Galaxy S5(SCL23/SC-04F)用のLineage-17.1をビルドしてみた
SCL23/SC-04FでのLineage-17.1公式版での不具合と修正の仕方1)chargerモードに入るとリブートを繰り返しているchargerモードとは電源OFF後にUSBケーブルを刺すモード、つまり普通の充電モードこの時、カスタムROM内のカーネルとinit.rcなどルートファイルシステムのみで起動する2)ROM起動後USBを刺しても充電しない通知のLEDが点灯しないからoverlay以下のconfig.xml系ファイルの書き忘れかな?と思ったらそうでは無かった。3)他のROM(crDroid等)のklte版にカーネルを入れ替えても同じ現象になる4)強引に9.0をカーネルに入れ替えるとカスタムROMの起動には失敗するが、chargerモードはリブートせず、Powerボタンでアニメーション開始している。つまり充電を認識している。結論)本家lineageのカーネルソースがおかしい、defconfigに以下を追加する必要がある。+CONFIG_EXTCON=y+CONFIG_EXTCON_MAX77804K=ylineageソースのコメントには、イヤフォンを検知にするために外したと記述されている。→ソースのどこに手を加えているか、調べてないけど、当時のlineage本体のソースが未実装だけだったのでは?ダウンロードするファイルOptimized-LineageOS-17.1-V9-20211206-kltekdi.zipかOptimized-LineageOS-17.1-V9-20211207-kltekdi.zipTWRPは、twrp-3.5.2_9-0-kltekdi.img.tar を使用します。SC-04FとSCL23は、公式ではデバイス名は、kltekdiで一緒にされています(ソースでブートローダのデバイス名を調べて設定を変える仕組みが入っています)2012/12/06 ・proprietaryのRILがおかしかったので正常なROMからファイル抜出して対応・USBから充電OK、ChargerModeもOK・イヤフォンの認識もOK2012/12/07・selinuxがenforcingのままだとSCL23では/dataの認識がおかしい。SCL23用にselinuxをpermissiveに変更したらうまく動作した。SC-04Fではこんな現象が出ない。ちょっと不思議。公式との違い・SCL23でもDocomo(WCDMA)につながるように設定している(SCL23のSIMロック解除必要)・Optimized-LineageOS起動時のLED点滅が未実装Optimized-LineageOSはGalaxy S4専用のROMですが、S5でも少し書き換えるとビルドできます。※他にAFHに10.0でビルドされたものかな~と思ってHavoc-OS-v3.12-20210220-klte-Unofficial.zipをダウンロードして、SCL23/SC-04F用のカーネルに差し替えたらUSBチャージ、イヤフォン認識も無事動作しました。他にもカーネル差し替えだけでうまく動きそうなものありそうです。2021/12/09電源ON時にIMEIを認識しないことがある。CPU遅いのが問題?sc03e同様 /system/etc/init.d/20restart_rildを入れてみるか?#!/system/bin/shsleep 20 && stop ril-daemon && sleep 5 && start ril-daemon &lineage-17.1には/system/etc/init.dがあるのだが、Havoc-OSには/system/etc/init.dがない。作ったら自動的に動くかな?次ビルドするとき試してみる