テーマ:パンを焼こう!(15474)
カテゴリ:料理・パン焼き・菓子・食材
![]() ビビアンさんのご本と本のレシピ+パナソニックオーブンで焼いたバゲット posted by (C)solar08 もつべきものは友だち。 東京の親友が、海苔、煎茶、おいしいお蕎麦その他もろもろの和食材を詰め込んだ大きな小包を送ってくれました。海苔やお茶や蕎麦はこちらでも手に入るけれど、やっぱりおいしい物にはめぐり合えないのです。これで今後一年はたくわえができました。 小包には、今、パンブロガーには人気のこの本も入っていました。 完璧なクープや気泡の入ったバゲットや、しっとりした山食をおつくりになっているたくさんのブログには、常日頃おじゃましていて、「私だけどうして作れないの」と自分の努力の少なさは忘れて愚痴っているのですが、その中でもパンブログナンバーワンと言われるビビアンさんが、作り方をすばらしい写真入りで詳しく紹介してくださる本が出たのです。 「ご本のおかげでバゲットがうまく焼けた」という多数のブロガーたちの感想を読んで、落ち着いてはいられなくなりました。 それで、ドイツから楽天に注文して、東京の親友の家に届けてもらい、彼女が食料と共に送ってくれたのです。 世の中には一日に何本もバゲットを焼いたり、何枚もロールケーキの生地を焼くほどの努力を重ねていらっしゃる方がおられるようです。 私にはそういうこだわりや熱心さはないのですが、それでも「実験してみたい」(食べたいわけではないんです)という好奇心が押さえられないんです。 それで、またまたオーヴンを買ってしまいました。 以前に「抱きしめたい、スチームオーブン」として書いたボッシュ社のスチームオーブンは、蒸し物もできるすばらしいオーブンなのですが、欠点は最高温度が230度であるところ。 ![]() ボッシュのスチームオーブン posted by (C)solar08 ブログやビビアンさんのご本を読むと、バゲットは320度とか300度で始めると書いてあって、これも試してみたくなりました。 20年前からあるビルトイン式のオーヴンでも300度になるのですが、予熱完了までに1時間もかかり、エネルギー効率が最悪なので、使う気がおきません。 パナソニックの「びすとろ」みたいなのはドイツにはありません。 それでも探して見つけたのが、パナソニックがヨーロッパで売っている電子レンジとオーヴン・グリルのコンビ機器、スチーム・プラス(Panasonic, Steam Plus)。コンベクション式のオーヴンは最高温度が300度。 ただし、せっかくスチームプラスなどという名前をつけているくせに、肝心のスチーム機能はどういうわけか、電子レンジ機能との組み合わせでしか使えないのが大きな欠点。ウーッツ ナショナルさん、なんで、なんで、日本のビストロのようなオーブンをこちらでは売ってくれないの? それでも、この300度に惹かれ、買ってしまいました。 通常価格は上のボッシュのスチームオーブンの半額なのですが、私は店で半年間、店でプロモーション用に使われた商品を、通常の半額で売ってもらいました(つまりボッシュのオーヴンの四分の一以下)。 ![]() パナソニックの電子レンジ+グリル+オーブン posted by (C)solar08(もうすぐキッチンを改造する予定なので、とりあえず洗濯機の上に置いてあります。脱水するときにオーブンも揺れます) でもって、ビビアンさんのレシピにかなり忠実に(全部ではない)したがって新しいオーブンで焼いたバゲットが↑の写真。 恐れ多くも、ご本と並べて撮影してしまいました。ちがいは歴然としているけれど、私としてはこれが最高なのよ。 ビビアンさんの本を開いて、「アッ」と思ったのは、まだ焼く前にクープを入れたときの写真です。 クープが斜線、\というよりも、ほとんど水平━に近いような、ちょっとだけ傾いた線が、一部がお互いに重なり合いながら、中央で直線をなすように入れられているのです。 私がこれまで入れていたクープは斜めに傾けすぎていたようです。 で、比較のために、これまでのクープの入れ方でボッシュのオーブンとパナソニックのオーブンで焼いてみました。↓の写真。ね、上のとちがうでしょう? ![]() ビビアンさんのご本を読む前にボッシュのオーヴンで焼いたバゲット posted by (C)solar08 わたくし、柔らかい山食は実は好きではありません(と思っていました)。 それでも、ハナさんとかKojikoさんが釜伸びがよくて、きめの細かい山食を紹介されているのを見て、焼いてみたくなりました。 これもビビアンさんのご本を参考に、元気よく見えたヨーグルト酵母の元種で、焼いてみました。 ![]() ヨーグルト酵母 posted by (C)solar08 ![]() 山にならなかった山食(ヨーグルト酵母) posted by (C)solar08 ヨーグルト酵母はへそ曲がりで、ふだん、冷蔵庫の中では元気なくせに、肝心なときには働いてくれず、釜伸びゼロ(または過発酵) だから山食じゃなくて角食になってしまいましたが、きめの細かさとしっとりさだけは実現。こんなフワフワパンが焼けたのは、長い人生で初めて。 ↓の写真はご本が届く以前に、生地をあまりよくこねずに、しかもまちがえて卵も入れて(だから釜伸びはいくらかした)焼いたもの。 山はあるけれど、目がつまっていて、フンワリ感もないんです。 ![]() ビビアンさんのご本を見る前に焼いた山食(卵入り) posted by (C)solar08 というわけで、ビビアンさんのご本とナショナルさん(パナソニック)のおかげで、パン焼きに光がほのかに見えてきた状態です。 でもね、今日、家にきた友だち、ドリスに言われました。 「あなた、パンばかり焼いて、本業はどうなったのよ」と。 マズイ、痛いところを突かれました。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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