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カテゴリ:映画
1975年頃のスウェーデンのコミューン(現代文明に背を向けて生きる人たちがみ んなで一緒に住む家)での生活と壊れかけている家族が溶け合う話。 このコミューンでは、夫が妻に暴力をふるうドメスティックバイオレンス、レズ ビアン、ホモセキュシュアル、ベジタリアン、フリーセックス、原始共産主義、 ドラッグ、家族の問題、いじめ、老人が1人で生きること、さまざまな主義と問 題が噴出しつつある。それを子どもの目でみると、「変な人たち」という言葉で 片付けられる。 それぞれの人たちが、主義主張が現実にはねかえされつつも、自分の生きかたを 探しつつ生きていく。汚いところもすべてさらけ出しているところが、すごくよ いと思う。 -------------------------------------------------------------------- コミューンと聞くと、ちょっと懐かしい気がする。 私より少し上の、50歳代の世代は、カリフォルニアやパリ、インド、イスラエル のキブツなど、いろいろな場所でコミューンを形成していた。 学園紛争やベトナム戦争などの強烈な主張をする人がいれば、消極的にベジタリ アンで生活したり、現代文明に背をむけて生きていく人たちが住んでいた。 1960年代後半からのヒッピーや原始共産主義がスウェーデンに流れ着いたのか な。時代のさまざまな問題点が、すべてこのコミューンに浮き出てきたのかな。 このコミューンは、「イージーライダー」でも出てきたし、最近の映画では 「ザ・ビーチ」でも出てきた。 その後どうしたんだろう?いま、こういったコミューンという話は聞かない? イスラエルのキブツぐらいは残っているんだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.04.28 21:33:10
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