テーマ:海外生活(7782)
カテゴリ:opinion
明けましておめでとうございます。
質素な雑煮 posted by (C)solar08 ドイツでは大晦日を祝って、正月はほとんど祝わず、週明けから仕事が始まります。 というわけで、昨日、大晦日の晩はクラブ(今じゃあドイツでもディスコとは言わずにクラブって言うんですねえ)やレストランはどこもパーティーで満員。劇場もどこも満席。 で、町の真ん中にあるビール専門の飲み屋に入ってみました。ここはクラブに行くには歳のいきすぎた人たち(つまりは25歳から90歳ぐらいの人たち、中心は中年の男女)でいっぱいでした。 DJがオールディーズやドイツの歌謡曲もまじえた中年向きの音楽を次々出してきて、客はテーブルの間の狭い空間で、踊っていました。これはこれで楽しいもんです(今日は脚が筋肉痛)。 早めに家にもどって夜中零時に町中で打ち上げられる花火(今年は家の前でも打ち上げる人多し)は窓やベランダから楽しみました。天空から花火についていた棒が突然落ちてきたのにはびっくり。刺されなくてよかったー! そして本日の元旦は? 世の中は静まり返っています(夜明けまで祝っていたから、みなさんまだ眠っているんでしょうね。私も10時に起きました) それで、まずは洗濯をしました。 日本では、元旦の朝にはお雑煮を食べたんだよなあ、と思いましたが、起き立てはやっぱりコーヒーとパンしか口に入りません(日本では和食の朝ごはんもすらすら喉を通るのに、不思議です)。 で、昼食はお雑煮。 実は年末に、東京の親友からすばらしいプレゼントをいただいたんです。 おいしい新そば(ちょうどお蕎麦が切れたところなので、大喜び)のほかに、ひじき、わかめ、海苔など貴重な和食材、そして玄米餅や乾燥小松菜まで!!! うれしかったー!たすかったー!友だちのありがたさをしみじみ感じます。 玄米餅と乾燥小松菜 posted by (C)solar08 今年はお餅なしのお正月だわ、とあきらめていたのですが、これでお雑煮だけはできました。 japanische Mochi aus Naturreis, gebacken posted by (C)solar08 粒粒が感じられる香ばしいお餅です。 鰹節と昆布でひいただしに大根と乾燥小松菜を入れたおつゆ。 実家のお雑煮は、いつも大根と小松菜だけで、子ども心には寂しくてシンプルすぎました。 今回もちょっと寂しいので、昨晩の「豚の赤ワイン煮」の残りを切って、トッピング(写真では見えないほど小さいです)。前にぴかままさんにいただいた乾燥柚子皮ものせました。 貴重なお餅なので、残りは冷凍。いつか食べたくなったときのため。 去年はプライベートでは何事もなく過ぎてしまいました。 仕事はちょっぴり。パンを焼いたほかには何も生み出していないことに、不満や良心のとがめを覚えます。 自分は何をしたいのか、自分は何をすべきなのか、手探りのまま、こんなに生きてしまいました。この分では、わからないまま終わりそう。 なにしろ不精だからね、「とりあえず本でも読んで」とうやむやにしている内に時間が過ぎて一年がたってしまうのです。 まあね、植物でも動物でも、生きるために生き、食べ、眠り、繁殖して終わるのだから、生きていられるだけでも、何事もないことだけでも、健康なだけでも幸せなはずなんですけれど、ついね、何かしなくては、とあせるんですね、いまだに。このアセリのために、この国まで来てしまったわけです。 さて、今年の抱負は?と聞かれても、何も浮かびません。 すっごいアイディアが浮かんで、おっもしろい物が書けたらいいんだけれどね。すっごいアイディアは、苦労してひねり出さなければ、簡単に湧いてくるわけではなさそうです。 じゃ、とりあえず、パンでも焼こうかしら。 いまだに調子の出ないクロワッサンとバゲットの完成をめざして。 昨年はこんなブログでもお読みいただいて、感謝しております。 今年もこんな適当な調子のブログですが、よろしくお願いします。 戦争のない世界になりますように。 熱帯林がこれ以上、こわされないように。 石油事故や金融危機を生み出すような企業をのさばらせないような仕組みができますように。 (などと他人事のようにほざいているだけでは何もよくならないことは承知の上で、あえてて願い事として)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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