テーマ:海外生活(7793)
カテゴリ:アウトドア
![]() 黒い森、カッペル posted by (C)solar08 私が住む、フライブルクは「黒い森」の町などと呼ばれることがあり、「黒い森」目当ての観光客(ハイキングやスキー)が国内外から訪れます。 「黒い森」(ブラックフォーレスト、フォレ・ノワール、シュヴァルツヴァルト)というのは、特定の森ではなくて、南西ドイツに南北にやく110km、東西に約60kmに連なる山脈のこと。 森が針葉樹林が多くて黒っぽく見えるから、「黒い森」なのか、ハイネがそう名付けたのか、、、、などなど説がありますが、どれが正しいことか。 黒いといっても、元々の森は針葉樹と広葉樹の混合林だったから、それほど黒っぽくもなかったはず。 けれども、中世の時代までに伐採(建材や家具材や薪木として)され、原生林はこわされてしまったそうです。 そのせいで、山崩れなどの災害が起こりました。 それを防ぎ、木材を得るために新たに植林されてできたのが、現在の「黒い森」です。つまりは黒い森は人間の手でつくられた人工林。しかも、生長がはやくてまっすぐな木材を得るために、ドイツトウヒやモミなどの針葉樹林が密に植えられたために、動植物が豊かにはすめない森になり、しかも大気汚染や酸性雨の被害を受けやすい虚弱な森になってしまいました。 これが認識されるようになって、最近ではブナなどがまじる混合林への転換がはかられている森もたくさんあります。 もう一つの特徴は、黒い森の山脈の斜面では、かつては放牧が行なわれたので、森と草地が混じる景観できあがったことです。つまりは穏やかな(野生的ではない)景観、ま、これはこれできれいですが、日本の野性的な自然になじんだわたしには、物足りないところもあります。 ![]() 黒い森、カッペル posted by (C)solar08 まあワイルドでないおかげで、気軽に散策できるという長所もありますけれどね。 山登りではなくて、ハイキング。 前にも書きましたが、BFの姉さんがカッペルという村に古い家を親戚とともに共有しています。いわばセカンドハウスで、泊まったり住んだりすることは一度もないので、あちこちの窓がこわれ、近所の子どもが石などを投げたり、たき火をして危うく火事になりそうになったり、トイレはバケツの水で流すなど、暖房は薪ストーブなどなど、住み心地が良いとはいえませんが、お天気のよい日に、ベランダでお茶をするには快適なところです。 昨日はここに、ケーキを持参で行き、テラスでいただきました。 ![]() ブルーベリー・カシスパイ posted by (C)solar08 フランスの市販のタルト生地を焼いてから、ブルーベリージャムとカシス(生)とデンプン粉と砂糖を軽く煮たフィリングを流したんですが、なんだかジャムを食べているみたいで、失敗作品。 ![]() プルーンのケーキ posted by (C)solar08 今が旬のプルーン。 農家の軒先で買ったのは、1キロ200円以下。 パウンドケーキに似た生地(ただしアーモンド粉入り)にプルーンをのせて焼きました。 こちらはいつもどおり、好評。 ![]() 黒い森、カッペル posted by (C)solar08 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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