テーマ:食べ物あれこれ(50674)
カテゴリ:料理・パン焼き・菓子・食材
日本が雪だらけで苦労なさっている一方で、こちらでは今年はいまだに本格的な冬になりません。
年末にちらっと夜中だけ零下になっただけで、その後は最低温度も零度以上、最高温度は18度がざらで、外ではクロッカス、レンギョウ、スズランが咲き、鳥がさえずる日が多くて、これではまるで四月のようです。 ドイツに30年前からおりますが、こんな冬ははじめてです。 ドイツで一番暖かいフライブルクでも、ふつうの冬は東京あたりよりはずっと寒いのが通常なのに(たまに1月に20度以上になったことはありますが)、このような暖かい日がずっと一貫して続くというのは経験したことがありません。 ま、個人的にはうれしいですけどね。凍り付いた道路をおっかなびっくり歩かないですむだけでも、雪かきの心配がないだけでも、ありがたいですが、このような暖かさが夏までつづいたらどうしようとは思います。 ![]() ジンジャーアップルティー posted by (C)solar08 このところ、ゆっくり地味に浸透している飲み物に、「Gingerverde」ジンジャー・ヴェルデというのがあります。 緑のショウガという意味みたい。 これはコスタリカの熱帯林再生、森林づくりをしている団体が起こしたプロジェクトで、コスタリカの森林の樹間でショウガを栽培して、そのショウガ汁とドイツで自然栽培されたリンゴ、オレンジジュースなどをミックスした飲み物。ショウガを森でつくるから、ジンジャー・ヴェルデなのかもしれません。 熱湯や水やソーダ水で3〜4倍に薄めて飲みます。 ジンジャーヴェルデはドイツ内の各市の薬局とかカフェで売られているのですが、ちょうどこのプロジェクトの事務所が我が家と同じ通りにあるので、1リットルだけ買ってきました。 たしかにおいしいけれど、値段が高いわ。一本10ユーロだから、日本円なら1400円。薄めて飲むといっても、あっという間になくなってしまいます。 それで、ショウガを600gぐらいまとめて買ってきて(残念ながら中国産ですが他にないので)、薄切りにしたものを500gぐらいの砂糖をまぶしてしばらく置いてから、シナモン、クローヴ、カルダモンも加えて、ひたひたの水で1時間ぐらい煮ました。 これを漉して、レモン2個の汁と蜂蜜を適当に加えて、ジンジャーシロップの出来上がり。 ショウガの薄切りはザルに広げて、今、暖房パネルの上で干しています。干し上がったら砂糖をまぶします。 ![]() ジンジャーシロップ posted by (C)solar08 これはとっても中身が濃いというか、詰まってますから、10倍ぐらいの水か熱湯で薄めてもピリッとしたジンジャーティーになります。 これだけでも良いのだけれど、ジンジャーヴェルデの真似をしたいのでね、できたシロップの半量はそのまま保存して、残りのシロップに、オレンジ2個の絞り汁、リンゴ3個をミキサーでおろしたものを加えて、一瞬だけ沸騰させました。これを漉して、ジンジャーヴェルデもどきのできあがり。 漉さなくても良さそうだけれど、やっぱりリンゴのすりカスが気になるので、漉した方がオシャレです。 リンゴとオレンジの汁で薄まってしまったので、薄めるのはせいぜい4倍程度。 熱湯で薄めたジンジャーティーをいただくと、体がほかほかになります。 それにしても、冬が来ないままこのまま春になったら、やっぱりちょっと気色悪いわ。 それとも、急にどかっとくるんだろうか。それもいやだな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014/02/16 11:04:30 PM
コメント(0) | コメントを書く
[料理・パン焼き・菓子・食材] カテゴリの最新記事
|
|