娘の一言が忘れられなくて、さっそく検索したら、いくつものレシピがあった。
さっそく、オーガニックショップでシーアバターとココナッツオイルを買ってきた。

レシピはとても簡単、シーアバター、ココナッツオイル、重曹、コーンスターチ(固めにするための成分)を各大さじ3杯、準備して、湯煎でやわらかくしながら、よく混ぜるだけ。
好みでこれにアロマオイルを加える。
ココナッツオイルと重曹が殺菌効果をもつので、デオドラントに向いていると、解説には書かれていた。
市販のふつうのデオドラントとくらべても、効果は劣らなかったと書いている人もいた。

従来の市販のデオドラントスプレーなどには、アルミニウム塩が含まれていて、その安全性が懸念されている。近ごろではアルミフリーを宣言した商品が多くはなったけれど、強い効果を期待するなら、アルミニウム塩が30パーセントも含まれる商品を使うしかないそうな。この成分が発汗を抑えるんだって。アルミニウム塩成分が大きい商品だと、効果は24時間以上も続くのだそうな、、、。なんだか不健康そう。

ダンスをするとすぐに汗をかくので、デオドラントは欠かせない。
個人レッスンの先生(娘よりも若いお兄さん)と肌をつけて踊るときには、とくに気を遣う。このお兄さんも、この点には気をつけているらしくて、まだ一度も臭ったことがない。毎時間、ちがった女性と踊るわけだから、大変だろうな(なんて、わたしが心配することではないけど)。

ココナッツオイルのデオが効きますように。






Last updated  2018/04/07 05:10:43 PM
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2018/03/30
カテゴリ:日常生活
大昔、ドイツにくらし始めて「エッ」と思ったことの一つは、子どもたちの偏食傾向だった。
娘がお世話になった幼稚園の昼食時(親が交代で作る)、保育士が子どもひとりひとりに、出来上がった食事を見せて、「君は何が食べたい?」と聞くことだった。
子どもは「わたし、野菜きらいだから、ジャガイモだけ」「ボクはサラダだけ」「肉だけちょうだい」「え。これナニ。焼き飯?そんなの嫌い」と口々に自分の好みを主張し、食べたいものだけしか食べなかった。
ある姉妹(5歳と3歳、両親は精神科医)は麺類とジャガイモとライス、つまりは炭水化物だけで生きていて、果物と野菜は頑強に拒否、ジュースすら「果物だから」と言って、飲まなかった。

わたしは親から、皿にのっているものはすべて食べるように強制されて育ったから、自分の子どもにもこれを半ば強制していた。それが当然だと思っていたので、ドイツの状況にはいささかびっくりした。
子どもの自由意志を尊重して、食べ物は強制しないというのが、周囲では常識のようになっていた。
強制すると、それがトラウマになるし、そもそも何を食べるか、といったごく個人的なことは、他人が強制すべきではない、ということなのだろう。たかだか、食べたくなるように仕向けるほかない、ということ。
それはそれでわかる。
ちなみに、上述の姉妹は後に、ものすごくできがよくて美人の女性に成長し、姉は小児科医(!)、妹は映画の台本制作者として成功している。両方とも3児の母親だ。子どもたちに何を食べさせてるのかな。

今日まで娘家族がイースター休暇を利用して、ベルリンから到来、我が家に3泊していった。
娘の子どもたちの偏食もすごい。赤ん坊時代は何でも食べていたのに、3歳を過ぎることから好き嫌いが激しくなった。
上の男の子はもっぱらジャガイモとライスと餃子を好み、野菜はサラダや温野菜は絶対に食べず、唯一人参の天ぷらだけは好き、肉もたまに食べるだけ。みそ汁もカレーも絶対に口には入れられない。
下の男の子はジャガイモよりもパスタ(ソースは絶対につけてはならない。バターを目の前で混ぜるだけにしてほしいと主張)を食べる。肉は食べず、魚はOK。鮭とマグロの寿司、ミニトマトとキュウリ(サラダドレッシングが少しでもかかっていると拒否)。餃子はなんと中身を出して、皮だけを食べた。みそ汁から豆腐だけを皿に出してもらって、食べていた。

数日間、つき合って、食事を用意して、あーくだびれた。
娘も娘の夫も料理が好きで、何でも食べるのに、どうしてこういうことになるんだろうか、不思議でならない。
ある時、新聞に、こういう傾向は4歳から6歳ごろの子どもによく見られると書かれていたから、もしかしたら、これが当たり前なのかもしれない。本当かなあ。

わたしは今になって思えば、親から何でも食べるように強制されたことに感謝している。
三つ葉もセロリも蕗もきらいだったけれど、無理して食べているうちに、おいしさがわかってきたから。
でも、父親に強制されたことはトラウマになってはいる。

人間、なにがよくて、何が悪く働くのか、わからないね。

今日から、娘一家は娘夫の両輪の家に泊まる。あちらの両親は、「ま、飢え死にはしないでしょう」と楽観しているのが、たのもしい。






Last updated  2018/03/30 02:36:22 AM
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2018/03/10
テーマ:海外生活(7511)
カテゴリ:フライブルク
昨晩は、久しぶりに音楽会に出かけた。
早稲田大学交響楽団のヨーロッパツァーの一環で、フライブルクのコンツェルトハウスで開かれた。

リヒャルト・シュトラウスの家庭交響曲、チャイコフスキーの「ロメオとジュリエット」その他、どれも演奏に緊張がみなぎっていて、若いエネルギーが聴いている側にも伝わってくる思いがした。
プロの交響楽団にはない、新鮮さとでも言おうか。

大学オーケストラというのはすばらしいと思う。
音楽で飯を食っているわけではない人たち、音楽を飯の種にしようとしているわけではない若者が、音楽が好きで、ひたすら演奏するのだから(多分)。

それにしても、若いお嬢さんがマジョリティーを占めるこのオーケストラ、すばらしい!
弦楽器だけでなく、金管楽器や打楽器でも、女性の活躍が目立った。
ドイツ人聴衆の目には、日本の若者は子どものように見えてしまう(ときには10歳ぐらい若く見えるから)。その子どものような「あどけない」若者たちが、エネルギッシュで高度な演奏を聴かせてくれるので、聴衆(その多くは、老人。お金と時間に余裕があるのは、どうしても老人!)は感激する。

最後の曲は、林英哲&英哲風雲の会との共演。
大小の太鼓の迫力ある演奏(聴いている者のお腹に「ドン、ドン」と響いた)に、聴衆は舞い上がった。
アンコール曲は最初が「荒城の月」、二つ目は太鼓とコラボで「八木節」。
これは楽しくて、迫力があった。ヨーロッパ人の耳にはさぞかし新鮮だったことだろう。
最初、「あれ、このメロディー知ってるぞ。ちょいとでましたさんかくやろうが、、、という歌詞だったはず」と思ったけれど、何という曲だかわからなかった。
そして、今朝になって、目が覚めたとたんに、「八木節」という単語が頭に浮かんだ。
八木節のことを考えたことは一度もないし、八木節を最後に聴いたのは、たぶん50年以上前のはず。頭に浮かべた)ことは、それなのに、とつぜん曲名が意識にのぼったのだ。遠い昔の子ども時代の記憶というのはすごいと思う。
思えば、荒城の月もそうだ。最後に聴いたのは、半世紀以上も前のはずなのに、いまだに歌詞を覚えていて、歌えるのだから。

昨晩は本当に楽しいときを過ごすことができた。
早稲田大学交響楽団のお若いみなさん、ありがとう。
ヨーロッパツァーについては、ここをクリックしてください。






Last updated  2018/03/10 09:28:25 PM
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2018/02/25
昨日、スーパーに行ったら、ちょうど目の前の棚に、乾燥青エンドウが一パックだけ残っていた。
セールだったらしく、ほとんど売り切れた商品のようで、さらに値下げされて、500gのパックが88ユーロセント(120円ぐらい)。
テレパシーだ!
どういうわけか、数日前に「うぐいす豆は、乾燥青エンドウを煮れば作れるはず」などという考えが浮かんで、とつぜんうぐいす豆が食べたくなっていたところだったから。

うぐいす豆を最後に食べたのは、何十年前のことだろう。
そもそも、子ども時代から、家で作ることも、買うこともなかったから、食べる機会もほとんどなかったはず。
でも、あのおいしさだけは知っていた。小豆の餡とは違う香りが独特で、食べたいなあというあこがれだけがいつもあった。
塩味の煮豆は嫌いなのに、甘い豆は好き!白えんどうでも、甘納豆でも。

で、インターネットで見つけたレシピにしたがって、青エンドウ500gすべてを10時間ぐらい水につけてから、重層を入れて二度、煮立てては水を捨て、を繰り返してから、たっぷりの水を入れて、3分ぐらい煮たあと、前に書いた、鍋帽子にくるんで一晩おいておいたら、すっかり柔らかくなった。

煮汁をほとんど捨て、砂糖と水あめをくわえて煮てから、バーミキサーでグワンとつぶし、ふたたび火にかけて、ちょっと練った。
これでうぐいす豆の餡子のできあがり。
うーん、おいしいぞ。

できあがった大量の餡のほとんどは、冷凍した。目の前にあると、すぐに食べてしまいそうで怖いから。
それに、こうしておけば、アンパンが食べたくなったら、即座に作れる。

白玉粉もどきのもち米粉を水で溶いて、電子レンジにかけて、求肥を作り、この皮で残りのうぐいす餡を包んだ。
大福のようなもの。
あー、おいし!
実験のために、白玉粉にちょっと小麦グルテンを混ぜて、電子レンジにかけて作った生地でも、包んでみた。
ちがいはほとんどなかった。どっちもおいし!

うぐいす豆がこんなに簡単に作れるなんて。
これまで何十年も生きてきて、一度も作らなかったことが悔やまれる。






Last updated  2018/02/25 11:32:47 PM
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2018/02/20
カテゴリ:





久しぶりに本を出しました。
2015年から2016年にかけて、100万人もの難民を迎えたドイツで、どのようなことが起こり、ドイツのおとなや子どもが、どのようなことを体験し、考えたのかを、物語のようにつづった本です。
小学校高学年から中学生向けの本ではありますが、おとなにも参考になることを念頭に書きました。
現在は、新たに入ってくる難民は減りましたが、難民の問題は解決したわけではありません。
シリアの紛争・戦争はいまだに続いていますし、アフリカからも多くの難民がヨーロッパに入ろうとし、途中で溺れ死んだり、リビアにとどめられて過酷なキャンプ生活を余儀なくされたりしています。
一方では、難民がヨーロッパ、ドイツに着いたからといって、仕事が誰にでもあるわけではなく、難民をかかえる自治体の方も予算があるわけでもなく、問題や不満は山積みで、難民に対する市民の感情や意見も大きくわかれています。
そんな中でも、難民と市民との交流、あたたかい友情関係、楽しい企画といった、小さな成功もあちこちで見られています。
わたし自身も、ドイツ人から見れば移民の一人です。頼みもしないのに、勝手にやってきて住み着いたガイジンです。
ですから、複雑な思いで、現状を観察しています。
命からがら逃げて来た難民の立場、異文化・異なる宗教や習慣を背景とする大量の人がいきなり隣人となったドイツ人の立場、両方の気持ちや状況を思うと、これだけが解決策、といったものがないこともわかります。
究極的な解決策は、そもそも難民が出ないような世界の状況をつくりあげることにつきるのでしょうが、それを誰が担うのか、、、。そのようなことが可能なのか、わたしにはそこまで言える資格も能力もありません。
まずは、この2年間にドイツでどのようなことが起こったのかを、ドイツ人たちがどんなことをし、どんなことが起こったのかを、難民や移民とドイツ市民との付き合いなどを、楽しい出来事も含めて、生き生きとお伝えできえていれば、幸いです。






Last updated  2018/02/20 09:43:20 PM
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2018/02/10
BFの姉が昨年末に、近くのイタリアデリカテッセンの店でパネトーネを買った。
レシピは秘密なのだそうだ。といっても店の自家製ではなくて、イタリアのメーカーから仕入れたもの。
たしかにフンワリ盛り上がって、クラムがゴムのように弾力があって(どこまでも伸ばせそう)おいしい。
このパネトーネ、なんと3ヶ月も持つのだそうで、1月末になってもまだ残っている。食べてみたら、いささか乾いたものの、まだ弾力がある。
こういう生地は家庭では作れないのではないかな。
大量生産のパンには、パンをフワフワにして、しかも長持ちさせる酵素を添加するそうだ。実際、デンマーク製の酵素を入れた食パンは一ヶ月たってもいたまないし、押しても戻ってくるほど弾力がある。このパネトーネにも酵素が入ってるんじゃないかな、と疑いたくなる。

そんなどうでもいいこと(パネトーネが好きなわけじゃないので)をツラツラ考えながら、ライ麦サワー種(小麦の場合には日本ではルヴァンと呼ぶらしい)を使ったパネトーネで検索したら、こういうのが見つかった。ほら、すごく膨らんでいるでしょう。
タイトルは「パネトーネ‥・ついにトラウマを克服」だと。
フンフン、そうまで言われると実験したくなる。
このパネトーネはなんと3日もかけて作る。くわしい作り方はここでは省略。上のサイトにドイツ語でくわしく書かれています。イーストなどはまったく使わず、スペルト麦のサワー種(ウヴァン)だけでやってみた。

第一日の前の晩
ルヴァンのいわばエキス(継いできたルヴァン種)ほんの少量と水と粉を少量合わせて、15度のところで一晩置く。わたしは住まいの外に出した(野外ではなく、建物内の階段室)。家の中は玄関でも20度近くになるみたいだから。
第一日
上で継いだルヴァン種のほんの少量とまたまた粉少量と水少量を合わせて、15度のところで7時間置く。
その後、これに粉やや多めと水を合わせて30度で3時間おいてやっと元種が完成。
第二日目
粉の半量と元種と砂糖、水、バターの一部をこねて、15度のところで15時間!!置く。
わたしの場合には、15時間後は夜中の3時になることが判明したので、夜中の1時に冷蔵庫にしまって、早起きをまぬがれた。
第三日目
やっと本捏ねになる。
残りの粉、卵黄6個分、生クリーム、バター、砂糖などで、ニーダーを使って15分捏ねる。これが大事らしい。
上のサイトのパンオタクはKENWOODの捏ねマシーンを使っているらしい。あー、欲しくなった。
捏ね上がってから、40分生地を休ませたあと、ラム酒につけたレーズン、オレンジピール、クルミなどをくわえてたたみ、成形。
あとでわかったことだけれど、パネトーネの成形にはらせん状に回す技術が必要らしい。
上のレシピの元となった人のサイトに紹介されていたYOUチューブを見た。生地をくるくる回すようにしてから、最後にムギュッと裏側をつかんて、型に入れるの。あー、成形前に見れば良かった。

パネトーネの型なんかないので、上のサイトの人に見習って、18cmのケーキ型の内壁にクッキングペーパーをつけて、高さが18cmになるようにした。
これに生地を入れて、22度から27度で、5時間半も二次発酵。

そうしたら、5時間後には本当に16cmの高さまで生地がふくれた。

200度に予熱したオーヴンで、レシピとおりに180度で50分焼いた。
焼き終わるよりずっと前に生地がふくれて、ついにオーブンの天井にたどりついてしまった。
型はオーヴンの一番下の段に置いたのに。
アルミフォイルで上をおおったけれど、焼いている内に焦げる匂いがただよった。
それでも、無視して焼き続け、時間がきたら、生地が生焼けかどうかも確かめずにスイッチを切った。

自家製天然酵母で生地がこんなに膨らんだのははじめて。
三日も時間をかけたのが良かったのか、捏ねが決め手なのか。
生地はしっとりキメが細かくて、デリカテッセン店のパネトーネのような大きな気泡はないし、ゴムのような弾力もない。どちらかというとシットリ、ふわり。
あと十分長く焼いていたら、ちがった結果になったかな。
ルヴァンつまりはサワー種なのに、まったく酸っぱくない。これは元種を起こす段階や二次発酵を、30度以下の環境でするかららしい。この温度だと一定の菌(たとえば酢酸菌)が増えないからみたいだ。

実験はおもしろかった。
次は焼く時間をもっと長くして、焦がさない工夫をして、成形もイタリア人の職人を見習ってやってみよう。もしかして、来年になってから。






https://www.kochtopf.me/der-panettone-endlich-das-trauma-ist-uberwunden






Last updated  2018/02/10 09:39:02 PM
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2018/01/28
いつも行くスーパーマーケットのヴィーガンコーナーを見るともなしにながめていた。
近ごろはふつうの店でも、エコ食品やヴェジタアンやヴィーガナー用の食品が増えた。大豆ミートとか真空パックの豆腐とか、スモーク豆腐とか。
ふと「セイタン用の粉」という文字が目にとびこんだ。

セイタンという名前をはじめて聞いた(目にした)のは、はるか昔、ドイツに住み始めたばかりの頃だった。友だちが「これって日本の食材でしょう」と言ったけれど、わたしは聞いたことも食べたこともなかった。
そのまま調べもしなかったけれど、今回は家に帰ってすぐにググった。
なんだ、セイタン(どうやら日本語らしい)とは麩のことらしい。
つまりは、小麦グルテンからつくられた食材。スーパーにあったセイタン用の粉も、成分表に小麦グルテんと書いてあった。

あら、待てよ。小麦グルテンは家にもある。
前に、バゲットを焼き始めた頃に、改良を目ざして小麦グルテン粉を添加したことがある。
そのために買ったグルテン粉1キロのほとんどは、その後使われることもないまま、ガラス瓶に待機している。だってね、バゲット用の添加にはせいぜい一回、3gぐらいしか使わないのだから。

賞味期限などとっくに過ぎているけれど、カビもないし、虫が侵入した気配もないので、ダメでもともと、麩だかセイタンだかを作ってみよう。
どっかのレシピにしたがって、小麦グルテン粉を水で練った。
あらあら、おもしろい。グルテン粉がみるみる水を吸って、ゴムまりのようにふくれた。
質感もゴムまりかスポンジのよう。
これを適当に切って、熱湯で茹でた。茹でていく内にまたもどんどんふくれていく。
ゆであがったセイタンだか生麩もどきだかを食べてみたけれど、日向臭いばかり。冷めるにしたがって、さっきのフワフワは消えて、引き締まってしまった。ゴムというかちくわというか。
味がないのと日向臭いのが気になって、だし汁と醤油と味醂でひとまずは煮ておいた。
それでも味がないので、ショウガとニンニクのすりおろしと醤油と砂糖に一晩つけておいて、翌日に唐揚げをしてみた。
おおー、これはいいぞ。言われなければ、鳥の胸肉の唐揚げと思えるかも。少なくともファストフードのナゲットよりはおいしい。
質感は固めのチクワかさつま揚げ、あるいは柔らかめのイカとでも言いましょうか。
わたしは病み付きになりそう。日向臭さも消えていたし。

で、このチクワかさつま揚げの食感から思いついて、さらなる実験をした。スケソウダラ(これはタラではありませんが、よくタラと呼ばれているみたいです。養殖ではないところととびきり安いのが長所。魚肉製品の材料になる代表的な魚らしい。味は素っ気ない)の冷凍を買ってきて、半ば凍ったままの状態でフードプロセッサーでミンチしてから、すり鉢ですって、そこに少量の小麦グルテンを混ぜてみた。グルテンがプリッとした食感を出してくれるのを期待して。
でもね、期待は裏切られた。いつも通り、さつま揚げもどきはサクサクしすぎで、あのさつま揚げとか蒲鉾独特の食感は得られない。もっとグルテン粉を入れれば良かったのかな。
それとも、もっともっと魚肉をすり鉢で摩って、魚肉の繊維のような質、ホロホロした質が壊れるまでねとねとにしなければいけないのだと思う。ネットに出ている手作り蒲鉾やさつま揚げのレシピでは、その点をくわしく書いてないのが残念。それとも他の方々はとっくにこの問題を克服しているのかな。さつま揚げや蒲鉾は特には好きじゃないけれど、手に入らない所にいると作ってみたくなる。

で、さつま揚げのことは忘れて、次なる実験をした(昼食は抜きなのに、出来損ないさつま揚げの味見でお腹はいっぱい)。
またまたネットで見つけたレシピで、生麩を作るには、小麦グルテンに白玉粉を加えることを知った。白玉粉の代用は、こちらではもち米の粉のようなものを使う。これで白玉も大福も作れる。
で、どなたかのレシピどおりにグルテンと水同量をこね、白玉粉と半量の水もこね、これらを合わせて、またもこねた。これが生麩の生地らしい。
たまたま冷凍庫に見つけた小豆の甘煮を煮詰めて餡子にした。
で、生麩のやわらかい生地で餡を包み(実験だから4個だけ)、残りの生麩の生地は棒状にした。
これら両方を15分ぐらい蒸した。

今回は前回の生麩もどき(グルテン粉だけの)とちがって、モチモチとやわらかい。
この方が食べやすいのかもしれないけれど、味はないなあ。おいしいとも思えない。
昔、京都か金沢のすてきな和食レストランで食べた生麩とは大違い。あの上品さはどこにもないな。
生麩まんじゅうもおいしいとはいえない。これなら白玉粉でつくった大福の方がおいしい。なんでかな。
このやわらかい生麩を前のようにショウガとニンニクと醤油につけて唐揚げにしたら、どういう食感になるんだろう。
グルテン粉だけの小麦グルテンミートの方がわたしには合っているかも。






Last updated  2018/01/28 12:30:47 AM
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