テーマ:パンを焼こう!(15381)
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オタオタするばかりで、バゲットオタにはまったくなれない私ですが、ときどき野心がむくむくとこみあげます。
別にバゲットが特に好きでもないのに、 「若い日本の女性たちがこんなに上手に焼いているのに、なぜ、この年齢だけは重ねたわたくしにはできないのか」 それがくやしくてね、ときどき挑戦しては落胆するんです。 今回は「気泡とクープの達人」のお一人(達人はたくさんいらっしゃるので)、ハナさんが紹介してくださった通称「ジャックバウアー」のバゲットを実験してみました。 日本の達人たちと同じ粉が使えないのが残念す。 今回も、大量に買いすぎたフランスのタイプ65を2本分で200g使用しました。 勇気を出して(ではなくて、手がすべって)、加水率80%にしてしまいました。 前回のアップで書いた、店頭販売員の口八丁手八丁につられて衝動買いしてしまったフードプロセッサーで捏ねてみることに。 これには後悔しましたよー! ものすごく回転が速いので、一番遅くしても、プロセッサーを置いたテーブルがガタガタと振動し、酒ビンたちが揺れるので、数秒でスイッチを切りました。 数秒捏ねただけなのに、生地はヘラで十分捏ねた以上の状態。 これをボウルに移すのが大変、 この粉はタチが悪くて、生地がドロドロで、ベタベタくっつきまわるのです。 プロセッサーの隅々にへばりついた生地の量もかなりでした。 プロセッサーのニーダーの役を果たす刃(回転する)の軸棒の裏側に生地が入り込んで、それを洗い落とすのに、ものすごく長い時間がかかりました。 せっかく捏ねるのが数秒でも、洗浄がこんなに大変なんて、と一人で怒ってしまいました。 実演販売では、洗浄は助手が裏でするので、こういう手間の問題がわからないようになっているんですね。こんな当たり前のことに気がつかない自分がアホですが。 さて、なんとかボウルに移した生地は24時間冷蔵庫で一次発酵。 確かに一日後の生地からは泡がポコポコ。 室温に出すと、ますますプックリ。 ここからがまたたいへん。 生地の二分割ったって、柔らかベタベタすぎて、切れないのです。 成形もほとんど無理。指先でクルクル巻いただけ。芯を作るどころではありませんでした。 一時間(今日の室温は23度)二次発酵してから、さてクープ。 切るというよりも、押すになってしまいました。 ハナさんのリュスティックの写真を見ると、これに近いベタベタ生地でも、ナイフがスパッと表面に入っているのに、私がいくら切ろうとしても、切れないの。同じようにかみそりを使っているのだから、技術の差が歴然としているわけです。 それにクープを入れたとたんに、生地はベッと伸びて、クープの跡形もなくなったのです。 結果をお見せするのは、とても恥ずかしいのですが、まあね、気取ってもしょうがないから、見せちゃいますね。 24時間一次発酵のバゲット posted by (C)solar08 クープなしのナマコでした。 これは予想していたことですが、それでもカッコ悪いですねえ。 24時間低温一次発酵のバゲット断面 posted by (C)solar08 期待の気泡はこれまでで、一番開いたけれど、これも達人たちのにくらべると、まだまだ小さいのです。 でも、一番開いたってことは、24時間発酵は決して悪くはない方法だということでしょうねえ。 達人たちは、こういうベタベタ生地をどうやって成形し、クープぱっくり、気泡バッチリにしていらっしゃるのか、本当に知りたいです。 まさか粉、気候、オーブンの違いだけが原因じゃないでしょうしねえ(このせいにしたいけれど)。ドイツでだって、売ってるパンにはクープ開いているし。 ああ、やだやだと、切ったバゲットにアイリッシュバター(ディスカウンターで100円ちょっとよ)を塗って、やけ食いしました。 15歳のときから変わっていないサイズが自慢だったのに、こういうやけ食いのために、ウエストだけ1サイズアップしてしまった。 気晴らしにベランダに。 ベランダの秋ナス posted by (C)solar08 気温がすっかり下がったこのごろですが、真夏の乾燥がおさまったおかげか、ピーマン、ナス、窓辺のキュウリが今頃になって、たくさんの実をつけています。 九月のピーマン posted by (C)solar08 植物のみずみずしい生命力。毎日見ても飽きません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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