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今日は共感についてのお話です。
過去のブログでも で「共感」についてお話をしています。 ※『相手がとても喜ぶ話の聴き方~その1「共感編」~』 今日のお話は 先日開催した「コミュニケーション力向上・傾聴編」セミナー で起きたお話です。 内容は相手との信頼関係の構築を早める 「積極的共感」です。 受講者は15名でした。 皆さん初めて合った人たちです。 この「積極的共感」を身につけるには 実際に練習をしながら体験を積み重ね 経験につなげるのが効果的です。 つまり、 セミナーは野球でいうとバッティングセンター みたいなもので、ここで打てたとしても その後も、素振りを続けなければ 身に付かないスキルです。 セミナーでは、 スキルの解説をした後に 二人組になってもらいます。 そして、お互いコーチ役、クライアント役に なって練習をし合います。 テーマは簡単なもので練習時間も2~4分/1回。 この日のセミナーでは4回(テーマを変えて)同じペアで練習しました。 練習を重ねるごとに それぞれのペアに変化が起き始めました。 今日初めて合った相手に対して 簡単なテーマとはいえ 自身の内面を話すことには抵抗感があります。 しかし、練習を開始して小1時間(自分が話す時間は4回で9分)、 たった4回の練習で二人に変化が起きるのです。 その変化とは、 1回目は話が止まってしまうペアがあったり、 会場全体の感じは、全ペアがひそひそ話をしている感じです。 それが2回3回と重ねると、 いつもまにか会場全体が騒がしくなります。 つまり、 話す声のボリュームが上がり、 話が止まらなくなるくらいノっている感じです。 たった、4回9分間お互いに話を聴き合った だけでこれほどに大きな変化が現れます。 これが、 セミナー目的である 「他者との信頼関係」の構築方法です。 初対面の人と、この短時間で「信頼関係を結ぶ」 ことができた証です。 この感じを自らが経験することが、 大切なことであり価値のあることです。 セミナーでお伝えしている 「信頼関係の構築」とは 自分が相手に対して信頼関係の橋を構築する ことに重きをおいているのではありません。 では、いったい何を・・・・ 相手から自分に対しての信頼関係の橋を構築する ためにスキル「積極的共感」を身につけます。 このことが理解できていれば スキルの習得は難しくはありません。 相手(クライアント役)に何をすれば 橋を構築してくれるかが明確だからです。 それは至ってシンプル 話しを聴くだけです。 コーチ役の腕次第で相手(クライアント役)の 橋がどれだけ短い時間で構築されるのかが決まります。 コーチ役には3つのミッションを与えています。 1・相手が何を言っても無評価・無条件で受け入れる 2・うなずいたり、あいづちをうつ(だまって、無反応で聴かない) 3・相手の言った言葉を反復すること(オウム返しで良い) 以上の3つのミッションです。 これを数分の練習の間に行うだけです。 なのに、今日初めて合った人に心を開かせ 信頼関係の橋をかけさせてしまう。 これはすごいことです! 「積極的共感」は 強力なコミュニケーションスキルです。 これは「メタスキル」を呼ばれるもので、 「メタ」とは「~を超えた」という意味です。 つまり、スキルを超えたスキル。 ヒューマンスキル(人間力)と言われるスキルです。 練習中、3回目のテーマに 「最近楽しかったことはなんですか?」 がありました。 この練習をしている時に とっても話が盛り上がっているペアを発見! 見ていると、二人ともよく笑っていらっしゃる いや、爆笑に近い時もありました。 これが理由かと感じました。 コーチ役の方が上手に共感しているから ここまでクライアントは心を開き 表情からは安心しきった安堵感がただよっているんだと・・・ コーチ役の方がしていた共感は 実は3つのミッションに入れていない 高レベルな共感方法です。 それは、クライアントと一緒に笑うことです。 これは、最高の共感でありクライアント役にしてみれば 最高に嬉しいことです。 自分の感情を言葉を使わずに 一緒の表現方法で返してくれる これほど自分の気持ちを分かって くれたと感じることはありません。 最高の共感! クライアント側からの信頼関係の橋の 構築を非常に早めます。 クライアントが涙したら 一緒に涙してあげることが最高の共感。 クライアントの感情を受け取ってあげることです。 私がセミナーでお伝えしているスキルは プロのテクニックです。 カウンセラーやコーチ、他者の話を聴いて 解決する人が必須としているスキルです。 相手と早く信頼関係を構築するポイントは 「相手からの橋をかけさせること」 そして、そのスキル(方法)は 1・相手が何を言っても無評価・無条件で受け入れる 2・うなずいたり、あいづちをうつ(だまって、無反応で聴かない) 3・相手の言った言葉を反復すること(オウム返しで良い) ※特に反復すべきは「感情」のキーワード(例えば、嬉しい、美味しい、寂しいなど・・・) です。 特別難しい内容ではありません。 是非、お試しください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.11.17 22:59:38
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