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カテゴリ:映画
コラテラル collateral 巻き添え、見返り、付随 コラテラル・ダメージという映画があったが、民間人殺傷という意味だった。 こちらはシュワちゃんが、誘拐された家族を自分の力で救出するという話だった。 トム・クルーズが殺し屋を演ずるこの映画はよかった。 純粋な普通のタクシー運転手が、たまたま殺し屋の運転手にさせられてしまっ た。しかも一晩に5人殺すという。 実際にロスアンジェルスの夜の道を走っているようで、汚れたタクシーのウィン ドウから外を眺めたり景色などは、とても現実感がある。 殺し屋も殺しの哲学を語ったりして、不気味な雰囲気がある。トムクルーズには 優しく笑うようなシーンがなく、最高によかった。 ただラストまで引っ張って引っ張っていくのだが、ラストが少し残念。激しく終 わって欲しかったと思う。 ------------------------------------------------------------------- ただ、タクシー運転手のような目にあうのは結構ありうるのではないか? 殺し屋の片棒を担ぐことというのではなく、人生の選択をいまこの瞬間にしなく てはならないということが。 じっくり考える余裕があればいいが、瞬間的に自分の人生を大きく左右する選択 をしなくてはならない。10億ほどの株の売買を、数秒で判断しなくてはならない とか。犯罪に巻き込まれて、「ホルドアップ」という目にあるかもしれない。ま た、即決で契約をするかどうか決めなくてはならないとか。 いずれの場合も、情報は不十分であることがほとんどだ。その中で、直感的に大 きく左右する判断をしなくてはならない。そういう状況に遭うことは、人生のう ち何度かあるだろう。 そのときどうすればいいかは、日頃の準備と経験がものをいう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.07.15 02:27:06
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