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テーマ:コミュニケーション(38)
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今日はコミュニケーションスキル「沈黙」
のお話です。 よく伺うお話に 「沈黙」って苦手 とか 「沈黙」になると何か話さなくちゃと焦る など 他者との会話に生まれる「沈黙」 に対して恐れを持っている人がいらっしゃいますね。 今日のお話は 「沈黙は大切な時間だから邪魔しない」 です。 この「沈黙」とは 話が途切れてしまった「沈黙」ではありません。 相手が考えている時に生まれる「沈黙」です。 他者とコミュニケーション(会話)をしている時に 相手が考え込んで「沈黙」する時があります。 この時の「沈黙」は 相手が自分と一生懸命にコミュニケーション(会話) をしている最中ですので邪魔しないでくださいね。 相手が何か言ってくるまで待ってあげましょう。 私のコーチングセッションでは、 クライアントがよく「沈黙」します。 私は即答できない質問をするからです。 即答できる質問は、 常日頃、自分とコミュニケーションしている内容です。 ですので、思考に答えがあります。 私のコーチングセッションは、 深い気づきによる本質的な成長を支援するため 普段自分と会話していない側面からの質問をします。 例えば 「明日の仕事の予定はどうなっていますか?」 という質問は即答できる方が多いと思います。 それは、すでに自身で明日は何をするのか考えてあるからですね。 だから即答できます。 では、次の質問はどうですか? 「今、あなたの心は何色ですか?」 答えずらい質問ではないでしょうか。 自身の心を色に例えてみるなど 普段ほとんどしないコミュニケーションですね。 この時に 「沈黙」が生まれます。 この時間は 相手が自分と深くコミュニケーションしている時間です。 邪魔してはいけません。 私はセッション中、 過去に3分間沈黙するクライアントがいらっしゃいました。 部屋に二人きりで3分間の「沈黙」 部屋はシ~ンと静まったまま3分。 この時は私も大変に長く感じました。 心の中では 「大丈夫かな」 「どうしたんだろう」 「別の質問の方が良いかな」 など・・・ そういった不安や焦りの感情 を抑えながら クライアントが自身との会話が終わり 何か話してくるまでジッと我慢 と言い続けていました。 「沈黙」は30秒でもとても長く感じます。 でも、我慢してください。 忍耐です。 相手は一生懸命に 自身とコミュニケーションをしている最中です。 この「沈黙」が自身とのコミュニケーション力 の向上につながります。 子供や部下を育てたいとお考えの方は、 相手にとって良い質問(普段自身としていない側面の質問) をしてあとはジッと我慢です。 大切なのは、答えを言わせることではありません。 「沈黙」つまり、自身とコミュニケーションしている時間が 大切であり価値があります。 自身とのコミュニケーション力が高い方は、 他者とのコミュニケーション力も比例して高い方が多いですね。 自身の心の声をジッと待ち、 聴きとる力があるからです。 相手の心にも寄り添い ジッと待つことができます。 雑音の少ない場所で、 静かにご自身とコミュニケーションする時間を 数分でもいいですので作り、 それを癖にしてみてはいかがでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.11.26 00:16:06
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