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カテゴリ:映画
1953年に、東部のお嬢様大学へアメリカ西部から赴任してきた女性講師の話。
女性は戦争中は労働力として工場で働いていたが、戦後は家庭の主婦として良妻 賢母であるべきという社会通念であった。 東部のお嬢様大学は、上流階級の主婦を養成する学校。伝統の上に成り立ってい て、西海岸で起こりつつある新しい考えなんて拒否する保守的な学校だ。 そこに「女性も自分の意思を持って、生きていくべきだ」という女性の美術史講 師が赴任して、学生と溶け込むうちに自分の考えを伝える。 それが、保守的な学生、学生の家族、学校に反発される。この女性講師はいろい ろ苦労していくが... -------------------------------------------------------------------- 映画は上流階級の学園ドラマ風であり、1953年頃の上流階級の世界とアメリカの 社会状況の一部がわかって、おもしろいというより興味深かった。 東部のお嬢様大学は、ゴシック朝の建築様式でイギリスのパブリックスクールや 大学のおもむきがある。WASP(White Anglo-Saxon Protestant)の上流階級の典 型的なものだろう。1960年代のウーマンリブや公民権運動が台頭する10年前に、 このように女性の人権を考えるところが小さな火のようにくすぶっているという ところがおもしろい。 ほとんどの人は保守的である。今の生活形式や考え方を変えることはない。 良いことであろうが悪いことであろうが、変えることには努力を要する。 食べものや好きな音楽の嗜好はほとんど変わらないし、自分の考え方も変わらな い。右に傾いている人が、明日は左に傾き、あさってにはまた右に傾くなんてこ ともない。 一度刻印付けられた思考は、自分自身が変えようとするまで変わらない。 コンピューター技術は、数カ月おきに新しい話題が提供され、1,2年で常識が変 わることがある。それは、ソフトウェア技術やコンピューター素子技術におい て、発明や発見が繰り返されるためだ。またその発明発見のコストは、人的資本 がほとんどだから、他産業に比べて低い。バイオ関連も発明発見で大きく変わる が、しかし実験するための機械や研究室などの費用がかかる。 しかしビジネスの世界では、サービスを提供してお金を回収する対象が、そのあ まり変わらない人が対象なので、マーケッティングにどう対応していくかという ことが重要となる。どんなターゲットにどうサービスを売り込むか、またどのよ うに変化するか、、、、まだマーケッティングの入り口なので、正直よくわから ない。 とりあえず、自分を変えることからすれば、何かヒントが得られるかな。 女装でもしてみようかしら♪ それとも、ホームレスに扮してみようかしらん♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.04.15 14:08:10
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