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苺クリームトルテ2 posted by (C)solar08 日曜に用事でベルリンにちょっと(列車だけでも六時間かかりますが)出かけるので、切符を買いにフライブルクの中央駅に行きました。 駅に続く建物内に大きめのアジア食品店があります。 経営するのは、きさくな中国人のおばさん。 入ると、ちょうど店員の一人が緑色の野菜を仕分けしていました。 青梗菜のとなりにおかれたその野菜は、見慣れないものでした。 聞くとドイツ語では「水ほうれん草」という意味の野菜だそうです。ニンニクの芽を思わせるような茎にほっそりした、ほうれん草とな似ても似つかない小さめの葉がついています。 中華レストランで、さっと炒めて出される野菜に似ています。 ドイツにはいわゆる菜っ葉類が少なくて、ふつうのスーパーや青空市ではホウレン草とフダンソウぐらい。小松菜とか水菜とか京菜などはありません。 だから、菜っ葉が恋しくなります。 200g買ってみました。 これを炒めたのが下の写真。きれいではない写真なのに縮小にしなかったのは、見ていただいて、何の葉っぱだか教えていただきたいからです。 アジア食品店で買った「水ホウレン草」というホウレン草でない菜っ葉 posted by (C)solar08 となりはズッキーニとマッシュルームを刻んだネギ・生姜・クルミ、醤油、砂糖、唐辛子でからめた、分けの分からない代物。 この菜っ葉、茎はまだ固めだったけれど、葉がトロリとなって、おいしかったです。ナンなんでしょうね。 実はこの店に来た目的は、日本製の「黄金天ぷら粉」を買うためでした。 天ぷらのためではなくて、 くにまんがさんの目からウロコのフワフワスポンジケーキのレシピを使って、スポンジケーキやロールケーキを作るためです。 「黄金天ぷら粉」は町の中央にある別のアジアショップには置いてあるのですが、この店にはありません。天ぷら粉はどれも韓国産のばかりで、成分表には小麦粉のほかに米の粉とか添加物がいっぱい。これでは役に立ちません。 黄金天ぷら粉は小麦粉に含まれるたんぱく質が少ないのも、くにまんがさんのスポンジがフワフワになる理由の一つなのですから。 店の切り盛りをする中国人のおばさんに、黄金粉はないの?と聞きました。 でも、この方に「オウゴンコ」と言っても通じるわけがないので、彼女がちょうど持っていた紙をとりあげて(失礼にも)、「黄金粉」と書きました。そしたら彼女が、 「オー、漢字が書けるのね」とうれしそうな顔をしました。 「もっちろんよー。日本人は漢字も使うのよーん」 「ええ、日本の字はあの簡単な字だけかと思った」 「ナイン、ナイン。小学校の一年生から漢字を習ってー、3000字くらいは習うのよ(確かでもないのにホラ吹いちゃった)」 「へえー。」 「ほら、このビンの字だってわかるわよ。この字は粉っていう意味でしょう。この字は油っていう意味。でも、これは?」 「これは焼くっていう意味よ」 「あ、そうか、中国は略しちゃったんだ。日本の焼くは右側がもっと複雑よ」 「あら、そうなの、おもしろいわね」 「私の苗字も漢字よ。ほら、こう書くの・・・・」 「xxxx(私に理解できない発音)さんていうのね」 「?あ、アハハ(照れ笑い)」 考えて見れば、中国の人が日本人が漢字を使うことを知らないことで、驚く必要もないですよね。知る理由がないもの。 私だってお隣の韓国の字が一つもわからないので、本当はコチュジャンを買おうと思ったのですが、ついに買えませんでした。それらしきビンには韓国文字が書いてあって、あとは英語やドイツ語でxx用ソースみたいなことしか書いてないから。 せめて、中国語で書いてあれば想像はつくのに。 タイの調味料も同じ。タイ語で何というのか、アルファベットで書いてなくて、xx用ソースみたいなことしか書いてないものばかりなので、カレーペーストぐらいしかわからないのです。 ま、そういうわけで、今回は黄金粉はあきらめて、家に残っている黄金粉でケーキを焼きました。 上に貼り付けたリンクのブログで紹介されている、くにまんがさんのレシピは本当に便利なんです。 不器用で失敗の多い私ですら、フワンフワンに焼けるのですから。 コツは全卵と砂糖をひたすら泡立てること。 ハンドミキサーでも十分ぐらい、メレンゲ状になるまで泡立てて、そこに黄金粉を入れてさらにミキサーで混ぜるだけ。 バターなしなので、冷えても硬くなりません。 苺クリームトルテ3 posted by (C)solar08 今回作ったのは、苺のクリームトルテ。レシピはドイツの御菓子の本から。 ついでにレシピを書いてみますね(型は直径26cm)。 ・まず、上で書いたようにして、スポンジケーキ(粉70g、卵3個プラス熱湯大匙半分(これはくにまんがさんのレシピとはちょっと違いますが、これでもできます)、砂糖70g)を焼きます。 ・水50gと砂糖50gを沸騰させてから、五本ぐらいミントの茎(もちろん葉がついたまま)を15分ほど漬けてミントシロップを作ります。 ・スポンジケーキにミントシロップをふりかけ、さらにレモン一個分もふりかけてしみこませます。 ・こうしてできたケーキ台を、ケーキ用リングで囲みます(今回のために、わざわざ買ってしまった) ・この上に苺500g以上を並べます。フライブルクの青空市ではいまだに、露地苺を売っています。私は1キロかったので、700gぐらいを並べるというよりも、盛りました。 ・レモンの皮(無農薬・ノーワックスのレモンを使う)をおろします。 ・生クリーム500gから750g(私は500g)に砂糖を好みの量入れて泡立て、これにゼラチンの粉とおろしレモンの皮をくわえて、さらに泡立てます(溶かさないでよいタイプの粉ゼラチンの場合。溶かすタイプのゼラチンなら、クリームの一部をあたためてそこに溶かしておき、さめてから加える)。 ・このクリームを苺の上に分厚く塗り、クリームが固まるまで冷蔵庫に保管。 ・残りの苺を輪切りにして固まったクリームの上に並べます。 ・ベリー類のジュース25gぐらいとそれに合うだけの量のゼラチンを混ぜた液体をそっとかけます(私は色々なベリーのソースをミックスして、リンゴジュースで薄めたものを使いました)。 ・冷蔵庫で冷やし固めます。 ドイツのトルテ類には、生クリームをゼラチンで固めて、薄いスポンジ生地の間にはさんだものとか、スポンジの上に分厚くのせてその上に果物を並べたりゼリーで飾ったものが、色々あります。 苺でなくても、季節のフルーツで作れるのではないかと思います。ただし、キウイやパイナップルはゼリーが固まらないので、使えませんが。桃とか杏でもよいかも。 下の写真は、同時につくったブラックベリーのタルト。 これはふつうの小麦粉とバターでタルト生地をつくり。 これにベリーと匙状のフワフワしたビスケット(シャルロットなどのケーキに使われる細長いクッキー)を砕いたものを並べ、クリームと卵とアーモンドパウダーと砂糖とジュースを混ぜたクリームを流しいれて焼いたもの。 ブラックベリータルト posted by (C)solar08 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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