テーマ:食べ物あれこれ(50784)
カテゴリ:料理・パン焼き・菓子・食材
![]() アワ(ヒエ?、左)、ブルグール(上)、カラスムギのフスマ posted by (C)solar08 アワ(ヒエ?つまりは雑穀)、ブルグール、カラスムギ(オート)のフスマ(糠)などをエコショップで買ってきました。 ブルグールはデュラム麦(硬質小麦)を蒸して砕いたもの。同じデュラム麦でつくられたクスクスよりも、栄養価が高いそうです(殻の一部がついたままだからでしょう)。 トルコとかギリシャ料理でよく利用されるようですね。 フスマ(糠)は、穀物の殻、製粉とか精米で出る、産業廃棄物ですね。 昔、母が「戦争中は白米なんかなかなか食べられないので、フスマを食べたのよ、みじめだった」などと話していたのを思い出します。 でもね、健康食ブームの今では、このフスマは粉よりも値段が高いんです。 買って来たのはカラスムギ(オートミールのオート)のフスマ。糠というと、粉をイメージしますが、このフスマはあら引き。 アワ(今見たら、有機農業商品ではあるけれど、原産国中国って書いてあるので、少々ビビっています)は、菜食の本に出ていたグラタンにしてみました。 ![]() アワ(ヒエ?)のグラタン posted by (C)solar08 粟を下茹でしてから、野菜を軽く蒸したものと混ぜて、グラタン皿に並べ、チーズと卵とクリームを合わせたソースをかけ、表面にもチーズを散らして、オーブンで焼いたもの。つまりは、キッシュのフィリングみたいなものです。 ドイツの菜食の本では、雑穀やブルグールの利用法としては、さまざまなグラタン、ピラフ、または野菜との炒め合わせが好まれるようです。 あんまりワクワクはしないレシピです。 それで、ブルグールとカラスムギのフスマは、パン生地に入れることにしました。 うーんと黒いパンがつくりたくて、今回はライ麦の全粒粉100%にブルグールとカラスムギを混ぜ、キャラウエイ、亜麻の種も混ぜて天然酵母とイーストを混ぜました。 全粒粉は水分が通常よりもずーっとたくさん必要とする、と本に書かれていたので、右は粉の75%ぐらい、左は80%以上。それでも生地はふつうより硬めです。 ![]() フスマ+ブルグール入りのライ麦全粒粉パンの生地 posted by (C)solar08 予想どおり、水分が多い方が膨らみました。 といっても、ふつうの粉入りのように膨らむわけではなくて、あくまでよく噛み締めて味わう、まさにエコドイツパンです。 ![]() フスマ+ブルグール入りのライ麦全粒粉100%パン posted by (C)solar08 でも真っ黒なパンにはならないんです。市販のあのこげ茶のパンの色はどこからくるのかしら。モルト粉やモルトシロップを入れるそうですが、わたしが入れてもあんなに黒くはなりません。 でも、表面がガリっとしたのはうれしい。 パンは朝食に食べるだけなので、焼いたパンは5から7日かけて消費します。 こういう場合、天然酵母の全粒粉パンは、日もちがよいのと、日がたってもおいしいので助かります。このパンはできたてよりも、二日後の方が味がなじんでおいしくなっていました。 冬に農家の直売市のあちこちで見かけるのは、根パセリという根菜です(日本でも売られているみたい)。 ![]() 根パセリ posted by (C)solar08 これまで試さなかったのがくやまれます。 ふつうは、スープストックづくりに利用されるみたいですが、私はドイツにはない牛蒡のちょっとした代用にしています。 もちろん、根パセリは色は白いし、長く煮ると柔らかくなってしまうので、牛蒡そっくりではないのですが、それでもちょっぴりゴボウ気分になります。 ![]() 根パセリとヒジキその他のキンピラ posted by (C)solar08 それでやっぱりキンピラ。 このところ凝っているヒジキも入れて(子どもの頃には、「退屈な食べ物」と軽蔑していたヒジキですが、簡単に手に入らないとなると、おいしく感じるのだから不思議)。 ![]() 根パセリのサラダ posted by (C)solar08 根パセリは根セロリと同じく、千切りにしてサラダにできるのも便利。歯ごたえがあって、セロリ、パプリカ、千切りしょうがととてもよく合いました。 本物のヴェジタリアンにはなれないけれど、ときどきこうやって、肉・魚なし、野菜や豆腐、雑穀の食事をするのも、気分がいいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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