2010/05/09(日)22:34
庚申塔
何、これ? 初めて気がついちゃった。
庚申塔っていうんだって。
奈良時代に、中国から日本に伝わった庚申信仰。
人の身体の中には三尸(さんし)という虫が住んでいます。
60日に1回、庚申(かのえさる)の日の夜、虫は体から出てきます。
そして、空に登って、天帝に、その人素行を報告に行きます。
あまり悪いことをすると天帝は怒って、その人を早死にさせてしまうのです。
それで庚申の日は、寝ないで三尸が体から抜け出さないように
見張っていました。
この寝ずの番を、庚申待ちっていうそう。
最初は厳かに過ごすのが習慣だったのが、平安時代には、2ヶ月に一回のおにぎやかなご宴会の日に変わっていったらしい。
庚申信仰は、庚申の年に庚申塔を建てることに決まってて、だから今たくさん庚申塔が残ってるってこと。
庚申塔に刻まれてる、チューリップかぶったみたいなおじさんは、庚申講のご本尊で三尸を押さえつけてくれる青面金剛(しょうめんこんごう)。
下にいるのは、三猿。
おじさんに、しがみついてるのは、誰かしら~?
青面金剛Tシャツ