ロシアからの声

2008/12/09(火)21:35

不寛容

ロシアのこと(21)

あるアメリカのシリーズで「buraku」という知らない用語を聞いて、ちょっと調べました。正直、結果で驚きました。でも、私はこのことについて書くつもりがありません。ロシアには、「в чужом глазу соломину видеть, а в своём -- бревна не замечать」という諺がありますね。ですから、私はロシアの「бревно」のことについて書くつもりです。 現在のロシアには、差別問題がないと信じたいのですが、異民族、特にユダヤ民族とカフカス民族に対する不寛容があります。嫌いな民族ランキングの1位は、間違いなくユダヤ民族です。ソ連時代、政府の方針として、ユダヤ人は差別されていました。現在、政府の方針が変わったのに、敵意は根強く残っています。そして、ユダヤ民族と競合しているのは、ロシア人に「危険な人物」と見られるカフカス民族です。この不寛容は、スキンヘッドなどだけではなく、普通な市民の間にも広がっています。好例は、コンドポガ事件ですね。 多国籍な国であるロシアには、こんな不寛容は毒と思います。そして、排外主義は教育システムの失敗を示しますね。

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