|
テーマ:「ハウルの動く城」(329)
カテゴリ:What's up?
たまたま2時間ひま時間ができたので思い立って見てきました。
特にジブリ好きという訳でもないんですが、最近映画はよく見ます。 そういえば前回、「千と千尋~」は大阪で見たんでした。 確か帰りの高速バスの時間までまだ時間があるな・・・と思って映画を見始めたところ、何を勘違いしていたのか最後まで見たら間に合わないのに後で気づきました。アホでした。 ハクリュウが傷ついて帰ってきたあたりでやむなく道頓堀の映画館を出るというしょうもないことをしたので、今回はしっかりチェック。ということで上野セントラルへ。 やはり満員。5分前に入場したのですがギリギリでした。 事前の情報は、 ・主人公は老婆 ・城が動くらしい ・「二人が暮らした」城らしい 以上。 城やら魔法使いやらが出てくる時点で、ごくありがちなファンタジーものを連想しますね。事実、ファンタジーものでした。そして展開も、結構強引(?) そんな展開に対して直接的に驚かされると同時に、主人公の驚きを見てまた間接的に驚かされる、というのが定説ではありますが、主人公が落ち着いていて非常にたくましいので、奇妙なことに遭遇してもそれほど驚きを強くは感じなかったような感じ。 宮崎監督の映画のヒロインはみな一様にたくましいですよね(^-^;; 一応女性っぽさはみな備えているんですが、精神的に肝いりな方ばかりです。今回もご多分に漏れず。 前回のチヒロが、あまりに突拍子もなくてしかも両親がブタになるなど、すごく「突き放された絶望感」がずっと続いていて正直苦しかった。(しかも途中までしか見てない泣) それに対して、今回は随所随所に現れる風景・描写が素朴。 でもすごく懐かしいような、ほのぼのとしたような。 町の風景とか、自然とか、そういったものの描写がシンプルではあるけれどもすごくほっとさせられるのでした。 また、ストーリー自体もすごくシンプルであるので、身の回りでも「納得いかない!」というプチ批判も聞かれます。 宮崎アニメもいよいよ世界的にも期待され、我々の中でも「前作よりきっとすごいだろう」という内心の期待を非常に強く持っているのではないかと。 前回のチヒロがはなはだ突拍子もないというか、すごく不可思議な世界が繰り広げられていただけに、こういうシンプルなファンタジーは「見飽きている」のではないだろうか?と感じました。 批判するつもりはないです。そんなに新しいものなんてそうそうないし、ジブリ作品はストーリーに軸足を置いて勝負しているわけではないはず。 出演者の描写とか、心理的な変化をじっくり見せているところに我々は引き込まれている、のかなと思います。 あと風景描写。これはすごくいい。山に登ったときや海を見たときに感じる圧倒的な立体感がすごく気持ちいい。これは本物ですね! 賛否両論あると言われているようです。 自分が思うその原因は、事前に「どんな話の流れかを大まかにも想像できない」ところだろうと思います。 どんな映画でも、SFか恋愛か、くらいは想像できる気がするのですが、この「ハウル」を分類するならどこにするのだろう・・・と、帰り際に考えてしまいました。 アニメであるには間違いないが、アニメの中でも冒険ものなのか、恋愛か・・・? 今回のは、前者であるととらえて見に行った方がすごく多いのではないかな? でも実は、後者としての側面がすごく強く押し出されているために一種の「物足りなさ」を感じてしまっているような気がします。 ・・・すごくシンプルな結論と感想に収束させてしまうのは申し訳ない気持ちですが、この映画は恋愛映画なんだね。 そう思って見に行けば、すごく素直な気持ちでゆったりと楽しめるに違いないです。 ハウルの声役はキムタクですが、キムタクっぽさは気にならなかったので、よかった・・・。 でも声と口の動きに若干の違和感が。 とはいえそこまで合わせるのは、声優さんの仕事かはたまたコンテの仕事か?ディズニーは発音にあわせてクチの動きまでこだわっているそうですが、そこまでやるアニメって日本にはそんなにないですしね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 23, 2004 11:20:38 AM
コメント(0) | コメントを書く
[What's up?] カテゴリの最新記事
|
|