2011/12/15(木)16:41
勝山織物&勝山健史さん
勝山織物の帯を見せていただく機会があった。
一番先に眼についたのを触っていると、
スタッフの方が「これは勝山健史さんの図案なんですよ」と‥
まさに、今日の私の目的は 秋山先生の《旋律》に合う、
黒い帯を探すことだったので
「勝山健史さんの黒い帯を探している」と話していると
ご本人が現れて‥ ヒャー、青天の霹靂~
「お、お写真を撮らせてください~(汗、汗)」
イメージしていた勝山健史さんは荒武者のようだったので
こざっぱりとカジュアルなブレザーで現れた健史さんを見て
お人違いかと戸惑ってしまいました。
マジマジ~と眺めてしまって(失礼しました!)
(あぁ、やっぱりご本人だ‥)と心の声
髪を切ったほうがよいと廻りの方たちに言われ
切ったそうですが、
荒武者のような健史さんも雰囲気があってよかったですよ
勝山織物は 昔から着物ツウの間では知られた老舗で
その帯は 軽く、着用皺も手で挟んでポンポンとたたくと
もとに戻るということで定評がある。
どの着物と合わせても着姿をあげてくれる。
古典柄に 勝山織物らしいスパイスを加えた洒落味が
信条でしょうか。
私の《ペルシャ人馬文》は健史さんのお父様の図案だと
聞いています。
あとの《葡萄唐草文》と《牡丹唐草文》もそれなりの場で
重宝しています。
1991年に勝山織物に入社した健史さんは
ご自分の信念に従って、今、長野県で蚕を育て、塩蔵繭からの
糸作りをされて独自ブランドを立ち上げられています。
今日、私が見せていただいて最後に絞った4枚の帯は
勝山織物の健史さん図案の帯で
どれも古典柄に健史さんらしい現代的なセンスを織り込んだ
大変洒落た素敵な帯で ひとつに絞るのが難しかったです。
で、結局、最初に思っていたのと全然違うのを
選びました。
時間とともにじわじわ~と迫ってきたのでした。
4枚の帯はどれもお気に入りだったのですが、
顔写りがよいのとそうでないのと、
雰囲気が合うのと合わないのと‥
とかがあるのですね。
その人らしさをアピールしてくれる帯があることを
恥ずかしながら初めて実感しました。
いただいてきたのは、年明けにはアップできるでしょうか。。